親からの仕送りや小遣い「ゼロ」で生活する学生はどのくらいいる?一人暮らしで最低限“必要”な費用はいくらくらい?

配信日: 2025.02.04

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親からの仕送りや小遣い「ゼロ」で生活する学生はどのくらいいる?一人暮らしで最低限“必要”な費用はいくらくらい?
遠方の大学に通うため、高校卒業を機に一人暮らしを始める学生もいるでしょう。一人暮らしには家賃や食費などさまざまな費用がかかるため、仕送りを受ける学生が多数いますが、なかには仕送り・小遣い「ゼロ」で生活している方もいます。
 
では、具体的に仕送り・小遣い「ゼロ」で生計を立てている学生はどれくらいいるのでしょうか。ここでは、仕送りなしで生活している学生の割合についてご紹介します。また、一人暮らしに最低限必要な費用も解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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仕送り・小遣い「ゼロ」の学生はどれくらい?

株式会社モデル百貨が自宅外から通う大学生の保護者500人を対象に実施した「大学生の仕送りについて」というアンケート調査によると、家賃を除く仕送り金額別の割合は以下の通りとなりました。

・仕送りはなし:3.2%
 
・~1万円:0.8%
 
・1万円超~2万円:2.6%
 
・2万円超~3万円:7.0%
 
・3万円超~4万円:10.6%
 
・4万円超~5万円:19.6%
 
・5万円超~6万円:21.8%
 
・6万円超~7万円:9.6%
 
・7万円超~8万円:8.6%
 
・8万円超~9万円:2.8%
 
・9万円超~10万円:9.6%
 
・10万円超:3.8%

家賃以外に仕送りをしていない家庭は全体の3.2%であり、また、家賃の平均額は5万2040円とのことでした。多くの学生が親から仕送り・小遣いをもらいながら学生生活を送っていると考えられるでしょう。
 
仕送りや小遣いがない学生は、奨学金をメインにしながら、アルバイトなどで自身に必要な費用を補っていると考えられます。
 

大学生への仕送りの平均額はいくらなのか

同調査によると、自宅外から通う大学生への仕送りの平均額は、月額5万6310円です。もっとも多い金額帯は5万超~6万円で21.8%、次いで4万円超~5万円以下が19.6%であったことから、5万円前後を目安に仕送りしている家庭が多いことが分かるでしょう。
 
また、家賃の平均額と合計すると、保護者が月に負担している費用の平均は10万8350円となりました。
 
ただし、学年によって仕送り額を調整している場合もあるようです。例えば、「1年次にはアルバイトを始めていなかった」などの理由で、仕送りを増やしたと回答した保護者も見受けられました。
 

大学生の一人暮らしで1ヶ月あたりにかかる費用は?

独立行政法人日本学生支援機構が発表した「令和4年度学生生活調査結果」によると、「下宿・アパート等」に居住している大学学部(昼間)の生活費(学費を除く)は年間で約107万2000円です。月額に換算すると、約8万9333円となります。
 
もし仕送り・小遣いが「ゼロ」の場合は、アルバイトや奨学金などで9万円前後の金額を賄う必要があります。ただし、仕送りがない場合でも、「家賃や水道光熱費は保護者が負担してくれる」などのケースでは、上記よりも少ない金額で生活できるでしょう。
 
生活費以外にも、学校にかかる費用も確認しておきましょう。例えば、授業で使用する教材やノートパソコンなどが必要になるケースもあります。
 
特に、新学期になるタイミングなどは、新たに教材が必要になることがあります。イベントや部活動の有無によっても月の費用は変動するため、予定に合わせてお金を準備しておく必要があります。
 

一人暮らしの場合、家賃以外の生活費を受け取らずに生活している学生は3.2%|1ヶ月の生活費平均は9万円程度

アンケート調査では、一人暮らしで仕送りがない(家賃を除く)学生は、3.2%であることが分かりました。平均は5万円程度で、4~6万円を目安に仕送りしている家庭が多いようです。
 
また、独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、下宿・アパート等に居住する大学生(昼間)の生活費は平均で約8万9333円となっています。家賃を保護者が負担するかによって必要な金額は異なりますが、仕送りがない場合はアルバイトや奨学金などで月に9万円程度を賄う必要もあるでしょう。
 

出典

株式会社モデル百貨 大学生の仕送りに関するアンケート調査(PR TIMES)
独立行政法人日本学生支援機構 令和4年度学生生活調査結果(7ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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