2018.02.16 保険

受験シーズン真っ最中!頑張った先にある新生活の「保険加入」を検討

Text : 寺田 紀代子

受験シーズン真っ最中。受験生、ご家族の皆さんラストスパート頑張ってください。

大学や専門学校などは、合格発表が終わると喜びもつかの間、入学金の準備、新しいアパート探し、場所によっては原付や車の購入など出費がかさみます。ある程度の準備はしていても、卒業までの長い道のり、出費は少しでも抑えたいもの。

入学説明のときに勧められる、「大学生協の保険に皆さん加入されています」という声掛けだけで安易に契約していないでしょうか?すでに加入している保険と照らし合わせると、同じ補償に入っている場合が多いものです。具体的に見てみましょう。

学生総合共済の主な内容

全国大学生協共済生活協同組合連合会が運営している、学生総合共済保険(厚生労働大臣認可)を取り扱っている大学が多く、学部により別の共済制度に加入を促す場合もあります。今回は多くの大学で大学生協の学生組合員にお勧めしている学生総合共済を例にとってみました。
 
総合共済ですので、学生生活を考えて、4つのリスクを補償する保険になっています。
 
1.病気やケガを保障する「生命共済」
2.アパートや寮などの1人暮らしの火災や盗難に備える「火災共済」
3.日常生活の賠償責任を補償する「学生賠償責任保険」
4.扶養者が万一亡くなられたときに学資費用を補償する「扶養者死亡保障保険」

 
いずれも学生生活の万一に備える大事な内容です。が、すでに上記の万一をカバーできる保険に加入していませんか?
 
●生命共済
学生本人の病気やケガでの入院・手術、通院、万一の死亡・後遺障害に備えています。
入院保障は1日目から保障で日額1万円、手術5万円、通院は5日以上の通院で日額2000円、病気・事故による死亡が200万円など、充実した保障です。この内容で年間保険料1万2800円はとてもお手頃な保険料です。34歳までの人限定の保険料ですので、リスクが比較的少なく保険料を抑えることができるのでしょう。
 
しかし、ご家庭でお子さんの医療保険にご加入はないでしょうか? 地域により子どもの医療費が無料の場合もありますので、無料のうちは医療保険に入らない人もいますが、小学校、中学校卒業の節目に終身医療保険に加入している人も多いです。確認してみましょう。
 
また、出産と同時に学資保険に加入されている人。日額5000円の入院保障、日額3000円の通院保障がついている可能性があります。ただし、18歳で終了するパターンと22歳で終了するパターンがありますので、証券の確認が必要です。
 
●火災共済
洗濯機から水漏れをして大家さんに迷惑をかけてしまった、部屋に泥棒が入ってパソコンを盗まれたなど、1人暮らしのお子さんに対しての心配は絶えません。アパートの駐輪場から自転車が盗まれた、なんてこともよく聞かれます。大切なな補償です。
 
アパートを契約したとき、2年分の火災保険に加入していないしょうか? 
 
大家さんに対する賠償責任保険を借家人賠償責任保険といいますが、アパートの契約では加入が必須です。住むところを決めるのがまず先になることを考えると、入学手続きのほうがあとになるかもしれませんね。賠償責任保険は重複して支払うことができませんので、重複契約は避けましょう。
 
●学生賠償責任保険 
自転車で歩行者にぶつかりケガをさせてしまった、物を壊してしまったなど、日常生活における賠償責任を補償します。
 
この補償は、実家で加入中の自動車保険や火災保険に特約としてついている、「個人賠償責任保険」とほぼ同じ内容です。補償する範囲が別居の未婚のお子さままでと広いので、学生中に結婚しなければ、実家の保険で補償されます。特約がついているか確認しましょう。
 
ただし、学部により実習等が行われる場合は、特殊なケースもあり個人賠償の対象外となることもあります。十分確認してください。
 
●扶養者死亡保障保険
扶養者が病気や事故で亡くなられた、または事故で重度の後遺障害を被ったあと、在学期間中に納付する授業料・実習費・講義に必要な教材購入費用などを保障します。国立大学の2017年授業料は53万5800円円、4年で214万3200円です。国立大学でも負担は大きいですね。学費だけでも保障されると大助かりです。
 
それでも、多くの人は遺族保障として、お子さんが独立されるまでの期間、少し高額な死亡保障を手当てしているのではないでしょうか。また、学資保険に加入されている場合、大学卒業見込みの22歳まで養育年金がセットされているプランがあります。保険証券を確認してみましょう。
 

即決厳禁! 落ち着いてプロに相談を

入学手続きと入学準備は、限られた時間でたくさんのことに対応しなければなりません。流れ作業のように、あてがわれたものを受け入れてしまうものです。保険に関していえば、事前に資料がわたされるので、自宅のかかりつけの保険のプロに相談し、加入すればいいか、しなくてもいいか、アドバイスしてもらいましょう。
 
Text:寺田 紀代子(てらだ きよこ)
ファイナンシャル・プランナー、確定拠出年金相談ねっと認定FP、公的保険アドバイザー,株式会社 TSねっとワーク 取締役

寺田 紀代子

Text:寺田 紀代子(てらだ きよこ)

ファイナンシャル・プランナー、確定拠出年金相談ねっと認定FP、公的保険アドバイザー
株式会社 TSねっとワーク 取締役

3人の子育てをしながら、専業主婦・パート主婦を経て夫の保険代理店の手伝いへ。仕事を続ける中で、保険だけでは人生のリスクをまかないきれないことを痛感し、確定拠出年金や公的保険の勉強を始め、セミナー・個別相談などでお金にまつわる情報をお伝えしています。保険業務を中心におき、地域の皆様のお役立ちの為、ライフプランのご相談をお受けしています。ねんきん定期便を使い、公的保障をわかりやすく説明。個々のライフステージに沿ったアドバイスをし、夢ある老後を迎えるための目標設定をお手伝いします。
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