更新日: 2020.07.03 住宅ローン

住宅ローンの負担の原因は「支払利息」これを減額する2つのポイントとは?

住宅ローンの負担の原因は「支払利息」これを減額する2つのポイントとは?
住宅購入の際、家族で楽しい生活を思い描いて家を購入された人も多いと思います。家の大きさ、住宅購入のために金融機関から借り入れた金額は人それぞれだと思いますが、多くの家庭では25年、30年の住宅ローンを返済することになります。
 
その中で、子どもたちが成長すると教育資金が必要となり、住宅ローンの返済が負担になってくる時期があります。どうしたら住宅ローン負担を軽減できるのか、住宅ローンの見直しの方法を考えてみましょう。
 
上山由紀子

執筆者:上山由紀子(うえやま ゆきこ)

1級ファイナンシャルプランニング技能士 CFP®認定者

1級ファイナンシャルプランニング技能士 CFP®認定者 鹿児島県出身 現在は宮崎県に在住 独立系ファイナンシャル・プランナーです。
 
企業理念は「地域密着型、宮崎の人の役にたつ活動を行い、宮崎の人を支援すること」 着物も着れるFPです。
 

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金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

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住宅ローン負担は「金利」「返済期間」で変わる。

住宅ローンにおける負担は、「支払利息」ではないかと思います。
 
「金利」が低いと、返済を始めてから返済が終わるまでの支払利息(総支払利息という)は少なくなります。金利が高いと、もちろん総支払利息を多く支払わなくてはいけません。
 
私たち支払う側からすると総支払利息は少ない方がいいですが、逆に金融機関側から見ると総支払利息が多いほどいいお客さまになります。
 
また、「返済期間」が短ければ総支払利息が少なくて済み、返済期間が長ければ長いほど総支払利息は多くなります。ただ、返済期間を短くすると毎月の支払い負担が増えることになるので、バランスを考えて決めることが大切です。
 
見直すときのポイントとしては、いかに支払利息をおさえることができるかです。
 

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まずは、金融機関に金利引き下げ交渉をする。

支払利息をおさえる方法として、まず行動していただきたいことは金融機関に金利引き下げをお願いすることです。私の相談者の中には、約定利率が1.45%だったのですが、上手く交渉ができたことで0.8%に金利が引き下げられ、月の返済利息が4500円ほど少なくなった人もおられます。
 
そのときに金融機関に提示したものがパンフレットです。金利の低い金融機関のパンフレットを提示して交渉しただけで、毎月の支払いが4500円安くなるなら試してみてもいいと思いませんか。
 
支払期間が10年だったとしたら 4500円×12ヶ月×10年=54万円 金利引き下げ交渉だけで54万円払わなくていいのですから、実行しない手はないですね。
 

繰り上げ返済を考えよう

手持ち資金に余裕がある人は繰り上げ返済を考えてみましょう。繰り上げ返済には、2つのタイプがあります。
 
1つ目は、毎月の返済額は同じで返済期間を短縮する「期間短縮型」、2つ目は、毎月の返済額を軽くする「返済額軽減型」です。
 
支払利息を減らす目的であれば、「期間短縮型」がお勧めです。「期間短縮型」は、繰り上げ返済で元金を返済することで、その元金にかかるはずだった支払利息を支払わなくていいというものです。そして、支払期間も短くなります。
 
「返済額軽減型」は毎月の支払いを減らしたい人にお勧めです。ただし、支払利息軽減が大きいのは「期間短縮型」です。
 

有利な住宅ローンに借り換えを考えよう

現在借りている金融機関の金利が高めの人は、住宅ローンを借り換えることによって支払利息を軽くすることができます。
 
借り換えで効果があるのは以下の3つに当てはまる人です。
 
1.住宅ローンの残高が1000万円以上ある
2.借り換え後の金利が1%以上低くなる
3.残存期間が10年以上ある

 
ただし、注意事項があります。借り換えをするときには手数料がかかります。見直すときのポイントとしては、手数料を差し引いても住宅ローン負担が軽くなるようであれば、借り換えを実行した方がいいということです。
 
検討するときには、前もって借り換えをする金融機関のウェブサイトでシミュレーションして、確認することをお勧めします。
 
ここまで、住宅ローンを見直すときのポイントを考えてきましたが、日ごろからアンテナを張って住宅ローンの金利に目を向けておくことも大切なことではないかと考えます。
 
住宅は人生最大の買い物です。少しでも住宅ローンの負担を軽くすることができるのであれば考えてみましょう。できれば定年までには完済できるようにしたいものです。
 
執筆者:上山由紀子(うえやま ゆきこ)
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