更新日: 2022.08.17 損害保険

お天気保険って知ってた? 雨が降ったら旅行代金が戻ってくるって本当!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

お天気保険って知ってた? 雨が降ったら旅行代金が戻ってくるって本当!?
お天気保険をご存じでしょうか。一定の条件を満たすと、旅行代金が戻ってくる保険で、多くの方が利用しています。
 
お天気保険を知らない方は初めて聞いたとき、「お天気保険って何? 対象や条件、保険料は?」「お天気保険を利用する際のメリットや注意点は?」など疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
 
お天気保険は条件や注意点などを知ることで、自分に合う保険か判断がしやすくなります。そこで本記事では、お天気保険の内容について説明していきます。
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お天気保険とは

お天気保険は、旅行先で一定時間雨が降り続けた場合に、代金の一部または全額が戻ってくる保険のことです。2006年4月の保険業法改正によって誕生した少額短期保険の一種です。国内旅行だけでなく、海外旅行に利用できる商品もあります。
 
ここでは、お天気保険の対象や条件について見ていきましょう。
 

対象

お天気保険は旅行先で一定期間雨が降った場合に、代金が返金される商品です。そのため、旅行に行く予定のある方が対象となります。
 

条件

一般的に、お天気保険は、旅行先で3時間・6時間・10時間雨が降り続いた場合に、代金の一部または全額が戻ってくる商品です。
 
滞在地付近の気象庁アメダスで、指定した時間すべてで雨(1時間あたり0.5ミリ以上の雨、雪、みぞれ、あられ)が降り続いた場合に返金されます。判定は旅行先などの最寄りに設置されている、気象庁アメダスにより行われます。
 
加入プランは保険会社で異なり、保険料は500〜1500円程度です。プランによっては、「旅行代金の~%」となっている場合もあります。
 

お天気保険に加入するメリット

お天気保険に加入するメリットは、代金の一部または全額が戻ってくることです。「雨で思うような旅行を楽しめなかった」という場合でも、旅行代金が戻ってくるため、別日程で仕切り直しができます。もしくは、戻ってきた旅行代金で別の場所への変更や、外食などの交際費にあてることもできます。
 
一定の条件をクリアする必要はありますが、雨で旅行代金が戻ってくるのは旅行者にとって大きなメリットです。
   

お天気保険のデメリット・注意点

お天気保険の特徴やメリットだけでなく、デメリットもあります。注意点もあわせて把握しておくことで、お天気保険を利用するか、より慎重に検討できるようになります。
 
ここでは、お天気保険のデメリットと注意点について見ていきましょう。
 

雨が降っても条件を満たさないと旅行代金は戻ってこない

お天気保険は、旅行先で雨が降れば、必ず代金が戻ってくるわけではありません。上記のとおり、「3時間」「6時間」「10時間」など、一定時間アメダスの観測で「雨」と判定される必要があります。対象時間のうち1時間でも雨と判定されなかった場合は、旅行代金は戻ってこないので注意しましょう。
 

プランによって保険料が異なる

プランによって保険料(加入料)が異なります。どのプランを選択するかで、戻ってくる代金の金額も変わります。また、加入はほとんどの保険会社で3日前までとしています。加入する際には、負担のない範囲でプランをしっかりと選びましょう。
 

旅行代金が戻ってくるまでに時間がかかる

お天気保険は、すぐに旅行代金の一部または全額が戻ってくるわけではありません。お金が戻ってくるまでに時間がかかります。
 
判定に日数を要し、宿泊日から2ヶ月や90日以内に連絡としている保険会社もあります。「旅行したその日に雨の判定が分かり、翌日にはお金が戻ってくる」といったスピーディーな展開ではありません。加入前に返金スケジュールを確認しておくとよいでしょう。
      

雨に備えられるお天気保険! 旅行代金をカバーできる

お天気保険に加入していれば、旅行先で雨が降り続いた場合に代金の一部または全額が戻ってきます。戻ってきたお金で、旅行の仕切り直しが可能です。対象時間にアメダスの観測で雨判定が必要になるなどの条件はありますが、旅先での雨に備えられます。
 
また、お天気保険は旅行のほかにゴルフ場や結婚式場でも加入できるところがあります。これから旅行などイベントを予定している方で雨が心配な方は、お天気保険を検討してみるとよいでのではないでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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