妊娠中の友人が「学資保険」に入ったと言っていました。出産前に入るメリットがあるのでしょうか?
配信日: 2024.08.20
本記事では、学資保険の概要や妊娠中から申し込むメリット、注意点などを紹介します。子どもの教育資金をどのように確保しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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学資保険とは
学資保険とは、子どもの教育資金を貯めるための貯蓄型保険を指します。契約時に決めた金額を保険料として毎月支払い、契約期間が満了すると満期学資金を受け取れます。
万が一保険期間中に契約者が亡くなってしまった場合、それ以降の保険料の支払いは免除されますが、保障内容はそのまま継続されるため、学資金の受け取りが可能です。親に何かトラブルがあった際でも子どもの教育資金が確保できる点が大きな特徴です。
保険会社によっては妊娠中から申し込める
学資保険は、基本的に0歳から申込ができますが、保険会社によっては子どもが生まれる前の妊娠中から加入が可能です。妊娠中から申し込める学資保険には、出産予定日の140日前から申し込めるものが多くあります。
学資保険に申し込んだあと、万が一流産や死産になってしまった場合は、保険契約は無効になり支払った保険料は返還されます。
出産予定日の140日前とは、妊娠6ヶ月ごろであり、安定期に入って親が一息つけるタイミングです。体調も落ち着き時間や気持ちにゆとりができるため、将来子どもの教育資金で悩まないよう、早めに準備を進めておくのもよいでしょう。
妊娠中に学資保険を契約するメリット
ここでは、妊娠中に学資保険を契約しておくメリットを紹介します。
早く契約するほど保険料が安くなる
学資保険は、基本的に子どもの年齢が若いほど毎月支払う保険料が安くなります。妊娠中は、子どもの年齢を0歳として数えるため、支払う保険料の金額を低く抑えられます。
なお、学資保険では契約者となる両親の契約年齢にも制約があり、一般的に40歳や45歳までとしている学資保険が多いようです。
余裕をもってプランを選択できる
出産後よりも時間に余裕があるため、学資保険をじっくり選べる点もメリットの一つです。出産後は慣れない育児に追われ、気持ちや時間の余裕がない可能性もあります。
妊娠中も体調が不安定なときはありますが、安定期に入ってゆとりが生まれたタイミングで、学資保険の保障内容や将来の教育プランなどを両親で話し合い、適切なプランを決めるとよいでしょう。
妊娠中から万が一に備えられる
学資保険は、契約者となる親が亡くなったり高度障害状態になったりした場合、以降の保険料の支払いが免除されます。支払いが免除された後も保障は継続され、予定通りの教育資金や満期学資金が受け取れる点が大きなメリットです。
妊娠中から契約しておけば、妊娠中に万が一の事態になった場合にも備えられます。自分で預貯金を進める場合、親にトラブルが発生して貯蓄ができなくなれば、積立金はそれ以上増えません。しかし、学資保険であれば契約通りの教育資金を確保できます。
妊娠中から学資保険を利用する際の注意点
妊娠中から学資保険を利用した場合、出産後に子どもの戸籍ができたあと、名前や性別、誕生日などの情報を記録するために追加の書類提出が必要になります。とはいえ、担当者がサポートしてくれるため、大きな負担にはなりにくいでしょう。
また、出産後は、おむつやミルク、衣類、ベビーカーなどさまざまなベビー用品を購入する必要があります。想像していたよりも出費がかさんでしまい、保険料の支払いが厳しくなることがあるかもしれません。
妊娠中から学資保険を利用するなら、出産後の出費を事前に予想しておき、出産後の生活費全体に負担のかからない保険料に設定することが大切です。
保険料の支払いが家計を圧迫し、解約となってしまえば元本割れのリスクも生じます。妊娠中から学資保険を契約すれば保険料は安くなりますが、必ず出産後の家計の負担にならないかを確認しましょう。
学資保険は子どもが生まれる前から契約できる
学資保険は、子どもが生まれる前の妊娠中から契約が可能です。早いうちから契約することで保険料の支払金額が低くなり、家計の負担を小さくできるメリットがあります。妊娠中から学資保険を申し込むなら、出産後の出費を加味して金額設定を行いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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