更新日: 2019.06.28 自動車保険
自動車保険の悩みはこれで解決! 自分が選ぶべき自動車保険のポイントを 手順ごとに紹介!!
そうやって自動車保険にかける費用が高くなっていませんか?でも、自動車保険比較サイトを見ても結局はどこに加入したら良いか分からないし。
安かったら補償が心配。調べれば調べるほど不安になって、そして結局はまた、面倒だから勧められた保険でいっか。の無限ループ。それ、保険基準ではなく自分基準で考えるとすっきり解決しますよ!
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手順1.まずは自動車保険の補償内容を知る!
自動車保険には、公道を走らない特殊な自動車を除いた、ナンバープレートのついた自動車全てに加入が義務づけられている自賠責保険(強制保険)と、任意で加入する任意自動車保険があります。
自賠責保険でカバーしきれない補償を確保する任意自動車保険。今回は、その任意自動車保険の説明をしていきます。任意自動車保険に特化した内容ですので、用語も自動車保険と置き換えて説明していきます。
自動車保険は大まかに分けると、「相手への補償」、「自分自身と搭乗者の補償」、「自分の車への補償」の3つに分けることができます。それぞれの補償を理解し、自分に合った自動車保険を見つけましょう。
「相手への補償」:保険料よりも優先するべき対人賠償・対物賠償
「対人賠償」も「対物賠償」も「相手への補償」として支払われる補償です。対人賠償は、自分が事故を起こした相手への補償、対物賠償は相手の車や事故を起こした建物や壁など物への補償です。
自賠責保険からは、傷害の場合最高120万円、後遺障害の場合最高4,000万円、死亡の場合最高3,000万円が支払われることになっています。
しかし自賠責保険だけの補償額では不十分です。足らない部分を自動車保険の対人賠償と対物賠償から支払うため、補償範囲は「無制限」とする場合が多いです。保険会社によっては無制限以外設定できないようになっています。
「自分自身と搭乗者の補償」
「自分自身と搭乗者の補償」には、「人身傷害補償」や「傷害補償」、「自損事故補償」などの名前がついています。車を運転中に事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりした時に、自分や一緒に乗っている人がケガをした時に補償される部分です。
自賠責保険は、相手に対する保険であることから、自分自身や搭乗者は補償されません。事故に巻き込まれた被害者の場合は、相手方の自賠責保険から補償されますが、自分が事故を起こした加害者になってしまった場合、補償されないことになっています。だからこそ、自動車保険で補償をまかなうことになります。
「自分の車への補償」
「自分の車への補償」を一般的な言い方にすると「車両保険」となります。単独事故を起こして車両が損傷した時、他の自動車と衝突や接触をして自分の車も損傷した時などに使える補償です。
加入している保険会社によって補償範囲は異なりますが、火災、爆発、盗難や最近多発する自然災害なども補償の対象となる場合があります。事故の大きさによって車がレッカー移動されたレッカー代や、帰れなくなりどこかに宿泊した場合の宿泊代が補償される場合もあります。
保険関係でよく出てくる言葉、「免責」とは?
保険契約によく出てくる用語ですので覚えておくと役立ちます。免責とは、責任を免れるということです。主語をつけたすとよく分かると思います。今回の自動車保険の場合ですと、保険会社が責任を免れることです。「免責金額」と表記される場合が多いです。
「免責金額5万円」との表記があると、5万円は自己負担でお願いします。という意味になります。
手順2:自分の家族構成、ライフプランを整理する!
自動車保険の用語の意味や補償内容をおおまかに理解した上で、次は自分自身の状況をきちんと整理します。ここをしっかりと整理しておくことで、自分に合った自動車保険を見つけられますので、しっかりと整理しましょう。
年齢
多くの自動車保険は、年齢によって掛け金が異なる仕組みになっています。免許を取ったばかりの若い人、高齢に近づく人ほど事故を起こす危険性が高いため、掛け金も高くなります。自動車を運転する人に合った年齢条件の補償を選びましょう。
時々、実家を離れた子供が乗るから。友達も使うから。と年齢条件を設定しない人もいらっしゃいますが、頻繁にそうであればかまいません。しかし、年に数回というのであれば、その都度面倒であってもその時に補償範囲を変更しましょう。
運転者の範囲
運転は本人しかしない。という場合であれば「家族限定」など運転者を限定することで割引になる保険会社があります。上記の年齢と同様に、他にも乗る可能性のある人が年に数回程度であれば、見直しの対象になります。
使用目的
日常的に車を運転する場合であっても、その使用範囲が買い物やレジャー、通勤・通学、業務と使用目的によって保険料が異なる保険会社もあります。買い物やレジャーといった使用頻度が少ない状態ですと保険料が安くなります。
また、使用頻度が少ないということは、走行距離にも影響します。走行距離が少ないと保険料が安くなる保険会社も存在しますので、ご家庭の車の使用目的もよくチェックしましょう。
今は買い物も通勤も車を使っているという場合であっても、見直すことで実は車よりも公共交通機関にした方が、駐車場もガソリン代もかからず大幅なコストカットにつながった例もあります。
手順3:ライフプランに合った補償がある自動車保険を見つける!
手順2をしっかりと整理することで、この作業はとても簡単なものになります。今はインターネットで簡単に自動車保険を見積もりできますので、手順2のご自身やご家庭に合った保険会社を見つけてください。
いくつかライフプランに合う保険会社が見つかれば、そこからさらに節約につながる方法をご紹介します。
ネット通販のダイレクト型自動車保険、代理店型自動車保険
最近はコマーシャルでもよくネット通販のダイレクト型自動車保険を耳にするようになり、気になっている人も多いのではないでしょうか?担当者が面前にいることで安心感が得られる代理店型自動車保険に比べ、不安を覚える人もいると思います。
一概にはいえませんが、ダイレクト型自動車保険よりも代理店型自動車保険が高い理由は人件費にあります。人件費を削減できる分、保険料を下げたり、事故の際の補償を手厚くできたりするメリットがダイレクト型自動車保険にはあります。
車両保険の見直し
車両保険は、乗っている車が古くなればなるほど見直しのチャンスです。新車の時は購入価格ほどの補償がついていても、年数が経過するほど補償金額も減っていきます。保険料を支払うより、万が一事故を起こした際は廃車を検討するか、自腹で直した方が良い場合もあります。
免責金額を一部設定して車両保険をつける方法もあります。自己負担分を設定しておくことで免責がない場合よりも保険料は安くなります。
最後に各保険会社の特典や割引を比較する
ここまでくると自分に合った自動車保険はかなり絞られていると思います。自分のライフプランに合っており、掛け金も納得できるものなら決定しましょう。同じくらいの内容で迷っているものがあれば、細かな特典や割引サービスに注目し、さらに自分のライフプランに合った内容の自動車保険を選んでください。
どうしても決められない時は、その会社の問い合わせ窓口に相談してみることもおすすめです。実際の声を聞き比較することで、ここなら任せられる保険会社に出会えるかもしれません。
TEXT:楽生暮
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター
ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)
金融・保険業界を経験後、現在はフリーでFPに関するライター業や講師業を行う2児の母。
自身でも株やFX、つみたてNISAなどの資産運用を行いながら、「楽しく生きて暮らす」をテーマに子育てや資産運用を書いたノンジャンルのブログも運営中。複数の収入の柱を持つことを提案し、実行している。
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