更新日: 2022.12.29 その他ローン

約40%の人が車をローンで購入している! 知っておきたい自動車ローンの種類と特徴を紹介

約40%の人が車をローンで購入している! 知っておきたい自動車ローンの種類と特徴を紹介
車の価格は新車と中古車、メーカー、車種などによって大きく変わりますが、一般的に高額な商品と考えられています。そのため、現金一括では購入しにくく、自動車ローンを組む方も少なくありません。
 
実際に株式会社Clamppyが2022年2月に男女100人を対象に行った「車の支払い方法に関するアンケート」によると、64人が一括購入派、36人がローン購入派と回答しており、約40%近くの人がローン利用を考えている実態が明らかになっています。
 
ただし、自動車ローンには「ディーラーローン」「銀行系カーローン」「自社ローン」の3種類があり、それぞれの特徴が異なるため、内容をよく理解して自分に適したものを選ぶことが大切です。
 
そこで本記事では、自動車ローンの種類や特徴、メリット・デメリットについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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自動車ローンの特徴とメリット・デメリット

自動車ローンには「ディーラーローン」「銀行系カーローン」「自社ローン」の3種類が存在します。それぞれの特徴は以下のとおりです。
 

・ディーラーローン

主に新車を購入する場合にディーラーで契約できるローン。実際にローンを支払うのは、ディーラーと取引のあるローン会社になる。
 

・銀行系カーローン

銀行や信用金庫といった金融機関が提供している自動車ローン。車の購入先ではなく、自ら金融機関に赴き手続きする必要がある。
 

・自社ローン

主に中古車を購入する場合に中古車販売店で契約できるローン。ローン会社を通さず、中古車販売店でローンを組める。
 
続いて各ローンのメリット・デメリットを表にまとめると、図表1のとおりです。
 
【図表1】

メリット デメリット
ディーラーローン ・審査に通りやすく期間も短い
・割引が効く場合がある
・金利が高め
・所有権を得るのはローン完済後
銀行系カーローン ・金利が低め
・所有権は購入者になる
・審査が厳しめ
・保証料、事務手数料がかかる
自社ローン ・ディーラーローンよりも
さらに審査に通りやすい
・金利は0%
・車両価格が高め
・所有権を得るのはローン完済後
・保証金、保証人が必要
・借入可能額が低めで返済期間が
1年~2年と短期

 

おすすめの自動車ローンは?

上記を踏まえて、おすすめの自動車ローンは何か考えてみましょう。
 

【ディーラーローン】

金利が高めですが、審査が通りやすいことに加え、30分~1時間程度の非常に短期間で審査が完了するメリットがあります。ほかのローンより金利が高くても、早めにローン手続きを済ませたい方にとっては最適なローンといえるでしょう。
 

【銀行系カーローン】

金利が低く、返済期間も10年前後と最も長い特徴があり、さらに所有権が購入者に属する点もメリットです。
 
ただし、審査が厳しく時間がかかる上、自ら銀行に出向いて手続きする手間や、保証料や事務手数料などの初期費用も発生します。金利の低さを最も重視し、契約時の手間や初期費用が多くかかるデメリットを許容できる方にはおすすめのローンといえます。
 

【自社ローン】

金利0%で借入ができる上、最も審査に通りやすいローンです。しかし、金利に相当する額が車両価格に上乗せされ、保証金や保証人も必要になります。
 
また、返済可能額や期間が短いデメリットもあります。ある程度の自己資金があり、短期間でのローンで購入できる方には適したローンといえます。
 

まとめ

車を購入する場合は、現金一括、またはローンという二択で考えられがちですが、ローンにも3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
 
さらに、契約する金融機関によって金利などの条件が異なるため、さまざまなケースを比較して、自身にとって適切なローンは何か、よく考えることが重要です。
 

出典

株式会社Clamppy STEP債務整理 車購入の支払い(一括 or ローン)に関するアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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