乗り過ごしたらショックな東京メトロランキング!
配信日: 2020.05.09
乗り過ごして余計な出費が増えてしまい、新年度早々に痛い失敗をしなくて済むよう、注意喚起の意味も込めて、乗り過ごしたらショックなランキングを作成してみました。
今回は東京メトロを取り上げます。
執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/
千代田線で乗り過ごしたら箱根に着いてしまうこともある?!
乗り過ごしたらショックなランキングを作るにあたって、東京メトロ内の駅から駅へ移動する場合に、誤って乗り過ごしたらたどり着いてしまう駅が、東京メトロの駅から遠い順(距離順)に並べてみました。曜日や時間帯は特に定めていません。運賃はPASMO等のICカードの場合です。
最もショックな1位は千代田線で代々木上原方面へ乗っていて乗り過ごした場合です。
千代田線内の北千住駅や霞ヶ関駅から代々木上原駅へ移動しようとしたのに、箱根湯本行に乗って誤って終点まで行ってしまうと、千代田線の端(代々木上原駅)から85.1kmも遠くへ行ってしまいます。戻ってくるのにも85.1km、往復で2316円も余計な出費となります。
ただ、箱根湯本行はロマンスカーなので、代々木上原へ行くのに乗ることは普通しないでしょう。
2番目にショックなのは、副都心線で渋谷駅や新宿三丁目駅から小竹向原駅へ移動しようとしたのに、西武秩父行に乗って誤って終点まで行ってしまう場合です。
西武秩父駅は西武線に乗り入れる小竹向原駅から73.4kmもあります。こちらも特別料金が必要なので、小竹向原へ行くのにわざわざ乗ることはないでしょう。
3番目の片瀬江ノ島も箱根湯本と同じロマンスカーなのであまり考えられず、一番可能性があるとしたら4番目の小川町行ではないでしょうか。小川町駅は東武東上線の駅で、副都心線の端(和光市駅)から51.6kmもあります。時間の無駄だけでなく、往復で1466円の想定外支出も痛いところです。
5番目の南栗橋も東武線の駅で、東京メトロ半蔵門線の端(押上駅)から50.3kmもあります。南栗橋駅へは東京メトロの日比谷線に乗っても行ってしまう可能性があり、8番目に入っています。
10番目までをみると、東京メトロ9路線のうち5路線が入っているので、意外とひとごとではない感じがします。
東京メトロに乗ったのに、気が付いたら茨城県にいた!
乗り過ごしたらショックな東京メトロランキングを作成してみると、10番目でもまだ距離が40kmもあるので、20番目まで追加で作成してみました。
11番目から14番目は東京メトロの端から30~40km程度離れており、駅名に「森林」「動物公園」「林間」等、のどかな言葉が入っています。15番目の終着駅は茨城県にある取手駅です。東京メトロの端(綾瀬駅)から30km弱ですが、乗り過ごしてしまったら、かなり遠くへ来てしまった気分になりそうです。
11番目~20番目も1番目~10番目と同じく、東京メトロ9路線のうち日比谷線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・副都心線が入っていて、銀座線・丸ノ内線・東西線・南北線は入っていません。
銀座線と丸ノ内線は他社との乗り入れがないので、乗り過ごして未知の場所へ行ってしまうことはありません。東西線と南北線は他社との乗り入れはありますが、終点までの距離は比較的短いです。
東京メトロの運賃は最も高くても314円(ICカードの場合)なので、乗り過ごして終点まで行ってしまったら、戻ってくるのにその倍以上の運賃を負担することも多々あります。夜間だと戻って来られない可能性もあるので、飲み過ぎや働き過ぎで爆睡しないよう気を付けたいものです。
このランキングは東京メトロの駅で来た列車に乗って、誤って乗り過ごして終点まで行ってしまった場合に、東京メトロの端の駅からどれだけ遠くへ行ってしまったかを表しています。
乗車駅と目的地の駅は人によって違うので、違った前提でのランキングもたくさんできるはずです。乗り過ごす危険性を感じた人やランキングに興味を持った人は、独自のランキングを作ってみてはいかがでしょうか。
※東京メトロ各路線の行き先は2020年3月時点のものであり、将来変更される可能性もあります。調査は主要な駅に限っており、全駅を調査したわけではありません。
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者