20歳で入った10年間の「定期保険」が満期になりました。定期保険にするか終身保険にするか迷っています。どちらがいいでしょうか?

配信日: 2025.05.28 更新日: 2025.07.01
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20歳で入った10年間の「定期保険」が満期になりました。定期保険にするか終身保険にするか迷っています。どちらがいいでしょうか?
10年間加入していた定期保険が満期を迎え、次の保険選びに悩んでいませんか? 定期保険と終身保険、それぞれの特徴を理解し、自分のライフプランに合った選択をすることが大切です。
 
本記事では、両者の違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説し、選び方のポイントをご紹介します。
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定期保険と終身保険の違いとは?

「定期保険」と「終身保険」は、どちらも万が一の際に保険金が支払われる点では同じです。しかし、保障の期間や保険料の設計、解約時の返戻金の有無といった点で大きく異なります。
 

定期保険

定期保険は、10年・20年・65歳までなど、あらかじめ決められた期間のみ保障される保険です。掛け捨て型が多く、保険料は比較的安いため、若い世代でも加入しやすいのが特徴です。保障が切れたあとは更新できますが、年齢が上がるごとに保険料も高くなります。
 
また、途中解約しても返戻金がほとんど戻らないことが一般的です。ライフイベントに合わせて「今だけ保障が欲しい」という方に適しています。
 

終身保険

一方の終身保険は、一生涯の保障が続く保険です。途中で保険料の支払いを終えても、亡くなるまで保障がそのまま続きます。また、解約すればお金が戻ってくる「解約返戻金」があるため、資産としての側面もあります。保険料は定期保険より高めですが、将来の相続対策や葬儀費用の準備として選ぶ人も多いです。
 
このように、定期保険と終身保険は「期間限定で安価に保障を持つか」「一生涯の安心を得るか」という、目的の違いによって選ぶべき方向性が変わります。
 

それぞれのメリット・デメリットを比較

定期保険と終身保険は、それぞれに異なる特徴があります。 長く付き合う保険だからこそ、メリットとデメリットの両方を正しく理解しておくことが大切です。 ここでは、両者をわかりやすく比較してご紹介します。

定期保険のメリット

●保険料が割安で、家計にやさしい
●ライフステージに応じて保険を見直しやすい
●必要な保障額と期間を、ライフプランに合わせて柔軟に設定できる

定期保険のデメリット

●保障期間が終了すると保障もなくなる
●更新するたびに保険料が上がる
●解約返戻金がなく、掛け捨てが多い

終身保険のメリット

●一生涯の保障が続くので安心感がある
●解約返戻金があり、貯蓄としての活用もできる
●保険料が一定で、将来の計画が立てやすい

終身保険のデメリット

●定期保険に比べ、保険料が高めで負担が大きい
●早期解約すると返戻金が少ない
●見直しやプラン変更がしにくい

 

ライフプランに合わせた保険の選び方

保険の選択は、現在の生活状況や将来のライフプランによって異なります。

定期保険がおすすめの方

●子育てや住宅ローンなど、一定期間に保障を手厚くしたい方
●保険料を抑えつつ、万が一の備えをしたい方
●ライフステージに応じて保険を見直したい方

終身保険がおすすめの方

●一生涯の保障を確保したい方
●老後資金や相続対策を考えている方
●貯蓄性のある保険を希望する方

また、定期保険と終身保険を組み合わせることで、必要な保障と貯蓄性をバランスよく確保する方法もあります。
 

まとめ:自分に合った保険を選ぶために

定期保険と終身保険は、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。自身のライフプランや将来の目標に合わせて、最適な保険を選ぶことが重要です。保険の見直しや新たな加入を検討する際は、ファイナンシャルプランナーや保険ショップに相談することもおすすめします。将来の安心のために、自分に合った保険を考えてみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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