公開日:2019.10.01 暮らし

70代の女性リアルな声「数が多すぎてどのキャッシュレス決済を選んでいいのか分からない」

70代の女性から相談を受けました。
 
「10月に消費税が引き上げられるけど、テレビや新聞でキャッシュレス決済だとおトクだと聞いているから、キャッシュレスを始めたいのです。でも、どれを選べばよいのか、よく分からなくて」
 
上手に利用すれば利便性も高く、メリットが多いキャッシュレス決済。どのような点に気を付けて選べばよいのでしょうか?
 
蟹山淳子

執筆者:

執筆者:蟹山淳子(かにやま・じゅんこ)

CFP(R)認定者

宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
蟹山FPオフィス代表
大学卒業後、銀行勤務を経て専業主婦となり、二世帯住宅で夫の両親と同居、2人の子どもを育てる。1997年夫と死別、シングルマザーとなる。以後、自身の資産管理、義父の認知症介護、相続など、自分でプランを立てながら対応。2004年CFP取得。2011年慶應義塾大学経済学部(通信過程)卒業。2015年、日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。2016年日本FP協会、広報センタースタッフ。子どもの受験は幼稚園から大学まですべて経験。3回の介護と3回の相続を経験。その他、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー等の資格も保有。

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蟹山淳子

執筆者:

執筆者:蟹山淳子(かにやま・じゅんこ)

CFP(R)認定者

宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
蟹山FPオフィス代表
大学卒業後、銀行勤務を経て専業主婦となり、二世帯住宅で夫の両親と同居、2人の子どもを育てる。1997年夫と死別、シングルマザーとなる。以後、自身の資産管理、義父の認知症介護、相続など、自分でプランを立てながら対応。2004年CFP取得。2011年慶應義塾大学経済学部(通信過程)卒業。2015年、日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。2016年日本FP協会、広報センタースタッフ。子どもの受験は幼稚園から大学まですべて経験。3回の介護と3回の相続を経験。その他、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー等の資格も保有。

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キャッシュレス決済にはどんな種類があるの?

ひとことでキャッシュレス決済といっても、いろいろな種類があります。主な4種類をまとめました。
 

 
キャッシュレス決済の中で、最も利用されているのはクレジットカードです。シニア層でも利用している人は多いのではないでしょうか。次いで、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)、PASMO(パスモ)などの交通系電子マネーも普及しており、最近は駅で切符を買う人を見かけることが少なくなりました。
 
さて、質問にいらした70代女性に伺ったところ、クレジットカードは使っているけれど、デビットカードと電子マネーはよく分からないとのこと。実は、Suicaを使っているがそれがキャッシュレス決済だとは思っていなかったそうです。
 
ですが、使ってみたいのは「Pay(スマホ決済)」ということでした。いろいろな「Pay」が大きなキャンペーンをしたことがニュース番組でもさかんに報道されましたから、始めたいと思う気持ちは理解できます。
 

自分に合った「Pay」を見つけるには?

どの「Pay」を選べばよいのか、選ぶ際には次の2つのポイントを検討してみましょう。
 
(1)自分に合った支払方法は?
PayPay、LINE Pay、楽天Pay、ゆうちょPayなど数多くの「Pay」がありますが、それぞれ支払方法はさまざまです。例えば、LINE Payのように前もって銀行口座やATMからチャージしておくもの、楽天Payのようにクレジットカードと紐づけして後払いするものもあります。また、ゆうちょPayは支払いと同時に貯金口座から支払われます。
 
キャッシュレスは便利ですが、お金を使っている感覚が薄いのでうっかりしていると使い過ぎてしまうというデメリットもあります。お金の管理がしっかりできる人なら、クレジットカードで後払いするタイプのものが便利で、銀行ATMでお金をおろす手間も減るでしょう。しかし、ついつい使い過ぎてしまいそうな人は、前もってチャージするタイプや、銀行口座から即時払いとなるタイプを選ぶとよいでしょう。
 
(2)自分がよく利用する店舗で使える?
「Pay」は、それぞれの加盟店でしか使えません。加盟店は次第に増えているようですが、コンビニ、家電量販店、ドラッグストア、飲食店などでは使える店が多いものの、今のところ、大手スーパーや百貨店などでは利用ができません。
 
せっかく「Pay」を使えるよう登録したのに、自分の生活範囲では利用できる店舗が限られているようでは残念です。どこで利用できるか、よく調べて検討しましょう。
 

シニアでも使いやすい電子マネー

今回のご相談の際、いろいろ検討した結果、その女性がいつも買い物に行くスーパーなどではスマホ決済を利用できないことが分かりました。また、利用の際にレジ前でスマホをスムーズに操作することに自信が持てないとおっしゃるので、「スマホ決済の利用はもう少し様子を見てから」という結論になりました。
 
その代わり、電車に乗るときだけ利用していたSuicaを普段の買い物にも利用してみることになりました。少し慣れたら、日常的に買い物をしているスーパーで使えるプリペイドカードも、新たに作って利用したいそうです。プリペイド形式の電子マネーなら、チャージした以上には使えないので、気付かないうちに使い過ぎる心配がありません。
 
また、利用時にサインをしたりスマホ操作をしたりする必要がないので、シニア層にも気軽に利用できそうです。高額の買い物には向きませんが、そのときはクレジットカードを利用すれば良いことです。
 
今後、キャッシュレス化は急速に進んでいくでしょう。キャンペーン広告を見ると、早く始めなければ時代の流れに取り残されるように感じるかもしれません。ただ、今回の女性のように、すでにキャッシュレス決済を利用していることに気づいていないこともあります。利用する決済手段をあまり増やしてしまうと、お金の管理はしにくくなるもの。新しい決済手段が自分に合うかどうかよく見極めて、賢く利用していきましょう。
 
執筆者:蟹山淳子
CFP(R)認定者

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