更新日: 2024.07.29 その他暮らし

エアコンを「つけっぱなし」で旅行に行ってしまった!「電気代」は1週間でいくらかかる?

エアコンを「つけっぱなし」で旅行に行ってしまった!「電気代」は1週間でいくらかかる?
7月に入り夏本番の暑さとなってきました。朝起きてからエアコンの冷房の電源をつける人も多いのではないでしょうか?
 
そこで心配なのが、エアコンの電源の消し忘れです。特に夏休みやお盆休みを利用して旅行に行った際に、エアコンの電源を消し忘れて電気代がかかってしまうと余分に電気代がかかってしまいます。
 
本記事では、1週間エアコンの電源をつけた状態にすると電気代がいくらかかるのか、解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

エアコンの電気代の算出方法

まず、1時間あたりのエアコンの電気代は「1時間あたりの冷房の消費電力×電気代単価」で計算することが可能です。
 
電気代単価は全国家庭電気製品公正取引協議会によって31円/kWhが目安単価となっています。そのため、1時間あたりの冷房の消費電力に31円を乗じたものが、冷房を1時間使用した場合の電気代です。
 

1週間あたりにかかる電気代

PanasonicのCS-220CEXというエアコンを例にすると、冷房の消費電力が125Wから710Wとあります。125Wが最小消費電力、710Wが最大消費電力です。これをkWhに直すと、0.125kWhから0.710kWhとなります。これを前述の計算式にあてはめると、3.8円から22円です。
 
最大消費電力の1時間あたりの電気代22円から1日の電気代は528円となります。そして、1週間あたりの電気代は3696円です。
 

おすすめ関連記事

 

エアコンは常に最大消費電力で動いているわけではない

もっとも、エアコンは常に最大消費電力で動いているわけではありません。エアコンは設定温度と外気温に差があると設定温度に近づこうとして多くの消費電力がかかってしまいます。
 
例えば、外気温が30℃で24℃に設定する場合と外気温が27℃で24℃に設定する場合では前者のほうが多くの電力を消費してしまうのです。室温が安定すると消費電力も安定し、電気代も安くすみます。
 
そのため、1週間エアコンをつけっぱなしにしておいた場合は、設定温度に到達した後は室温が安定するので電力の消費も抑えられ電気代もかかりにくくなります。最大消費電力で動き続けた場合の電気代よりも電気代は安いと考えてよいでしょう。
 
エアコンの電気代はこまめに消すことよりも電源をつけっぱなしにしておいたほうが節約できることもあるので、注意しましょう。
 

おすすめ関連記事

 

エアコンの節電方法について

旅行に行くなどしてエアコンの操作ができない場合は節電も難しいですが、日常から節電を意識することで電気代の節約につながります。前述のようにこまめにエアコンの電源を消すよりもつけっぱなしにしておいたほうがよいということも効果的です。
 
また、フィルターをこまめに掃除することやカーテンを閉めて直射日光を遮るなど、簡単にできる節電方法は多くあります。自身のできる範囲で節電を意識していきましょう。
 

消費電力を確認しておこう

本記事では、1週間エアコンの電源をつけた状態にすると電気代がいくらかかるのか解説しました。
 
エアコンはモデルによって消費電力が異なるので、まずはエアコンの消費電力を確認しましょう。消費電力からある程度の電気代は計算できます。
 
そして、日常から無理のない範囲で節電についても考えてみることをおすすめします。消し忘れに気を付けつつ、熱中症などにならないためにも上手にエアコンを使い、夏を乗り切りましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集