更新日: 2021.04.22 キャッシュレス
メルペイはiD決済できる!? 設定方法や注意点を解説
メルペイでiD決済をするにはあらかじめメルペイ上で設定をする必要がありますが、とても簡単なので「設定が苦手」という人でもすぐに終わらせることができます。
一度iD決済の設定をすれば、日常生活のさまざまな場面でメルペイを通したiD決済ができるようになりますのでとても便利です。
この記事では、メルペイでiD支払いをするための設定方法やiDでの支払いについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
そもそもメルペイって何?
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」の子会社が運営するスマホ決済サービスです。
今まではメルカリの売り上げを支払いに使う場合はいったん出金する必要があり、出金申請の手間や手数料がかかってしまうというデメリットがありました。
500円や1000円の少額の売上を出金する場合でも200円の手数料がかかるため、出金せずにメルカリ内で使う人が多かったのですが、メルペイの登場で日常の支払いにも使えるようになり、利便性は格段にアップしています。
また、iD決済・バーコード決済・QR決済すべてに対応しており、チャージ方法も多いため、メルカリを利用していない人にとっても、使いやすく便利なスマホ決済サービスであるといえます。
メルペイのメリットをまとめると、以下の4点です。
- ★メルカリの売上をそのままコンビニやスーパー、飲食店などで使える
- ★電子マネー「iD」に対応しているため、支払いができる店舗が多い
- ★チャージ方法が多く、銀行口座からもチャージができる
- ★メルペイスマート払いという、後払いで買い物ができる仕組みがある
このように、メルカリの売上を利用できるだけではなく「iD決済ができるので、利用できる店舗が多い」ということがメルペイの大きな魅力となっています。
メルペイで使用できるチャージ方法は何種類?
メルペイで使用できるチャージ方法は3種類で、どれも簡単です。一つずつ詳しく見ていきましょう。
<1> メルペイポイントを購入する
メルカリの売上金でメルペイポイントを購入し、そのポイントを支払いに使うことができます。
<2> 登録した銀行口座からチャージする
あらかじめメルペイに「お支払い用銀行口座」を登録しておくと、その口座の残高から「チャージ」を行うことができます。チャージ費用は無料です。
メルペイはクレジットカードからのチャージができませんが、「スマホアプリにクレジットカード情報を登録するのは心配だ」という人にとっては、逆に安心できる仕組みとなっています。
チャージしたメルペイの残高は、メルペイやiD支払いだけではなく、メルカリ内の買い物にも利用できます。
ここで登録する銀行口座は、メルカリの売上金を出金するための銀行口座とは異なりますので注意してください。
支払い用の銀行口座を登録する手順は、以下のようになっています。
- (1)メルカリアプリ内の「メルペイ」をタップ
- (2)使い方にある「銀行チャージ」をタップ
- (3)「銀行口座を登録する」をタップ
- (4)画面上に表示された銀行から、希望の銀行を選んでタップ
- (5)銀行口座番号や支店名を入力
- (6)銀行のサイトに移るので、ユーザーIDやパスワードなど必要な情報を入力して手続き完了
登録できる銀行は、以下のようにメガバンク・ネット銀行・ゆうちょ・地方銀行・信用銀行などとなっており、対応銀行の数が多く、登録しやすいことが特徴です。
■メガバンク・ゆうちょ
三菱UFJ銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友銀行など
■ネットバンク
楽天銀行・イオン銀行・SBJ銀行など
■地方銀行
京都銀行・四国銀行・静岡銀行・西日本シティ銀行など
■信用金庫
全国251の信用金庫
<3> セブン銀行ATMからチャージする
メルペイでは、本人確認が完了しているユーザーであれば、セブン銀行のATMを使って現金チャージをすることができます。
手順は以下のようになっています。
- (1)メルカリアプリ内の「メルペイ」をタップ
- (2)「チャージ(入金)」をタップ
- (3)「セブン銀行ATM」を選び「チャージする」をタップ
- (4)記載内容を確認し、「QRコードを読み取りへ」をタップ
- (5)セブン銀行ATMの画面上にある「スマートフォンでの取引」をタップ
- (6)ATMの画面上に表示されているQRコードをスマホで読み取る
- (7)ATM画面上の「次へ」をタップ
- (8)スマホ上に表示されている企業番号を確認し、その数字をATM画面に入力
- (9)ATM画面上で「確認」をタップ
- (10)ATM画面上の指示に従い、チャージしたい金額の現金を投入して完了
- (1)メルカリアプリ内の「メルペイ」をタップ
- (2)「売上金・ポイントをお店で使う」をタップ
※iDが使えない機種は、この表示が出ないので注意してください。 - (3)「設定をはじめる(無料)」をタップ
- (4)画面の指示にそって進むと、「電子マネーカードを作成しました!」という表示が出る
- (5)「電子マネーの情報を追加」をタップ
- (6)iPhoneのウォレットアプリが起動するので、メルペイを登録するデバイスを選択
- (7)メルペイの電子マネーカード情報が自動で入力されているので「次へ」をタップ
- (8)規約に同意する
- (9)完了画面が表示
- (1)メルカリアプリ内の「メルペイ」をタップ
- (2)「売上金・ポイントをお店で使う」をタップ
- (3)「設定を始める(無料)」をタップし、表示に従って作業すれば完了
- (1)メルペイの画面下部にある「メルペイ設定」をタップ
- (2)電子マネー(iD)をタップ
- (3)「優先設定にする」の部分に「設定済」とあることを確認
- ★メルカリの売上をそのまま支払いに利用できる
- ★銀行口座からチャージができ、クレジットカードを登録する必要がない
- ★iD決済対応で、支払いできる店舗数が多い
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。
最低入金金額は1000円、1日の入金上限額は9万9000円です。
現金チャージは手数料がかかりませんが、本人確認が完了していないと利用できませんので注意しましょう。
メルペイでiD決済するための準備と注意点
メルペイでiD決済をするためにはいくつかの設定が必要です。iPhoneとAndroidでは設定方法が違います。
また、それぞれiD決済に対応していない機種もあるので、自分のスマホが対応しているかどうか、まずは確認しましょう。
【iPhone編】メルペイのiD決済の設定方法
メルペイのiD決済に対応しているiPhoneは
・日本国内で販売されたiPhone7以上、Apple Watch Series2以上
となっています。また、設定にはiOS10.1以上のバージョンが必要です。
iPhoneのiD決済では、メルペイをApple PayにiDとして追加するという形になります。
ウォレットのカード一覧画面に戻り、メルペイがiDプリペイドカードとして登録されているかを確認しましょう。
【Android編】メルペイのiD決済の設定方法
メルペイは、Androidのおサイフケータイを使ってiD決済ができるようになっており、対応機種は
・Android5.0以降がインストールされている、おサイフケータイ対応のスマートフォン
となっています。対応機種はメルカリの公式サイト上で確認することができます。
設定方法はiPhoneよりも簡単です。
AndroidのiD決済設定は、1分もあればできる簡単なものです。
この作業が終わると、おサイフケータイアプリにメルカリが追加されていることが確認できます。
支払い時は、このおサイフケータイアプリやメルペイを立ち上げる必要はありません。
「iDで」と伝えてスマホ画面を機械にタッチするだけで、簡単に支払いができます。
もしもおサイフケータイ内に複数のiDを登録している場合は、以下のように優先設定をしておくと、メルペイ残高から自動的に支払いをしてくれます。
メルペイのiD決済についてのQ&A
メルペイのiD決済でよくある疑問をまとめてみました。
iDとは?
iDは、日本で最も多く使われている電子マネーの1つです。iD決済は「非接触決済」ともいい、スマホをかざすだけで支払いができます。
メルペイ以外でもiD決済は可能なの?
iD決済に対応しているスマホ決済アプリは少なく、2020年3月時点で「メルペイ」と「d払い」「LINE Pay」の3つとなっています。
ただ、「d払い」「LINE Pay」のどちらも、おサイフケータイに対応したAndroidのみでしかiD決済ができません。
今後はiPhoneにもサービスが提供されていくと考えられますが、現時点では、iPhoneとAndroidでiD決済ができるのは「メルペイのみ」となっています。
まとめ
メルペイはiPhone、Androidどちらでも簡単にiD決済ができる上に、以下のようなメリットがあることから、メルカリユーザー以外の人にもおすすめできます。
メルペイではお得なキャンペーンも頻繁に行われていますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー