説明と違う!借りた部屋が聞いていた話と違う場合は契約を無効にできるのか
どんな物件にも、実際に生活してみないと分からない点はあります。しかし、不動産屋さんが「ここは静かな物件だよ」と言ったにも関わらず、実際はものすごくうるさい物件だった場合、契約解除や返金をしてもらうことはできるのでしょうか。
R子さんの例を見てみましょう。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
弁護士
中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。
目次
新居は「静かな部屋」を重要視したR子さん。住んでみたら、不動産屋さんの話と全然違って…
会社員のR子さん(25歳)は転勤を機に、新しい土地に住居を借りることになりました。
R子さんは以前、隣人の生活音に悩まされたことがあったので、「静かな場所、部屋」を条件に部屋探しを始めました。
休日の昼間に、R子さんは地元の不動産屋さんと一緒に内見に向かいました。R子さんが訪れたアパートは築浅で、設備も新しくきれいです。
R子さんが静かな物件を重要視していることを不動産屋さんに伝えると、不動産屋さんは「ここなら作りもしっかりしているし、住んでいる人からも静かで快適と聞いているから絶対大丈夫」と太鼓判を押しました。
内見した限り、周りも静かで防音にも問題が無いように感じたことと、会社からなるべく早く家を決めるよう言われていたことから、R子さんはその物件に決めました。
R子さんが新居に住み始めて2日。問題が起こりました。
夜になると、驚くほど隣の家の生活音がうるさいのです。隣人がテレビをつけると、何の番組か分かりますし、人が来ている時は話し声で男性か女性かも分かりました。
おそらく、壁はかなり薄かったのだと思われます。
また、近くに病院があり、頻繁に救急車のサイレンが鳴り響きました。
R子さんは念入りに調べておかなかったことを反省しました。ただ、不動産屋さんの話を思い出すと少しだまされたような気持ちです。
※物語はフィクションです

