更新日: 2024.02.13 自動車保険

車検で自賠責保険に入っているなら、任意保険は「対物保障のみ」でも十分でしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

車検で自賠責保険に入っているなら、任意保険は「対物保障のみ」でも十分でしょうか?
自動車保険には自賠責保険と任意保険と呼ばれる2種類があることは、ご存じの人も多いでしょう。しかしその2つの違いを明確に説明できる人は少ないかもしれません。
 
簡単に言えば自賠責保険だけでは不十分なので、任意保険も加入するのが一般的です。本記事では自賠責保険と任意保険の違いや、任意保険ではどの補償を補填したらよいのかを解説します。車を持っている人は、参考にしてください。

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自賠責保険と任意保険の違い

車の自賠責保険と任意保険の違いは以下のとおりです。
 

●自賠責保険は法律で加入が義務付けられている強制保険。任意保険は加入が自由。
●自賠責保険の補償は相手の傷害・死亡・後遺障害のみ。任意保険には制限はない。

 
上記の点から任意保険は自賠責保険でカバーできない補償や、不足している補償金額を補填する意味が大きい保険であることが分かります。
 

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任意保険が必要な理由

自賠責保険だけでなく、任意保険が必要な理由としては以下の2つがあります。
 

●自賠責保険では対応していない補償がある
●自賠責保険では高額な賠償金に対応できない

 
自賠責保険の趣旨は、交通事故の被害者を救済するために、加害者の負担を軽減するものです。そのため、補償範囲は対人補償に限られ補償金額も最低限度なので、任意保険の加入がなければ保険として十分とは言えません。
 

自賠責保険では対応していない補償がある

自賠責保険の補償内容は以下のとおりです。
 

●傷害による損害:1名につき120万円が限度
●後遺障害による損害:1名につき4000万円が限度
●死亡による損害:1名につき3000万円が限度

 
一方で、任意保険が補償する上記以外の損害は以下のとおりです。
 

●対物賠償:他人の車両や物を壊した場合の賠償
●人身傷害保険:自身や同乗者の死傷による治療費や休業補償
●搭乗者傷害保険:自身や同乗者の死傷に対する定額補償
●自損事故保険:自損事故による自身や同乗者の死傷に対する補償
●無保険車傷害保険:相手が無保険や特定できない場合における自身の死亡・後遺障害の補償
●車両保険:自身の車両の修理費などの保証

 
任意保険は自賠責保険にない対物補償で十分という考えもありますが、対物以外にも多くの補償をつけることができます。任意保険は対物賠償だけでなく、幅広い補償と適切な補償金額を考慮して検討しましょう。
 

自賠責保険だけでは高額な賠償金に対応できない

任意保険が必要な理由として、自賠責保険の補償金額には上限がある点が挙げられます。自賠責保険の補償金額は、すべてにおいて上限が定められています。しかし、同じ補償でも任意保険ではすべて無制限まで補償金額を上げることが可能です。
 
特に人身事故で相手が亡くなった場合は、賠償金額が1億円のケースもあります。これを考えると自賠責の補償金額では不足する可能性が高く、任意保険での補填が必要であることが分かります。
 

自賠責保険にはない任意保険の特約

任意保険には自賠責保険にはない補償以外にも、以下の特約やサービスがあります。
 

●示談交渉:被保険者に代わって保険会社が相手方との示談を行うサービス
●ロードサービス:車両に関するトラブルに対応するサービス
●弁護士費用:損害賠償請求をするための弁護士費用、弁護士への法律相談費用の補償

 
また、任意保険では個人賠償責任の補償を自由に組み合わせられるのも、自賠責保険にはない特徴です。
    

自賠責保険は最低限度の補償なので、より安心できるよう任意保険に加入しよう

自賠責保険は被害者救済のための保険なので、補償金額にも限度があり、補償範囲も対人賠償に限られています。しかし、交通事故を起こした場合、相手だけでなく自身や搭乗者、自身の車両にも被害があるケースが少なくありません。
 
それを考えると、自賠責保険だけでは事故による被害をすべてカバーしきれません。任意保険は必須の保険と考えて、十分な補償にしましょう。
 

出典

国土交通省 限度額と保障内容

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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