片づけの美学75 傘・カッパ、玄関まわりを梅雨・夕立仕様にカスタマイズ

配信日: 2020.07.23

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片づけの美学75 傘・カッパ、玄関まわりを梅雨・夕立仕様にカスタマイズ
梅雨や夕立の季節、ぬれて家に帰る時もありますよね。そんな時に、雨仕様の玄関になっていれば、慌てることはありません。梅雨の季節や夏の夕立、突然の集中豪雨を、ちょっと便利に過ごすアイデアをご紹介します。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

出発をイメージ

雨の中を出かける時、玄関にあると便利なモノを想像してみると、対策が採りやすくなります。一般的には、傘、小さな子どもであればレインコート・長靴を用意することですよね。天気が雨か迷う場合も、折りたたみ傘が玄関にあると、お出かけがスムーズです。
 
雨の中を歩くことになる人の場合は、防水の靴や防水スプレーを用意すると、足元がぬれるのを防ぐことができます。
 
車での移動の場合、傘を上向きに畳めて、水滴が下に落ちない折りたたみ傘が販売されています。車に乗り込みながら、ドアを閉める寸前に傘を畳めば、屋根のない場所に駐車していたとしても、体も車内もほとんどぬれません。

帰宅後をイメージ

雨の中を帰宅した時、どんなモノが玄関にあると便利かも想像して、準備してみましょう。
 
タオルや足ふきがあると、家に水滴を持ち込まずに済みます。上がり框とは靴を脱いで、1段上がる場所のことです。室内に入る一歩目の場所を指しています。
 
普段は、シンプルに何も敷物を引いていない家庭でも、雨が多い季節には1枚敷いてあると水分も吸収してくれて、床がぬれることを防いでくれます。敷物が引いてある場合も、これからの時期は吸水性の高い素材に変えておくのも便利ですね。

傘の数

傘は雨の時、必須アイテムですが、すぐに取り出せるようになっていますか。ビニール傘がたくさんあり、本命の傘が取り出しにくい、なんてことは避けたいですね。傘の数は、折りたたみ傘や女性であれば日傘をプラスして、1人2、3本が目安です。
 
増えすぎた傘は、処分をおすすめします。捨てる決断ができない場合は、不要な傘を寄付できる場所もあるので、調べてみるのも一案です。傘の持ち合わせがなくて急きょ買う、を減らすために、雨が続く時期は折りたたみ傘を常に携帯するように心がけましょう。

ぬれた靴の乾燥は、新聞紙で

ぬれた靴を乾かすのには、新聞紙が便利で効果的です。
 
新聞紙を4分の1サイズに切り、細長くクシャっと縮めて、靴の中に入れます。しばらく置いて、新聞紙がぬれたり湿ったりしたら、交換してください。これを繰り返せば、かなり早く乾かすことができます。軽くぬれているだけなら、一度の交換で、かなり水分が減りますよ。
 
靴の中底が取り外せる場合は、取り出して別で乾燥させます。中底は、洗剤で軽く洗うと、さらに清潔に保つことができ、防臭にも役立ちます。雑菌の繁殖・防臭の観点から、ぬれた靴をそのままにして、時間にまかせて乾燥させるのは避けたいですね。
 
新聞紙なら、燃えるゴミとしてすぐに処分できるし、靴を乾燥させるための道具として購入の必要もないので、持ち物も増えません。

汚れを持ち込まないために

玄関は、外からの砂ぼこりがとても貯まりやすい場所です。雨が降ると、室内に上がる前に一歩玄関で足をつく場合もあると思います。そんな時、足の裏に砂やほこりがつけば、一緒に室内へ持ち込んでしまいます。
 
汚れを室内に持ち込まないためには、できるだけ玄関のたたきや玄関外に砂ぼこりをとどめない用に掃き掃除をしておきましょう。1、2週間に一度掃くだけで、常にきれいをキープできると思います。

どんな季節も気持ちのよい玄関

雨が降ると、じめっとした湿度からスッキリした気分にならないことがありますが、便利できれいな玄関がそんな雰囲気を変えてくれるかもしれません。季節に合わせて玄関をカスタマイズして、暮らしを楽しんでみてくださいね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表


 

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