自動車保険を比較していますが、車両保険が高いです。200万円のクルマは200万円で設定するのでしょうか?
配信日: 2023.10.18
そこでこの記事では、車両保険に加入するメリットとデメリット、車両保険に加入する場合には設定金額はいくらにするべきなのか、詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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そもそも車両保険とは?
車両保険とは、自動車保険における補償のひとつです。車両保険に入っておくと、車が事故や盗難、いたずらなどで損害を受けてしまった場合に、修理費用の補償が受けられます。たとえば、車同士の事故や車に落書きをされた、車を盗まれた、当て逃げされたなどの場合です。
注目するべきポイントは、車両保険は他者の過失だけでなく、自分の過失による事故や、自然災害も補償範囲に含まれるということです。そのため、これらの事故や災害による車の損傷が心配な人は、加入した方がよいでしょう。
一方、車両保険に加入すると自動車保険の保険料が高くなってしまう、というデメリットがあります。具体的にどの程度、高くなるのかは車種や年齢、補償内容などによって異なりますが、車両保険ありだと保険料が倍近くになってしまうケースも多いです。
多少、車に傷がついても気にならないという人や、貯金が充分にあるので補償を受けられなくてもよい、という人は加入しない方が経済的なメリットが多い可能性もあります。また、中古車の場合、車両保険が数十万円程度しか設定できないことがあります。その場合は補償額も少なくなるので、保険に加入するメリットを感じられない人もいるでしょう。
車両保険はいくらで設定するべき?
それでは、車両保険は一体、いくらで設定するべきなのでしょうか。車両保険の保険料は、加入する車の時価相当額にもとづいて設定されます。そのため新車を200万円で購入した場合の設定金額は200万円です。この額には、車の本体価格だけでなく、カーナビなどの付属品も含まれます。
ただし、新車で購入して数年後に契約を更改する場合には、車の時価が下がるために設定金額も安くなります。設定金額が下がると、受けられる補償額も少なくなるため、一定期間は時価が下がっても同じ補償を受けられる特約制度を設けている保険会社も多いです。
200万円で中古車を購入した場合には時価がそれより安くなることが多いため、設定金額も200万円より低くなります。また、業務用車両のように特殊な車両の場合には、時価額が通常よりも高額になることもあるので注意しましょう。
車両保険の保険料は保険会社が提示する範囲で選びます。そのため、予算額に応じて複数の自動車保険をよく比較し、自身に合ったものを選ぶことが大切です。
車両保険が高すぎると感じる場合は必要かどうかをよく考えよう!
車両保険は自動車保険に加入する際に、必ず加入しなければならないものではありません。そのため、高すぎると感じる人は、自動車保険に加入しても、車両保険には加入しない、という選択肢もあります。
また、各保険会社によって保険料の額や提示する金額の範囲は異なります。そのため、より安く加入できる車両保険がないか調べてみるのもおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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