更新日: 2019.09.26 その他暮らし

知らなきゃ損! 路線は違うけど、歩いた方が時間もお金も節約できる駅って?

執筆者 : 藤木俊明

知らなきゃ損! 路線は違うけど、歩いた方が時間もお金も節約できる駅って?
以前ご紹介した首都圏の「あれ?この2つの駅、路線も駅名も違うのに歩いた方が早そうじゃない?」という事例、さらにヒアリングと実体験を重ねまして、新たにいくつかご紹介します。健康と節約のためにどんどん歩きましょう。
 
藤木俊明

執筆者:藤木俊明(ふじき としあき)

副業評論家

明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。

浜松町駅からゆりかもめ日の出駅 / 田町駅からゆりかもめ芝浦埠頭駅まで歩く

首都圏で働くビジネスパーソンは、東京ビッグサイトなど展示会へ向かうため、湾岸地域に移動することも多いと思います。そのためには「ゆりかもめ」が便利ですね。
 
便利ですが新橋駅や豊洲駅で乗り換えるのは何だかかったるい。「だったら直接歩いてゆりかもめに乗ってしまえ」という浜松町駅と田町駅の例をご紹介します。
 
浜松町駅(JR他)から東京ビッグサイトやお台場に向かうには、いったん新橋駅に出てゆりかもめに乗り換える方法が一般的です。
 
思い切って浜松町駅から日の出駅(ゆりかもめ)まで歩いちゃいます。浜松町駅から日の出駅まで電車の乗り換えを使うとだいたい20分かかり運賃は380円(2019年9月時点ICカード料金:以下同)ですが、直接歩いてしまうと15分ぐらいで行けるでしょう。
 
同じように田町駅(JR)から東京ビッグサイトやお台場に向かう場合も、やはりいったん新橋駅に出てゆりかもめに乗り換えです。田町駅から芝浦埠頭駅(ゆりかもめ)まで歩いちゃいます。
 
電車で田町駅から芝浦埠頭駅まで行こうとすると、ゆりかもめに乗り換えて25分近くかかるでしょうか? これも直接歩くと15分ぐらいで行けるでしょう。
 

千代田線綾瀬駅からつくばエクスプレス青井駅まで歩く

今度は住宅街のケースです。千代田線綾瀬駅からつくばエクスプレス青井駅に向かおうとすると、いったん北千住駅に出て乗り換えなくてはなりません。
 
北千住駅での千代田線の乗り換えは歩くのですね。それも含めてだいたい20分かかり、運賃は339円。歩いてみましょう。こちらも20分程度でしたから、「歩いた方が早い」とはちょっと言い切れません。
 
しかし運賃は節約できたわけですね。ただし、目印の少ない、ちょっとわかりにくい行程ですのでスマホのマップなどを活用ください。あと趣旨とは違いますが、郊外の住宅地はコミュニティーバスが走っていますので、うまく利用すると安く早く着く場合があります。ただし本数は限られているのであてにはなりません。
 

南武線南多摩駅から西武多摩川線是政駅まで歩く

今度は郊外、多摩地区に向かってみます。南多摩駅は稲城市にあるJR南武線の駅です。
 
ここから西武多摩川線の是政(これまさ)駅に行こうとすると、南武線で分倍河原駅まで行き、そこで京王線に乗り換えて武蔵野台駅で西武多摩川線の白糸台駅まで歩いて行き乗り換えるというなかなかそれ自体マニアックな路線をたどることになります。その場合、運賃は431円、時間は45~50分ほど見ておいた方がよさそうです。
 
しかし、南多摩駅(JR南武線)~是政駅(西武多摩川線)は直接歩くと15分ぐらいです。例えばGoogleマップでこの二駅からの移動を調べると、いきなり「徒歩ルート」が示されるぐらいです。
 
この二駅それぞれに用事がある人は住民以外そんなにないかもしれませんが、ショートカットのルートとして頭に入れておくと、何かの時に使えるかもしれません。
 

南流山駅から流鉄鰭ヶ崎駅まで歩く

最後はちょっとマニアックな経路ですが、流鉄流山線の沿線はちょっとアクセスしにくく、JR常磐線・武蔵野線新松戸駅から歩いて流鉄幸谷駅に行くのがふつうです。
 
南流山駅はつくばエクスプレスの急行停車駅で武蔵野線にも乗り換えられなかなか便利な駅ですが、そこから同じ流山の流鉄に乗り換えるにはいったん新松戸駅に出なくてはなりません。
 
例えば南流山駅から鰭ヶ崎(ひれがさき)駅に行くには約20分、運賃が253円かかります。これはもう歩きましょう。南流山駅から鰭ヶ崎駅まで15分かからないぐらいです。これからの季節、歩くのも気持ちいいですし、何より10月からは消費増税も待っています。細かく節約しましょう。
 
執筆者:藤木俊明
副業評論家