運転免許を取得した18歳の息子。車を買うなら「任意保険料」が高くなると思うのですが、いくら位が相場ですか?

配信日: 2025.07.05
この記事は約 4 分で読めます。
運転免許を取得した18歳の息子。車を買うなら「任意保険料」が高くなると思うのですが、いくら位が相場ですか?
18歳の子どもから「車を買いたい」と言われたら、任意保険料が気になる保護者もいるでしょう。18歳の場合、任意保険料の相場はほかの年代に比べて高い傾向にあります。
 
本記事では、18歳の任意保険料の相場や保険料を安く抑える方法について解説します。また、子どもが家族の車に乗るケースについても紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

18歳で自分の車を購入した際の任意保険料

18歳で自身の車を購入する場合、任意の自動車保険への加入を検討する必要があります。任意保険に加入すれば、事故を起こしたときや事故に遭ったとき、車両・人身・対物に対する補償を受けられるからです。
 
本章では、18歳の任意保険料の相場や、どうすれば保険料を抑えられるかについて解説します。
 

18歳の任意保険料の相場

セレクトラ・ジャパン株式会社(東京都渋谷区)が運営する「スマートマネーライフ」の「【2025年】18歳の自動車保険の相場|安く加入するポイント5つを解説」によると、18歳の自動車保険の相場は以下のとおりです。

●車両保険あり……年額32万円
●車両保険なし……年額14万円

このように、車両保険のあり・なしで大幅に保険料が変わります。
 

18歳の任意保険料が高い理由

18歳の任意保険料は、どの世代と比較しても高い傾向にあります。保険料が高い主な理由は、「事故率の高さ」と「等級」にあります。
 
警察庁の「交通事故統計」によると、どの年代よりも16~19歳の事故率が高いという結果が出ています。事故のリスクを踏まえた結果、16〜19歳の任意保険料は高く設定されているのです。
 
等級の低さも、保険料が高くなる理由です。等級は1~20等級まであり、等級が高ければ保険料は大きく割り引かれるシステムです。しかし、運転免許を取得したばかりの18歳の場合は原則6等級からスタートするため、割引率が低くなり、保険料が高くなります。
 

任意保険料を抑える方法

任意保険料を抑えるには、以下の方法を試すとよいでしょう。

●保険料の安い車に乗る
●同居家族から等級を引き継ぐ
●運転者を限定する

任意保険料は、型式別料率クラスによって定められています。型式別料率は、事故実績から設定されるものです。例えばコンパクトカーよりもスポーツカーのほうが事故リスクは高いとされ、保険料も高くなります。車を購入する前に、損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索を利用しましょう。
 
同居家族の等級を引き継ぐことでも、保険料を抑えられます。しかし、等級を譲ったほうの家族の保険契約はなくなるため注意しましょう。
 
ほかに運転する人がいない場合は、運転者の限定範囲を「本人限定」にすれば割引率が高くなるため、保険料を安くできるでしょう。
 
このほかにも、車両保険の免責金額を高く設定したり、ゴールド免許割引やエコカー割引、インターネット割引など、各種割引制度を活用したりすることで保険料をさらに抑えることが可能です。
 

親の車に乗る場合の任意保険料

自分の車ではなく親の車に乗る人は、親の任意保険に加入することで保険料を抑えられます。しかし、親の任意保険に加入するためにはいくつかの変更点があることを踏まえなくてはなりません。
 
また、親の任意保険に加入すると、かえって保険料が割高になるケースもあります。そこで本章では、頻繁に親の車に乗らない場合の任意保険についても解説します。
 

親の任意保険の範囲を広くする

子どもが親の車に乗る場合には、親の任意保険の範囲を広くすることで対応しましょう。記名被保険者は、最も多く運転をする人にします。運転者限定は、「限定なし」か「家族限定」にしてください。
 
年齢条件についても、忘れずチェックしましょう。保険会社によって違うものの、年齢条件は「年齢問わず」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」「35歳以上」と区分されます。子どもが別居している場合は別ですが、同居家族である場合は子どもの年齢に合わせた「年齢問わず」にします。
 

1日自動車保険を検討する

頻繁に親の車に乗らない場合は、1日自動車保険を検討してください。1日単位で契約できるため、必要なタイミングのみで補償を受けられます。結果的に保険料を抑えられるでしょう。
 

18歳の任意保険料が高い理由を知っておこう

18歳で運転免許を取得した場合の任意保険料の相場は、ほかの年代に比べて高いです。任意保険料が高い理由は、18歳という年齢は事故率が高く、保険等級も低い傾向にあるからです。
 
しかし、保険料を抑える方法はあります。実践できる方法を試して、保険料負担を減らしていきましょう。
 

出典

セレクトラ・ジャパン株式会社 スマートマネーライフ 【2025年】18歳の自動車保険の相場|安く加入するポイント5つを解説
警察庁 統計表
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問