更新日: 2023.01.10 自動車保険
車の維持費は結構高い! 維持費の内容と任意保険の見直しなど節約ポイントを紹介
この記事では、車の維持費と節約方法について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車の維持費には何がある?
まず、車の維持費には何があるかを見ていきましょう。
税金
・自動車税
自動車税は毎年4月1日時点で車の所有者にかかる税金で、税金額は車種や排気量、用途、所有年数によって異なります。
・自動車重量税
「自動車重量税」は自動車の用途区分や重量、経過年数に応じて課税される税金です。車の新規登録時と、車検時に有効期間分をまとめて先払いします。
保険料
・自賠責保険
自賠責保険料は、すべての自動車やバイクを所有している人に加入が義務付けられています(強制保険)。金額は法律で決定され、車検時に次の車検までの分をまとめて支払います。
・任意保険
「任意保険」は加入義務でなく、任意で加入する自動車保険です。自賠責保険では補償されない交通事故などに遭った場合、保険金や賠償金の支払いを補償してくれます。
メンテナンス費用
・車検代・法定点検代
車検は法律によって義務付けられた法定検査です。新車購入から3年後、その後は2年ごとに保安基準を満たしているかを検査しなければなりません。
一方、法定点検とは、道路運送車両法で定められた定期的に行う点検のことをいいます。普通車・軽自動車の場合、 1年点検と2年点検があります。費用は車の状態、車種、車検を受ける場所(業者)によってもさまざまです。
・修理代
交通事故を起こさなくても、日常的に動かす部分は故障しやすく、修理が必要になることがあります。
・消耗品の交換費用
走行しているとタイヤが摩耗していくため、定期的にタイヤを交換する必要があります。
走行費用
走行費用には、ガソリン代、高速道路料金、駐車料金などが含まれます。ガソリン代は、車種や走行距離、相場によっても大きく変わり、車に乗った分だけ発生する費用のため、維持費のなかでも割合が高くなります。
駐車場代
車の保管場所として駐車場が必要です。自宅の敷地に駐車できる人以外は、毎月発生する費用です。
維持費のうち節約できる部分
維持費をおさえられるのは任意保険料・ガソリン代・車の選び方・運転の仕方などに限られます。
●任意保険の契約内容を見直す
●ガソリンスタンドの会員割引を使ってガソリン代を節約する
●維持費の安い車に変更する
●長距離移動は公共機関を使う
●徒歩圏内は車を使わない
任意保険の選び方
任意保険の選び方で、維持費をおさえることができます。自分が必要とする保障は何か、自分が何を重視しているのかをしっかり把握してから加入する保障を決めましょう。
自動車保険には、次の2種類があります。
●代理店で加入する「代理店型」
●インターネットを使って加入する「通販型(ダイレクト型)」
通販型は代理店手数料や人件費などのコストをおさえられるため、保険料が比較的リーズナブルになります。しかし、安さだけにとらわれず、補償内容や口コミなども加入する際にしっかりチェックしましょう。
まとめ
車の維持費と自動車保険について解説しました。維持費の支払いが苦しい場合は手放す方法もありますが、仕事や生活のためにどうしても車が必要であれば、削れるところは削っていきましょう。保険の見直しやガソリン代の節約など、無理のない範囲で維持費をおさえるようにしましょう。
出典
国土交通省 自賠責保険(共済)とは
国土交通省 車の維持費の内訳について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部