更新日: 2023.06.02 その他保険

保険相談窓口は無料がよくあるけど大丈夫なの? 店選びのポイントと注意点は?

保険相談窓口は無料がよくあるけど大丈夫なの? 店選びのポイントと注意点は?
保険にはたくさんの種類があるため、どれに加入したらいいか迷ってしまうという人にとって、頼りになるのが多様な保険商品を紹介してくれる無料の保険相談窓口です。しかし、なぜ保険相談窓口が無料で運営できているかを知らないと、「別途手数料を取られるのではないか」と不安を感じてしまう人もいるでしょう。
 
そこで、この記事では無料の保険相談窓口の仕組みと、利用する際のポイントや注意点を紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

無料でも運営できるのは保険会社が手数料を支払っているから

結論からいうと、無料の保険相談窓口が運営できるのは、保険会社から手数料をもらっているからです。保険相談窓口では保険商品への加入を検討している顧客が、実際に契約まで結んだ場合に契約した保険会社から一定の手数料をもらえる仕組みになっています。手数料についてはあくまでも成功報酬制であり、相談を受けただけでは保険相談窓口の収入にはなりません。
 
また、成功報酬制とはいっても、契約後にあまりにも短い期間で顧客からの解約申し込みがあった場合には、保険会社から保険相談窓口側に対しペナルティーが課せられる契約になっているケースが多いです。
 
つまり、「顧客のニーズよりも売りたい保険商品を優先して販売する」といった行為は、保険相談窓口側は自らの首を絞める事態になりかねません。そのため、相談に来た顧客に対して親身になって相談に乗り、最も適した商品を紹介する必要があります。
 

注意点1:心配している内容やライフプランを明確にしておく

保険商品の種類はとても多く、それぞれに特徴があります。同じように見える保険商品であっても特約の中身が違うなど、細かな部分で異なることも多いです。自分に適した商品を紹介してもらうためにも、相談をする前に「自分が抱えている不安」について分析しておくことが重要になります。具体的には、「どれぐらいの保障が必要か」「保険料は毎月いくらまでなら払えるか」といった点です。
 
仮にそれらの具体的なイメージが湧かない人は、保険相談窓口で試算してもらえることもあります。ただし、その場合でも子どもの数やライフプランなどを問われる可能性が高いので、一度自分が描く人生設計について確認しておいたほうがスムーズです。
 

注意点2:紹介してもらえる保険商品が必ずしも自分にとってベストな選択とはかぎらない

保険相談窓口では現在の状況や将来のライフプランなどから、自分に適した保険商品を紹介してもらえます。しかし、勘違いしてはいけないのは、保険相談窓口で扱っている保険商品はすべての種類を網羅しているわけではないということです。保険相談窓口では、契約が成立した際に手数料を支払ってくれる保険会社の保険商品のみを取り扱っていることを忘れてはいけません。
 
どの保険会社と契約を結ぶかは、それぞれの保険相談窓口で異なります。そのため、同じ条件で相談をしても、保険相談窓口によっておすすめしてくる保険商品が違うというケースも少なくありません。紹介された保険商品に対して、納得がいかない場合には他の保険相談窓口で相談してみるのもひとつの方法です。
 

基本的に相談手数料は無料! 悩んでいるなら相談してみよう

ほとんどの無料の保険相談窓口は、契約が成立した際に保険会社側から支払われる手数料で運営されています。相談自体は無料で受け付けているケースがほとんどなので、どの保険に加入したらいいか悩んでいる人は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
 
ただし、紹介してもらった保険商品が必ず自分に適したものであるとはかぎらないため、自分でも保険商品の情報収集を怠らないようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集