更新日: 2024.09.23 その他暮らし

ニュースで「電気代」や「ガス代」が安くなると聞きました。何月の請求から安くなるのでしょうか?

ニュースで「電気代」や「ガス代」が安くなると聞きました。何月の請求から安くなるのでしょうか?
円安や物価高騰の影響は大きく、出費の増加に苦しんでいる方も多いでしょう。身の回りの物の価格も高騰しており、特に電力消費がかさむ夏場は家の光熱費が気になる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした物価高に対応すべく、政府も対策を行っています。
 
この記事では、電気代やガス代が安くなる政府の支援策についてまとめました。2024年8月から10月使用分に対して実施される「酷暑乗り切り緊急支援」だけでなく、すでに実施された「電気・ガス価格激変緩和対策」についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

電気代とガス代の割引は2024年8月から10月使用分に対して実施される

経済産業省資源エネルギー庁によると、電気・ガス料金を補助するための政府の支援策として、「酷暑乗り切り緊急支援」の実施の発表がありました。今回の補助金は、2024年8月から10月使用分までの電気代とガス代の一部を、政府が負担するという内容です。電気代高騰による家庭の負担を軽減するために、本政策の実施が決定しました。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

「電気・ガス価格激変緩和対策」が実施されていた

「酷暑乗り切り緊急支援」の前には、「電気・ガス価格激変緩和対策」が実施されていました。「電気・ガス価格激変緩和対策」は、ロシアによるウクライナ侵攻などの世界情勢を背景とした、世界的な燃料価格の高騰に対応するための政策です。電気・ガス料金単価から一定の金額を値引きすることで、直接的に料金負担を軽減する支援策として、2023年1月から2024年5月使用分まで実施されていました。
 
この政策の実施期間は過ぎたものの、依然として続いている円安や物価高騰は長期化の様相を呈しています。加えて、2024年の夏は例年よりも気温が高くなると予想されたこともあり、新たなエネルギー補助として「酷暑乗り切り緊急支援」の実施が決定したのです。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短18分(※)でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 最短18分(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短18分(※)
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
■商号:アイフル株式会社■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)■遅延損害金:20.0%(実質年率)■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)■担保・連帯保証人:不要

電気代とガス代はいくら安くなる?

「酷暑乗り切り緊急支援」が実施されることで、電気代とガス代は実際いくらくらい安くなるでしょうか。経済産業省資源エネルギー庁の特設サイトに掲載されている情報を基に、具体的な値引き単価を表1にまとめました。なお、都市ガスは家庭および年間契約量1000万立方メートル未満の企業などが対象です。
 
表1

使用月 電気 都市ガス
2024年8月・9月 低圧4.0円/キロワットアワー
高圧2.0円/キロワットアワー
17.5円/立方メートル
2024年10月 低圧2.5円/キロワットアワー
高圧1.3円/キロワットアワー
10.0円/立方メートル

出典:経済産業省資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援 酷暑乗り切り緊急支援」を基に筆者作成
 
例えば、9月に400キロワットアワーの電気を使用する一般的なご家庭の場合は、月額で1600円の負担が軽減される可能性があります。同様に、9月に30立方メートルのガスを使用するご家庭の場合は、月額で525円の負担が減ることが期待できるでしょう。ただし、この金額はガスや電気の使用量に基づく値引き額の目安です。契約中のプランによっては、値引き額が異なるケースがあるので注意しましょう。
 

どのように電気代とガス代の値引きを受けられる?

経済産業省資源エネルギー庁によると、電気や都市ガスを使用する一般のご家庭や企業などでは、値引きを受けるために申請などの手続きは必要がないようです。電気や都市ガスの小売事業者などが、ご家庭や企業などに請求する月額の料金から、使用量に応じて値引きを実施します。一般のご家庭や企業は普通に電気やガスを使用していれば、値引きされた料金が請求されるので安心しましょう。
 
なお、電気とガスの料金の値引きに関連して、個人情報や手数料を要求する不審な電話もあるようです。トラブルに遭遇したら不審な電話には対応せずに、問い合わせ窓口へ相談しましょう。
 

まとめ

電気・ガス料金を補助するために「酷暑乗り切り緊急支援」が、2024年の8月から10月使用分に対して実施されます。一般のご家庭であれば料金の割引を受けるための手続きは特に必要ありません。電気やガス会社からの請求金額に、割引が自動で反映されます。
 
気になる方は利用明細などで、電気代やガス代がいくら安くなっているか確認してみましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集