新幹線の「自由席」で“相席ブロック”された!「あとから友人が来るから」とのことですが、明らかにマナー違反ですよね? 高くても「グリーン車」を予約したほうが快適でしょうか?
一方、追加料金が必要な「グリーン車」であれば、マナーの良い人が多く、快適に過ごせるのでしょうか。本記事では、鉄道のルールに基づく座席利用の考え方や、グリーン車の利用環境について解説します。
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SNSで話題の「新幹線の相席ブロック」はマナー違反
SNSで取り上げられることの多い「新幹線自由席の相席ブロック」。最近では、絶対に相席したくないと考える人もいるようで、空いている自由席に座れない状況が散見されるようです。
空いていれば誰でも座れる「自由席」の趣旨に照らせば、今回の「相席ブロック」はマナー違反といえるでしょう。
では、指定席での相席ブロック行為はどうでしょうか。例えば、隣の席にこども用の切符を購入して荷物を置いたり、隣の席を発車直前に予約キャンセルしたりするような手法では、以下のような法的・倫理的な観点から問題視される可能性があります。
1. 詐欺罪の可能性
本来の運賃より安く席を取る行為のため、鉄道会社を欺く行為とみなされる
2. 鉄道営業法違反の可能性
不正な手段で席を取る行為が、利用者の公平性を損ねるとして鉄道営業法に抵触する
3. 倫理的な問題
こども特急券や予約キャンセルを不正に利用する行為が、ほかの利用者の利用機会を損なっている
このような行為が発覚し、悪質と判断された場合は警察への通報といったリスクが考えられるでしょう。
「新幹線のグリーン車」は高年収層の利用率が高いというデータも
株式会社JR東海エージェンシー・株式会社JR西日本コミュニケーションズ・株式会社ウェッジが発表した「新幹線ユーザープロファイル調査2025」では、1ヶ月に1回以上新幹線を利用する人のうち、グリーン車ユーザーの42.1%が世帯年収1000万円以上という結果が出ています。
普通車ユーザーでの世帯年収1000万円以上は30.1%であるため、相対的に見るとグリーン車は高年収層の利用率が高いといえるでしょう。
ただし、グリーン車ユーザーのすべてが高年収層というわけではなく、世帯年収800万円未満のユーザーも38.4%と少なくありません。
「グリーン車」で覚えておきたい「利用上の注意」
新幹線のグリーン車には、乗るときの「暗黙のルール」と呼ばれるものがあるようです。よく言われるのは、次のようなものです。
・通路側の席は空けておく
・フットレストをひっくり返して使用する場合は靴を脱ぐ
・シートを倒すときは声をかける
手荷物や大きいサイズの荷物については、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)Webサイトで「荷物棚に収まらないような大きさの荷物は荷物置き場または通行の妨げにならない場所に置く」というルールが記載されています。
さらに、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)では、「新幹線への『特大荷物』の持ち込みについて」で、3辺の合計が160センチメートル超の荷物(特大荷物)を車内に持ち込む場合は、「特大荷物スペースつき座席」の予約が必要としています。スポーツ用品・楽器・車いす・ベビーカー等以外は事前の予約が必要です。
このようにグリーン車には、明文化されたものや暗黙のルール・マナーが存在します。「グリーン車ならマナーがいい」とは限りませんが、ルールを守ることでトラブルを防げるでしょう。
まとめ
「相席ブロック」はマナー違反であり、ケースによっては法律にも抵触する恐れがある迷惑行為です。一方、グリーン車は特別料金が必要な分、比較的静かな環境が整っていますが、必ずしもマナーが良いとは限りません。どの座席を利用する場合でも、約款などのルールを守り、周囲への配慮を忘れずに快適な移動を心がけることが大切です。
出典
株式会社JR東海エージェンシー
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
