更新日: 2023.01.04 その他ローン

金融機関のフリーローン利用は事前の計画が大事! 確認ポイントと注意点は?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

金融機関のフリーローン利用は事前の計画が大事! 確認ポイントと注意点は?
急病や冠婚葬祭など、急に資金が必要になった場合にローンの利用を検討する人もいるでしょう。ローンの利用先はテレビCMをしているような消費者金融から、身近な銀行まで多岐にわたります。
 
そのなかでも、今回は銀行など金融機関が提供しているフリーローンについて紹介します。もし借入を検討する場合には、本記事を参考に正しい知識をもって、計画的に利用しましょう。
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フリーローンとは?正しく知って利用しよう

フリーローンは、借入した資金の使い道が指定されておらず、幅広い用途での利用ができる商品です。ここからは、フリーローンの商品概要と注意点について紹介します。
 

フリーローンの商品概要

フリーローンは個人を対象とした融資商品で、銀行での申し込みと所定の審査を経て資金を借り入れる仕組みです。限度額の範囲内で何度も借入や返済を繰り返すカードローンとは違い、フリーローンの融資は一度のみです。
 
したがって、一度フリーローンを借り入れたら継続的な返済が必要です。新たな借入をしたい場合には、別契約としてフリーローンを利用するか、カードローンなど別の商品を検討することになります。
 
フリーローンでまとまった資金の借入をしたあとは、一定期間での返済が求められます。金融機関ごとに、フリーローンの返済期間は定められています。フリーローンの借入目的は原則として指定されませんが、金融機関によっては用途の申告が必要な場合もあります。
 

フリーローンの注意点

フリーローンは、一度の借入に対して返済期間が決められています。そのため、返済期間内には毎月しっかり返済できる額に設定する必要があります。借入額が大きいと、どうしても毎月の返済額も大きくなるため注意が必要です。
 
フリーローンには借入目的は指定されていませんが、事業用資金や投機や投資を目的とした資金の借入には利用できません。
 

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多重債務に注意、目的を明確にして返済計画もしっかり立てよう

国民生活センターが全国の消費相談に関してまとめた消費者生活年報(2021年)によると、毎年寄せられる相談の上位に「フリーローン・サラ金」がランクインしています。相談内容までは公表されていませんが、借入に関する相談として考えられるのは契約内容や返済に関するものと考えられます。
 
金融機関からの借入を考えるのは、一般的にやむを得ない理由があり、時間的な余裕もないことが多いと推察されます。そのようなときに、ローンの詳細や他社との比較をじっくり行う人は少ないかもしれません。しかし、特にフリーローンは一度借り入れたら、あとは長期的に返済をしていくことになるため、事前の計画についてはしっかり検討しましょう。
 

多重債務を防ぐために借入前に制度概要や返済計画について確認しよう

フリーローンは借入の用途が指定されていないため、使い方によっては借りすぎる状態になる恐れがあります。例えば他社での借入金返済の資金が足りないため、新たなフリーローン契約を行い、いわゆる自転車操業状態になるリスクもあります。このような状態を多重債務といいます。
 
多重債務で最も危険なのは、生活費が不足してローンを重ねることです。生活費が足りない次点でオーバーローン状態に陥っています。そのような場合には新たな借入をせずに、法テラスなど公的な法律相談へ早めに相談しましょう。場合によっては債務整理が必要となることもあるかもしれませんが、長期的な目線で考えると、なるべく早く多重債務状態から抜け出すことが一番の近道であるといえます。
 
多重債務にならないように、借入前には今一度生活環境やマネープランの整理を行いましょう。万が一多重債務状態に陥った場合は、国や自治体の債務に関する窓口への相談をおすすめします。
 

まとめ

フリーローンは使い道の指定がないため、便利なローン商品です。しかし、一方で使い道を謝ると返済に負担が生じることがあります。これを防ぐには、事前の計画性が重要です。
 
借入をする前に、必ず借入の必要性について熟慮し、万が一借り入れる場合でも必要最低限の金額のみにとどめましょう。安易な借入は多重債務を招くことにもなりかねません。日頃から緊急予備資金の備えをしておくなど、なるべく借り入れないで済むような環境作りも大事です。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会 多重債務とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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