自転車で日本一周するのが夢です。 費用や時間はどれくらいかかるでしょうか?
配信日: 2024.06.23
本記事では、日本一周に必要な費用や日数について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日本一周にかかる費用と日数
日本一周の定義は、はっきりと決まっていません。例えば、47都道府県を全て通るのも日本一周といえますし、海沿いに日本列島をひと周りするのも日本一周といえます。ここでは、海岸線に沿って日本列島をひと周りする場合の費用と日数を計算してみました。
自転車で日本一周する場合にかかる主な費用は、食費と宿泊費です。日本列島の海沿いを一周した場合の距離は、およそ1万2000キロメートルだといわれています。時速20キロメートルで1日5時間自転車をこいだとすると、120日で日本を一周する計算になります。
しかし、途中で休日を設けることも必要になるため、余裕を見て5~6ヶ月くらいのスケジュールで考えるとよいでしょう。
必要な装備
自転車で日本一周する場合、持っていく装備は自転車に積んで安全に走れる量に制限されます。つまり、装備は必要最小限ということになりますが、以下の装備は必ず持参しましょう。
1.自転車
基本的に、乗りやすいタイプの自転車を選べばよいのですが、ロードバイクやクロスバイクなら、安定した走行がしやすくなるといわれています。
2.ヘルメット
現在、自転車はヘルメット着用が努力義務化(道路交通法第63条の11)されている段階ですが、日本一周するとなるとかなりの距離を走るので、念のためにヘルメットを着用するとよいでしょう。
3.六角レンチ
六角レンチがあれば、ゆるんだネジを締めるなど、自転車の簡単なメンテナンスができます。
4.キャリーバッグ
荷物は背中に背負うより、自転車にくくりつけたほうが楽なので、専用のキャリーバッグを用意しましょう。
5.空気入れ
自転車の空気圧が減ったときのために、空気入れも必要です。
6.パンク修理キット
100均で売っている簡単な修理キットで十分です。
7.着替え
レストランで食事をするときなど、汗くさいままでは困るので、着替えも用意しておきましょう。
8.衛生用品
けがした場合に備え、消毒液や絆創膏なども必要です。
食費や宿泊費
自転車で日本一周するのに、一番お金がかかるのが食費と宿泊費です。お金に余裕があれば、贅沢な食事をして豪華なホテルに泊まることも可能ですが、ここではできるだけ費用を抑える方法を考えてみましょう。
食費
自転車で日本一周する場合、食事は外食が基本となります。自炊すれば食費は安くなりますが、今の日本で自炊できる場所を見つけるのは困難だといえるでしょう。
1日の食費は、人によって違うので一概にいえませんが、朝食300円、昼食700円、夕食1000円とした場合、1日2000円になります。
2000円 × 120日=24万円
これが120日間の食費となりますが、毎日ギリギリの食費での食事では体がもたない可能性があるので、予算の許す限り日本各地のおいしい料理を、味わってみてはいかがでしょうか。
宿泊費
キャンプ用具を持参して野宿すれば、宿泊費はかかりません。しかし、今の日本で所有者のいない土地はまずないため、野宿をするのは現実的ではないといえるでしょう。
所有者がいる土地に勝手に入って野宿をするのは、民法第709条により不法侵入に該当するおそれがあります。そのため、宿泊費を抑えたければ、ネットカフェやライダーハウスを利用するとよいでしょう。
ライダーハウスは、バイクや自転車で旅行する人のための宿泊施設で、2000円程度で宿泊できます。
2000円 × 120日=24万円
これが、ライダーハウスを利用した場合の、120日間の宿泊費となります。ただし、120日すべてを、ライダーハウスに宿泊するというわけにもいかないでしょう。
たまには普通のホテルに泊まって、ゆっくりくつろがないと体がもたない可能性があるので、予算の許す限りビジネスホテルなどに宿泊したいものです。
費用の目安は50~100万円!日数は約120日
自転車で日本を一周する場合に求められるのは、体力だけではありません。長時間の挑戦によって発生する費用をどうやりくりするのかが大きな課題になるといえるでしょう。
本記事で紹介したように、食費や宿泊費を抑えると、50万円以下で日本一周できる計算になりますが、予定よりも日数がかかる可能性もあるでしょう。
可能であれば食費と宿泊費を合わせて、100万円くらい用意しておくと安心です。また、日数は120日程度確保しておくとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー