更新日: 2024.08.30 その他保険

大樹生命は実際どうなの? メリットとデメリットを徹底解説![PR]

大樹生命は実際どうなの? メリットとデメリットを徹底解説!
大樹生命は、2019年4月に「三井生命保険株式会社」から社名変更し、現在は日本生命グループの1つです。そして、創業時に初代社長団琢磨が、国民に奉仕するという目的を持って掲げた「いつの時代も、お客さまのためにあれ」という経営哲学を今も受け継いでいる生命保険会社です。
 
テレビCMなども流れているため、興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
 
大樹生命の保険加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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大樹生命の概要

大樹生命の概要は、図表1のとおりです。

図表1

社名 大樹生命保険株式会社
本社所在地 〒135-8222
東京都江東区青海1-1-20ダイバーシティ東京オフィスタワー
大代表電話番号:03-6831-8000
設立年月 1927年3月5日
従業員数 1万1825名(うち営業職員7350名)
営業拠点 支社:63、営業部、営業室:442

大樹生命「大樹生命の概要」を基に筆者作成

大樹生命は、2016年4月に経営統合により日本生命グループの1社となりました。現在も筆頭株主である日本生命保険相互会社は、発行済み株式数の85%を保有しています。
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大樹生命の沿革

大樹生命の沿革は、以下のとおりです。

図表2

年月 内容
1914年4月 銀座街の商店主たちが主な発起人となり、「高砂生命保険株式会社」を設立
1926年11月 三井合名が「高砂生命保険株式会社」の大株主となり、経営権を掌握
1927年2月 「三井生命保険株式会社」に商号変更
1947年8月 相互会社形態の「三井生命保険相互会社」として営業開始
2015年5月 日本生命保険相互会社との経営統合に関する基本合意を発表
2016年4月 日本生命保険相互会社との経営統合による新体制発足
2019年4月 「大樹生命保険株式会社」に商号変更

大樹生命「大樹生命沿革」を基に筆者作成

大樹生命と日本生命保険相互会社は、経営統合により、図表3のとおりそれぞれの保険商品を相互供給しています。

図表3

保険会社 提供している保険商品
大樹生命 一時払外貨建養老保険、ドリームロード
日本生命保険相互会社 ニッセイ学資保険、ニッセイこどもの保険げ・ん・き

大樹生命「大樹生命沿革」を基に筆者作成

大樹生命の主な業績の推移

大樹生命の2018~2022年度の主な業績は、図表4のとおりです。

図表4

主な項目 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
新契約年換算保険料 532億円 332億円 189億円 241億円 355億円
保有契約年換算保険料 5223億円 5142億円 5147億円 5118億円 5065億円
保険料収入 7677億円 6677億円 4412億円 4986億円 8848億円
基礎利益 531億円 284億円 302億円 466億円 204億円

大樹生命「統合報告書『大樹生命の現状2023』(全ページ)」を基に筆者作成

2021年度までは各指標とも徐々に減少傾向にありましたが、2022年度は一時払外貨建養老保険の販売増加が要因となり、新契約年換算保険料や保険料収入は増加となっています。一方で、コロナウイルス感染症関連の支払増加や円安の影響を受けたため、2022年度の基礎利益は2021年度と比べて56.3%減となっています。

大樹生命の安全性

大樹生命の2018~2022年度におけるソルベンシーマージン比率は、図表5のとおりです。

図表5

項目 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
ソルベンシーマージン比率 1132.2% 1177.8% 1175.2% 980.8% 854.3%

大樹生命「統合報告書『大樹生命の現状2023』(全ページ)」を基に筆者作成

ソルベンシーマージン比率は、保険会社の支払能力を示す指標であり、200%を下回ると金融庁より是正措置が取られます。

大樹生命のソルベンシーマージン比率は、海外の金利上昇に伴う有価証券の含み損益の減少により低下傾向にありますが、200%を大きく上回っています。

さらに大樹生命では、図表6のとおり格付けを取得しています。

図表6

格付け機関 内容 格付け
格付投資情報センター(R&I) 保険金支払能力 AA
S&Pグローバル(S&P) 保険財務力格付 A
ムーディーズ(Moody’s) 保険財務格付 A1

大樹生命「統合報告書『大樹生命の現状2023』(全ページ)」を基に筆者作成

いずれも上位格付けを取得しており、ソルベンシーマージン比率も高いことから、大樹生命は安全な生命保険会社であるといえます。

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大樹生命のメリット

大樹生命を利用する上で最大のメリットは、以下の根拠から「安心して生命保険に加入できる」点です。

●ソルベンシーマージン比率が200%を超えており、高い格付けも取得していること

●歴史ある生命保険会社であること

●業界大手である日本生命グループの1つであること

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生命保険契約者保護機構によると、生命保険会社が破綻した場合、生命保険契約者保護機構によって契約そのものは維持されますが、内容までは保証されない可能性が高いため、保険会社の健全性や安全性は非常に重要です。大樹生命は、ソルベンシーマージン比率が200%を超えており、高い格付けも取得しているため、財務面において安全な生命保険会社であるといえます。

さらに、大樹生命は創業から100年近く事業をおこなっており、高い信頼性としっかりした営業基盤がある生命保険会社であることがうかがえます。そして、業界大手である日本生命保険相互会社との経営統合により、財務力、営業力ともに強化されています。したがって、大樹生命は「安心して生命保険に加入できる」生命保険会社といえます。

また、高い業務品質である点も、大樹生命のメリットの1つです。2022年9月に実施した「お客さま満足度調査」において、全ての回答に対する「満足」や「やや満足」の回答の割合は91.8%となっています。昨年度から0.7%上昇しており、高い業務品質であることがうかがえます。

大樹生命のデメリット

大樹生命に新規加入する場合、公式サイトで資料請求または電話での相談はできますが、他の生命保険会社のように申し込み手続きまで完結することはできません。したがって、加入までに時間がかかることが想定され、この点は大樹生命を利用する上でのデメリットといえます。

また、大樹生命加入後に対応してくれる担当者の知識レベルやスキルレベルはさまざまであるため、担当者の説明不足や不十分な対応によって不満を感じてしまう可能性も考えられます。

大樹生命で生命保険の加入を検討する際は、担当者の知識レベルや、その他コミュニケーションなどの面もしっかりと見極めて、安心して任せられる担当者であるかどうかを判断しましょう。
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おすすめポイント

・いつでも何度でも相談無料。
・最短翌日に相談も可能。
・どこでも相談可能(ご自宅やカフェなど都合に合わせた場所でOK)
・お金の総合サービス(保険や資産運用、ライフプランなど)

大樹生命に向いている人の特徴

大樹生命は「保険商品」よりも「生命保険に加入している安心感」を重視している人に向いている保険会社です。また、大樹生命で新規加入する場合は、まずは電話などで資料請求しなければならず、その後申し込み手続きとなるため、加入までに時間がかかることが想定されます。

つまり、申し込み手続きまでじっくりと検討できる時間があるため、ご自身で腰を据えて生命保険加入を検討したい人も大樹生命に向いています。

大樹生命の保険商品

大樹生命で人気の保険商品は、以下の2つです。

(1)大樹セレクト

(2)ドリームロード

大樹セレクトは、ポジティブな口コミ・評判が多く見られた人気の保険商品であり、ドリームロードは、2022年度の保険料収入増加の要因ともなった外貨建一時払養老保険です。

大樹生命の人気保険商品(1)大樹セレクト

「大樹セレクト」は、従来の主契約に特約を付加することで保障内容を充実させる仕組みではなく、必要な保障をご自身で選択できる「セレクト保険」です。

セレクト保険は、近年多くの保険会社で取り扱っており、従来の生命保険にない自由度の高さが人気となっています。「大樹セレクト」では、図表7の4つのセレクトを自分のニーズに合わせて選ぶことができます。

図表7

セレクト名 付加できる特約名
死亡保障セレクト/td> ・収入保障保険特約016
・生存給付金付定期保険特約016
・定期保険特約016
・終身保険特約016
・災害割増特約016
・傷害特約016
生前給付保障セレクト ・就労不能収入サポート特約019
・総合障がい保障特約020
・特定疾病保障特約020
介護保障セレクト ・介護生活サポート年金特約016
・介護保障特約016
・段階給付型介護保障特約016
医療保障セレクト ・総合医療サポート特約023(基本保障型)
・総合医療サポート特約023(がん治療保障充実型)
・がん医療サポート特約023
・女性疾病医療サポート特約023
・疾病特定型入院特約023
・先進医療サポート特約016
・継続治療後収入サポート特約019
・特定臓器治療特約016
・特定損傷特約016
・災害入院特約016

大樹生命「大樹セレクト」「死亡保障セレクト」「生前給付保障セレクト」「介護保障セレクト」「医療保障セレクト」を基に筆者作成

「大樹セレクト」では加入後も特約の追加や変更が可能であるため、結婚や出産、住宅購入、退職など、さまざまなライフステージに合わせた保障に加入できます。
また「大樹セレクト」では、以下の特約も付加できます。

●保険料払込免除特約016

●健康体科率特約(特約用)

●積立保険特約016

●リビング・ニーズ特約

●指定代理請求特約

●高額割引

●医療保障セレクト割引 など

「大樹セレクト」では上記のとおり割引制度も充実しているため、割安な保険料で加入できる点も特徴の1つです。

大樹生命の人気保険商品(2)ドリームロード

「ドリームロード」は、米ドルもしくは豪ドルで運用する養老保険です。いずれの通貨でも為替相場の影響を受けるため、満期時が加入時よりも円高となっている場合、払込保険料よりも満期保険金が少なくなる可能性がありますが、円建て保険と比べて運用率が高いため、人気がある保険商品です。ドリームロードの大きな特徴は、以下のとおりです。

●保険期間は5年、10年、15年から選択可能

●1年ごとに生存給付金が受け取れる

●満期前に円に換算した場合の解約返戻金が目標額に達した場合は、確定年金に自動移行

●満期保険金の一時金受取は終身保険への移行や年金受取に変更可能

また「ドリームロード」には、生存給付金は少ないものの、死亡保障や満期保険金に重点を置いている「ドリームロードステップ」もあります。

大樹生命まとめ

2019年4月に「三井生命保険株式会社」から社名変更した「大樹生命」は、日本生命グループの1つであるため、安全性や健全性が高い生命保険会社です。

ご自身に合った保険商品を選ぶためにも、加入時には担当者がしっかりと任せられる人であるか判断してから保険加入するようにしましょう。

出典

大樹生命保険株式会社
大樹生命保険株式会社 会社情報
大樹生命保険株式会社 株式の状況および株主構成
大樹生命保険株式会社 大樹生命の概要
大樹生命保険株式会社 大樹生命沿革
大樹生命保険株式会社 統合報告書「大樹生命の現状2023」(全ページ)
大樹生命保険株式会社 大樹セレクト
大樹生命保険株式会社 大樹セレクト 死亡保障セレクト
大樹生命保険株式会社 大樹セレクト 生前給付保障セレクト
大樹生命保険株式会社 大樹セレクト 介護保障セレクト
大樹生命保険株式会社 大樹セレクト 医療保障セレクト
大樹生命保険株式会社 ドリームロード
生命保険契約者保護機構

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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