更新日: 2023.04.07 その他ローン

「お金を借りられるアプリ」が増加中! 利用上の注意点は?

執筆者 : 馬場愛梨

「お金を借りられるアプリ」が増加中! 利用上の注意点は?
近年、スマホ1つでお金を借りられるアプリが増えているのをご存じでしょうか。便利で手軽に借りられる反面、あまりに気軽に借りられるため、思った以上に借入額がかさみ、返済に困ってしまう人もいます。
 
この記事では、お金を借りられるアプリとはどのようなもので、どんな点に気を付けるべきなのか解説します。
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

https://babaeri.com/

「お金を借りられるアプリ」とは?

従来、お金を借りる方法といえば、銀行融資やカードローンなどが主流でした。しかし近年は、スマホ1つでお金を借りられるサービスが続々と誕生しています。
 
「そんなの怪しい、怖い」と思うかもしれませんが、実は大手企業が提供しているアプリや、利用者数の多いメジャーなアプリでも、お金を借りられるサービスを搭載することが増えています。
 
普段使っているアプリで利用できるため、従来の借り入れ方法よりハードルが低いと感じる人も多いようです。特に、スマホやアプリの操作に慣れた若い世代での利用が広がっています。
 

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「お金を借りられるアプリ」の注意点

すぐに気軽に借りられるアプリも増えるなか、以下のような点に注意が必要です。
 

●金利が高い傾向がある

お金を借りるときに必ず確認しておきたいのが「金利」です。高ければ高いほど、借りたお金に上乗せして返済する分(利息)が増えやすく、返済が大変になります。
 
金利はサービスや利用者ごとに違いますが、気軽に借りられるアプリでも、最大金利が「年18.0%」などと設定されていることも。これは、消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどと同等の水準で、かなり高めと言わざるを得ません。
 

●未成年でも利用できるケースも

中には「お金を借りられる」ではなく「後払いや分割払いができる」とうたうアプリもあります。便利にみえますが、後払いも分割払いも借金の一種です。
 
こうしたアプリでは審査がなく、未成年でも利用できることがあります。お金の知識が少ない人や判断能力・認知機能が十分でない人でも簡単に使えるのは、危険な面もあります。自分だけでなく、家族が安易に利用しないよう、注意しておきたいところです。
 

お金を借りるときに意識したいこと

気軽にお金を借りてしまって後悔することがないよう、以下のような点を意識しておきましょう。

【借りる前】

・「借りる」以外の方法がないのか熟考する
・返せる見込みがないのに借りない
・いくらずつ、いつまで、どうやって返済するのか確認して、返済計画を立ててから借りる

「お金がないから」といって安易に借りるのはやめましょう。「少しだけ」と気軽に利用を重ね、依存や乱用状態になり、借金まみれになってしまう人もいます。
 
まずは不用品を売る、収入を増やすためのアルバイトや仕事に従事するなど、ほかの方法でまかなえないか考えることが大切です。返済のめどが立たない状態で利用すると、借りるときはよくても、返すときに必ず行き詰まります。

【借りた後】

・期日に遅れないように確実に返済する
・繰り上げ返済などを活用して、できるだけ早く完済する
・本当に困ったときは借入先や周囲に相談する

借りた後は、とにかく返済に専念しましょう。少しずつ返すほうが楽と思うかもしれませんが、借りている期間が長ければ長いほど、総返済額が増えてしまいます。少しでも早く、できるだけ多く返済に回しましょう。
 
返済期日に遅れると、遅延損害金の支払いなどのペナルティーが発生します。最終的に破産したり家を失ったりする人もいるので、少額だからといって油断してはいけません。どうしても返済が難しい場合は、借入先に相談しましょう。無料で借金の相談を受け付けてくれる公的機関などもあります。
 

まとめ

「お金を借りる」「後払いにする」といったことが、スマホ1つで簡単にできる時代になっています。しかし、安易に頼りすぎないよう気を付けたいものです。
 
返済の義務が発生すること、利息や手数料などがかさむこと、返せなくなったときのリスクなどを知った上で、どうしても必要なとき・必要な金額だけの利用にとどめるようにしましょう。
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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