車が突然動かなくなった! 「車の保険」で提供される「ロードサービス」はどこまで無料で利用できる?
配信日: 2024.02.17
本記事では、そんなロードサービスがどこまで無料で利用できるのか、有料となるのはどのようなケースかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車の保険につく無料ロードサービスとは?
ロードサービスは、加入している車の保険やJAF(日本自動車連盟)などが提供しており、依頼の連絡をすれば作業スタッフが現場まで駆けつけて、トラブルに対処をしてくれます。車の保険に付帯しているロードサービスの場合、基本は無料で受けられますが、内容によっては料金が発生するケースもあります。
多くの場合、以下のような無料ロードサービスが受けられます。
・レッカー移動
・落輪の引き上げ
・バッテリー上がりで停止したエンジン起動
・パンクによるスペアタイヤの交換作業
・ガス欠時の給油対処
・キーの紛失または閉じ込みのカギ開け対処
・オイル漏れの点検や補充
・オーバーヒート時の冷却水補充
・ホイールのボルト締め
・ライト故障によるバルブの交換作業
ただし、無料対象のロードサービス内容は保険ごとに異なり、無料で対応できる範囲や上限が、各保険で設けられています。加入先の保険を調べると、無料で受けられる補償基準の詳しい内容が分かるので、チェックしてみましょう。
ロードサービスが有料になるケースとは?
車がトラブルを起こした場所や内容によっては、無料と定められた範囲を超えてしまう場合もあり、超過した分は有料となります。また、部品の交換や補充サービスの場合、無料となる内容は「作業」である場合が多く、必要な部品は実費負担となるケースがあります。
なお、トラブルの内容によっては、加入している保険会社のロードサービスでは対応困難な場合があり、そういった場合は、非会員でも利用できるJAFなどへの依頼が必要となる可能性があります。
対応困難と判断されるケースとして、雪道でのスタックがあげられます。
JAFであれば雪道でのスタックも対応してもらえますが、非会員の場合、作業料金と基本料金が必要になります。JAFのホームページによると、作業料金は1万3130円からで、基本料金は時間によって変動しますが8時~20時だと8380円、20時~8時だと1万480円です。
ロードサービスが無料で利用できる範囲は加入している保険商品ごとに異なる
車のトラブルに対応してくれるロードサービスは、加入している車の保険に付帯している場合が多く、保険会社が定めている範囲内であれば無料で利用が可能です。
保険会社ごとに無料の範囲が異なるため、加入している保険のロードサービスがどこまで無料で受けられるか、補償基準の詳しい内容を確認しましょう。保険会社のロードサービスだけでは足りないと思う場合は、会員制ロードサービスへの加入を検討してみるのもよいでしょう。
出典
一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) ロードサービス料金表・作業工数表
一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) ロードサービス内容
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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