更新日: 2023.10.02 生命保険

「生命保険に入りなさい」と母に言われました。20代で生命保険は必要ですか?

「生命保険に入りなさい」と母に言われました。20代で生命保険は必要ですか?
「お母さんから、生命保険に入りなさいって言われたけど、20代で加入するのは早くない?」「生命保険で備えられることって、どんなことか分からない」と思う人もいます。20代での生命保険加入は決して早くなく、自分に合った内容であれば加入するとよいでしょう。
 
本記事では、生命保険にはどのようなものがあるか、20代で加入するメリットはあるかについて解説します。20代で生命保険に加入すべきかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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20代に必要な生命保険

生命保険と聞くと、死亡時に保険金がもらえる保険だとイメージする人もいます。そのため、20代で加入する必要はないと思われるでしょう。
 
しかし生命保険とは、けがや病気に備えられる医療保険、将来のための資産形成ができる個人年金、子どものための学資保険など、20代に必要なものも多数あります。本項では、それぞれどのような生命保険であるか解説します。
 

けがや病気に備えられる生命保険

けがや病気に備えられる生命保険には、医療保険、がん・特定疾病保険、就業不能保険などがあります。
 
医療保険はけがや病気で通院や入院をした際に、がん・特定疾病保険はがんや特定の病気にかかったときに給付金を受けとれます。治療費や入院費などを支払える貯蓄がなくても、給付金があれば安心できるでしょう。
 
就業不能保険は、けがや病気で働けなくなったときの収入減に対応できる生命保険です。働けなくなると収入が減ってしまいますが、就業不能保険に加入しておけば給付金を生活費として利用できるでしょう。
 

将来のお金を備えられる生命保険

将来のためにお金を備えたい人には、個人年金保険や学資保険があります。個人年金保険は若いうちから自分の老後資金を蓄えられる保険商品です。個人年金保険料控除も使えるため、節税にもつながります。
 
学資保険は、子どもの学費用のお金を貯めておけます。学費だけでなく、子どもの結婚資金を貯められたり、親(契約者)の死亡に備えられたりなど、保障内容はさまざまです。20代で結婚の予定がある、またはすでにお子さんがいる人は、学資保険への加入も検討しましょう。
 

死亡に備える生命保険

死亡に備えられる生命保険として、死亡保険、養老保険があります。死亡保険は、死亡または加入している保険によっては高度障害状態になった際、家族に保険金が給付されます。養老保険は死亡に備えつつ、老後の資産形成ができる保険です。満期時に生存していた場合、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れます。
 

20代で生命保険に加入した方がよい理由

公益財団法人 生命保険文化センターが実施した「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、20代の生命保険の加入率は、男性が58.5%、女性が59.9%でした。20代で加入している人は男女ともに過半数を超えています。
 
なぜ、20代で生命保険に加入するとよいのでしょうか。本項では、20代で加入すると得られるメリットについて解説します。
 

安い保険料で加入できる

20代は病気や死亡といったリスクが低いとの理由で、若いほど生命保険料が安く設定されています。加入時から保険料が変わらない終身タイプの生命保険に加入しておけば、年齢を重ねてから加入するよりも一生涯に払い込む保険料の総額が少なくなる傾向です。
 

選べる生命保険が多い

生命保険の中には、持病等があると加入できなくなるものも増えてきます。しかし持病などが比較的、まだ少ない20代で生命保険へ加入すれば、選べる保険が多いでしょう。
 
持病などがあっても加入できる生命保険はあるものの、保険料が高い傾向にあります。生命保険会社に対して告知すべき持病がないうちに加入するとよいでしょう。
 

生命保険の内容を知り20代から加入を検討しよう

生命保険には、死亡時だけでなく病気・老後・子どもの学費など、さまざまな保障を受けられます。20代であっても、もしものときに保険金を受け取れると安心できるでしょう。
 
20代で生命保険への加入は早いと思う人もいます。しかし病気で働けなくなったときや将来のための貯蓄などができる上、若いときに加入するメリットもあります。自分に必要だと感じたら、20代のうちから加入を検討してください。
 

出典

公益財団法人生命保険文化センター 令和元年度 生活保障に関する調査
国税庁 No.1140 生命保険料控除
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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