更新日: 2024.09.10 自動車保険

アルファードで数万円の「車両保険」を節約していたら、追突事故で「100万円」以上の修理費用が…! 車両保険は“不要”と思っていたのですが、入っておくべきだったのでしょうか?

アルファードで数万円の「車両保険」を節約していたら、追突事故で「100万円」以上の修理費用が…! 車両保険は“不要”と思っていたのですが、入っておくべきだったのでしょうか?
損害保険料率算出機構によると、2023年3月末時点で自動車保険の対人・対物補償に加入している人は約75%、車両保険に加入している人は約47%となっています。
 
近年、ネットやSNSでは「車両保険は不要」と言われていることも多いですが、アルファードやレクサスなどの高級車で事故を起こすと高額な修理費用がかかることも。筆者の場合は追突事故で修理代が100万円を超えた経験があります。
 
本記事では車両保険についての考え方や車両保険に加入すべき人、車両保険に入る場合のおすすめの方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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車両保険が不要だと言われる理由

本来、自動車保険は「万が一の事故」に備えて加入者がお金(保険料)を出し合い、事故を起こしてしまった場合に補償が受けられる相互扶助の仕組みです。事故によって相手を死亡させたり大けがをさせた場合や、建物などを壊したりした場合は損害賠償額が非常に高額(数千万円以上)になるケースがありますので、個人の資産では対応できません。
 
そのような「万が一の事故」に備えるために加入する自動車保険とは異なり、車両保険は自分の車の損害に対する備えです。事故による車の修理代は100万円を超える場合もありますが、ほとんどは数万円から数十万円が相場だとされています。
 
このような金額であれば保険で備える必要がないと考える人もいることから、「車両保険は不要」と言われることがあるのです。
 

車両保険が必要な人・不要な人

それではどのような人が車両保険に加入したほうが良いのでしょうか?
 
まず事故を起こしても、修理代や車を買い替えることができるだけの貯蓄がある人は無理に車両保険に入る必要はありません。万が一の事故が起こっても、車の修理費用などを自分のお金で対応できる人は保険で備える必要がないからです。
 
また修理代や車を買い替える貯蓄がない人でも、万が一車がなくなっても公共交通機関などを利用すれば生活や仕事に大きな支障がない場合は、車両保険は不要かもしれません。
 
したがって、車両保険の加入をおすすめする人は生活や仕事で車が絶対に必要であり、事故の場合、すぐに修理や代替車を用意する貯蓄がない人ということになります。ただし、「万が一の事故」に備えるのではなく、その分貯蓄を優先させたほうが良いという考え方もできます。
 
また、貯蓄があっても高級車に乗っている人は、車両保険に加入しておくと安心です。高級車を購入した後に事故を起こした場合、修理費用や買い替え費用が追加でかかると負担額が1000万円を超えるケースも考えられます。
 
また高級車は窃盗の被害に遭いやすく、部品なども高価なため修理代も高額になりやすいです。保険料も高くなりますが、万が一の事故に対しての金額が数百万円以上かかるケースもあるので、保険で備えるのも良いと考えます。
 

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それでも車両保険をつけたい人におすすめの方法

前述の通り、車両保険は絶対に入らなくてはならないものではありませんが、新車を購入したばかりの人や自然災害が発生しやすい地域に住んでいる人など、「どうしても車両保険をつけておきたい」と考える人もいるでしょう。そのような人には限定型(エコノミー型)の車両保険で免責金額を高く設定することをおすすめします。
 
限定型は補償範囲が限られ、単独事故やあてにげ、自転車との接触などによる損害は補償されませんが、保険料は一般型に比べて安くなります。また免責金額とは保険使用時の自己負担額です。例えば免責金額が5万円で修理代が30万円の場合は、5万円を自己負担し、保険から25万円が支払われます。
 
免責金額を高く設定すれば、修理代などの自己負担額は高くなりますが、保険料は安くなります。車両保険をつける場合は「高額な修理代や買い替え」だけに備えるような形にしたほうが保険料を抑えることができます。
 

まとめ

車両保険は車の購入代金や使用年数などによって変動しますが、保険料は年間で数万円かかります。仮に10年間払い続ければ数十万円の出費となりますので、「自分には本当に車両保険が必要か」どうかを考えて判断したほうが良いでしょう。
 

出典

損害保険料率算出機構 2023年度(2022年度統計)自動車保険の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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