更新日: 2024.03.29 その他ローン
「カーリースはやめとけ」といわれる理由は7つ! 後悔した体験談から回避方法まで解説
本記事では、「カーリースがやめとけ」といわれる理由に加えて、利用者の体験談についても紹介するので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
カーリースがやめとけといわれる理由7選
「カーリースはやめとけ」といわれる理由はさまざまですが、基本的にはカーローンなどの購入よりも制限が大きいためです。
詳しい内容について理解せずに利用すれば、後から思わぬ問題やトラブルにつながるかもしれません。このような事態を避けるためにも、やめておいたほうがいい理由については確認しておきましょう。
「カーリースはやめとけ」といわれる理由については、次の点が挙げられます。
・最終的な支払総額が割高になりやすい
・契約満了時に車が自分のものにならない
・中途解約が認められておらず場合によっては違約金が必要
・車を返却する際にお金が必要になるケースがある
・カスタマイズや改造が不可能
・走行上限距離が設定されている
・契約時には審査を受けなければならない
それぞれの理由について解説するので、これからカーリースを利用するか検討している方は参考にしてみてください。
カーリースがやめとけといわれる理由1.最終的な支払総額が割高になりやすい
カーリースでは税金や自賠責保険料などが毎月の支払料金に含まれているため、突発的な支払いが発生する可能性はほとんどありません。しかし、一括購入やカーローンなどと比較した際に、カーリースの方が最終的な支払総額が割高になりやすいともいえます。具体的にどれくらいの違いが出るかについては、それぞれのカーリース内容で異なるので注意してください。
毎月の支払いなどについてはカーローンよりも抑えられていても、これは残価設定がされていることが関係しているかもしれません。また、車検費用については無料で対応してもらえても、故障などによるパーツ交換などの料金は別に必要になることも考えられます。さまざまな観点から、本当に費用が抑えられるか確認することが大切です。
カーリースがやめとけといわれる理由2.契約満了時に車が自分のものにならない
毎月の支払い額がカーリースでは低く抑えられますが、カーリース会社が購入した車両を「借りている」形なので契約満了時に車が自分のものになりません。基本的には契約満了時にリースされている車両を返却して、新しい契約を結ぶか検討するのが流れです。
しかし、近年では契約満了時に車を買い取れたり、そもそも契約満了時には自分のものになる契約のものがあったりとサービスも多様化しています。カーリースで乗っている車が気に入っているなら、「買取り」なども視野に入れて考えることもおすすめです。他にもリースしている車は返却して、乗り換えなどに対応しているケースもあります。
カーリースがやめとけといわれる理由3.中途解約が認められておらず場合によっては違約金が必要
カーリースは原則として中途解約が認められていないため、一度契約した後は契約満了まで同じ車に乗り続けなければなりません。
理由としては、カーリースでは契約期間をすべて利用する前提で、月額などが決められているためです。契約期間については年単位で決められるサービスも挙げられ、ライフスタイルや家族構成などが変化する可能性が高い場合、短めに設定するなどの工夫が求められます。
仮に、中途解約をする際には違約金の支払いが発生するケースも考えられ、具体的な金額などについてはそれぞれの契約内容などで違うので注意してください。
カーリースがやめとけといわれる理由4.車を返却する際にお金が必要になるケースがある
車を返却する際には、各種費用が必要になるケースも考えられ、残価精算や原状回復費用がかかります。
カーリースでは一般的に残価設定されているため、そのまま車を買い取る際などには残価精算が必要です。近年では最終的に必要な金額などについて契約時に分かるので、買取りなどを視野に入れている場合、そのための資産形成をしておきましょう。
車を返却する際にキズなどが付いていると、借りた状態に戻す原状回復費用がかかるかもしれません。原状回復費用については必ず発生するわけではなく、明らかにキズやへこみなどがある場合です。
カーリースがやめとけといわれる理由5.カスタマイズや改造が原則禁止
カーリースはカーリース会社が購入した車を借りている形になるため、基本的にはカスタマイズや改造が不可能です。
どこからがカスタマイズや改造に該当するかはそれぞれですが、ドレスアップパーツなどを付ける際には相談するべきといえます。仮に自分の判断で各種カスタマイズなどをした場合、カーリース会社の判断で買取りや原状回復が必要になるかもしれません。
ただし、近年では最初からカーリース契約満了時に車がもらえる契約もあり、車がもらえる契約内容ならカスタマイズや改造が認められていることも多いです。あくまでも自己判断で進めるのではなく、相談してから判断してください。
カーリースがやめとけといわれる理由6.走行上限距離が設定されている
カーリースでは走行上限距離が設定されているため、好きなだけ車に乗っていいわけではありません。
具体的な距離についてはそれぞれのカーリース会社や契約内容で違いますが、多くの場合、1ヶ月当たり1000km以上に設定されています。そのため、使用方法が土日に出かける際や日常的な買い物の際の利用だけなら、走行上限距離を超える可能性は低いです。
仮に決められている走行上限距離を超えてしまった場合、最終的な返却時に車の価値が想定を下回るケースが増え、不足している価値分を現金などで負担しなければならない場合があります。
カーリースがやめとけといわれる理由7.契約時には審査を受けなければならない
カーリースを利用する際には各種審査が必要になるため、支払い能力や収入の安定性が不十分と判断されると契約が認められない場合が多いです。
就職や転職してからの日数が浅い、十分な年収を確保できていないなど審査に落ちる原因はさまざまですが、審査に通るかどうかについては実際に試してみないと分かりません。ただし、一般的にはカーローンなどと比較してカーリースは審査に通りやすいといわれています。
具体的な審査基準については公表されていませんが、カーリース会社ごとに異なる審査基準が設定されているのが一般的です。そのため、A社では審査に落ちたけど、B社では審査に通ったなどのケースは珍しくありません。
「やめとけば良かった」カーリース利用者の体験談
実際にカーリース利用者の中には利用して後悔したとの声もあります。体験談は、実体験を基にしているので信用度の高い情報といえます。どのような内容で後悔したかについても確認しておけば、自分がカーリースを利用する際のポイントになります。
「やめとけば良かった」と言っている、カーリース利用者の体験談について紹介しますので、気になる方は参考にしてみてください。
使い方次第 |
割高感は確かにあります。5、6年以上乗るのであれば、新車を購入した方がいいかも。
ただ私の場合、車が必要なのは単身赴任の3年間だけで、使い道も出勤用や日常的な買い物用がメインだったので、こちらのサービスにしました。わざわざ車を購入して、3年後に売らなければいけないという状況は面倒くさいと思ったわけです。カーシェアも考えたのですが、「他人が運転した車」というのに抵抗がありました。スケジュールを調整する必要もあるし。 そういう意味ではほぼ「自分の車」ですので、好きにできます。名前にもある通り、「賃貸」みたいなものと思えば間違いないです。 |
1ヶ月で事故に、、 |
交差点で相手が信号無視をして突っ込んできたので10:0でしたが、新車がいきなり事故車に・・・・ 全損に近い状態でしたが、全損だと解約となり残りの残額を一括で払わなくてはいけなくなります。 相手方の保険ではそこまで保証してくれず(現状の車両価格までしか払ってくれないので)どうやっても残額を払えないので泣く泣く修理をする事に。自分の車だったらそれと事故車の下取りでローンを支払い、新車を買うことが出来たのにカーリースの契約に泣かされました。これから保険も見直してリースカー特約をしっかりつけようと思います。 |
もろもろ高すぎる |
ダイハツのミライースを新車でリースしました・ 契約した当時は車の知識が全然なかったので大手なら大丈夫だろうと甘い考えで契約した・ 価格が198万円。大体ミライースの新車価格が最高で130万ぐらいなのでメンテナンス料金とか車検込みでもかなり上乗せされてる。 5年契約で月の支払いが2万6000円ぐらいリースするより買った方が絶対安い しかも支払い途中で契約を解除すると残金一括払いという契約。しかも車は自分のものにならない。ぼったくり。 |
車検無料は大ウソ‼︎ |
シルバーパックに加入しています。 今回リースを始めてから3年が経ったため初めての車検でした。 月々の支払い金額は高いけど車検の時は安心だな〜なんて思いながら車を出したところ、色々な消耗品の交換等で結局8万円近くかかりました! これでは普通の車検代と変わらないし、むしろ初めての車検で高くないか⁉︎と思いました。5年経ったらすぐに解約します‼︎ |
※みん評 おトクにマイカー 定額カルモくんの口コミ・評判、定額ニコノリパックの口コミ・評判、コスモMyカーリース(旧:コスモスマートビークル)の口コミ・評判、オリックスカーリース・オンラインの口コミ・評判、カーコンカーリースもろコミの口コミ・評判から引用
カーリースの体験談についてはこのような意見が寄せられていますが、カーリースの仕組み、事故に合った際の仕組み、車検時の交換費用についての仕組みなどの知識や仕組みを理解していないと不利益を生じるケースがあります。また、サービス内容についてはそれぞれのカーリース会社で異なるため、カーリースを利用する前にはしっかりと理解と比較してください。
「評判がいい」カーリース利用者の体験談
カーリースはやめとけともいわれていますが、評判がいい体験談についても多く寄せられています。利用するかどうかを判断する際には、悪い部分以外にも良い部分についても見ることが大切です。
いい評判について気になる方がいれば、次の意見を参考にしてみてください。
手軽に申し込めます |
申し込みから納車までオンライン完結というところに魅力を感じ利用することに決めました。
審査申し込みにかかった時間はわずか5分ほどで、審査結果の連絡も思っていたより早くて助かりました。利用できるメーカー・車種が充実していて、自分の好みのタイプの車も探しやすかったです。審査が厳しいという口コミもあったので少し不安でしたが、その印象は全くなかったです。 分からないことがあったので一度問い合わせフォームで相談しましたが、返答が早くてサポート面でも安心できました。知名度はまだ低いと思いますが、安心して利用できて良かったです! |
気に入った車が新車で乗れます |
子どもと私の5人家族です。昔から車が好きで、「宝くじでも当たったら。」といつも思ったり、新聞に車の広告がある度に1時間近く眺めては諦めてきました。
勿論新車には乗ったことは一度もありませんでした。中古でさえガソリン代を始め、税金、自賠責、任意保険、オイル交換、エレメント交換などなど。冬が近づくとスタットレスタイヤだって馬鹿になりません。新車には縁がない、特に気に入った車を選ぶ事なんてと諦めていました。そんな時、定額ニコノリパックを知りました。 すぐに店舗に相談に行き、何と私でも充分払え十分な額で車検を始めとする殆どの費用がかからないという説明を受けました。今では私たち一家は毎週末、夢の新車トヨタノアに乗ってドライブを楽しんでいます。 |
費用を抑えたカーライフ |
20代の頃に免許を取って以降、ずっと車に乗り続けているのですが、マンションの購入をしたことで車の維持費に加えてマンションのローンが加わり経済的にきつくなってしまいました。とはいえ、車は通勤や仕事の営業で必要でした。
車の購入で頭を悩ませる初期費用が掛からないかはもちろん、税金の費用も毎月の料金に含まれているので負担を大きく減らすことができました。 メンテナンスサービスも数種類から自由に選べたことで、一番安いユーザー車検で済ますことができています。何より新車で気持ち良く乗れることが大きいです。 |
※みん評 おトクにマイカー 定額カルモくんの口コミ・評判、定額ニコノリパックの口コミ・評判、コスモMyカーリース(旧:コスモスマートビークル)の口コミ・評判より引用
カーリースはこのようないい評判についても寄せられており、新車購入を諦めていた方にとってはメリットが大きいです。定額での支払いのため支払いの管理が楽になるであったり、WEBで手続きを進められる、さまざまな車に気軽に乗り換えられるなど場合によっては、通常の購入よりも恩恵があるケースは少なくありません。
後悔しないカーリース選びのポイント
カーリースを後悔しないためのカーリース選びのポイントについて抑えておけば、契約した後に経済面などで思わない負担などの発生を防げます。効果的にカーリースを利用するためにポイントを抑えておきましょう。
後悔しないカーリース選びのポイントとして、次の点が挙げられます。
・カーリースでかかる費用は総額で考える
・どのような車種などを選択できるか確認する
・サポートとオプション内容も把握する
・契約期間満了時の選択肢を理解しておく
このようなポイントを抑えておけば効果的にカーリースを利用できるため、それぞれのポイントについて解説するので参考にしてみてください。
カーリース選びのポイント1.カーリースでかかる費用は総額で考える
カーリースでかかる費用については総額で考えることが大切であり、基本的には毎月支払い金額が決められています。
しかし、カーリースでの月額については税金や自賠責保険料などが含まれているため、他の購入方法などと比較した際に割高になるケースは少なくありません。カーリース費用だけを確認すると安く感じていても、別途必要になる費用などが発生することも考えられます。
例えば、車検やメンテナンス費用などが月額に含まれていないから安い、少し値段は高いけれど車検やメンテナンス費用が含まれているなどさまざまです。それぞれのカーリース会社で設定などは細かく違うため、別途支払いが必要になります。広告で月々1万円~と記載があっても総額が大きくことなるケースもあるため、しっかり事前に確認し、自分にとって最適な選択をしましょう。
カーリース選びのポイント2.どのような車種などを選択できるか確認する
カーリースを利用する際は、どのような車種を選択するか、確認が大切であり、自分のライフスタイルや家族構成などに合っている車種が取り扱われているかが重要です。
具体的に取り扱っている車種やグレードなどについてはそれぞれで違うため、希望している車種やグレードがある場合、先にカーリース会社で公開されている情報を確認しておくとよいかもしれません。カーリース会社では公式サイトで車種や基本料金などが掲載されており、比較などがしやすい状況が整えられています。
例えば、子どもがいてファミリーカーで積載量などが多い車種を希望する方、趣味の車としてアウトドアなどで活用できる車種を希望する方などさまざまです。金額とのバランスなども考えながら、自分が納得できるものを選択してください。
カーリース選びのポイント3.サポートとオプション内容も把握する
カーリースではさまざまなサポートやオプションなども受けられますが、費用については最初から月額に含まれていたり、タイミングごとに別途費用が発生したりとさまざまです。
それぞれの内容についてはカーリース会社で定められているため、実際に契約する前に確認しておきましょう。車を利用していると、思わない問題やトラブルが発生する可能性も挙げられ、万が一の際に受けられるサポートなどは重要です。
サポートとオプション内容の例としては、24時間365日のロードサービスがついていたり、特定のガソリンスタンドでの給油代が安くなったりなど幅広いといえます。
カーリース選びのポイント4.契約期間満了時の選択肢を理解しておく
契約満了時にはカーリース契約ごとにさまざまな選択肢が用意されていて、基本的には「現在乗っている車を買い取る」「契約延長して同じ車に乗り続ける」「新しい車に乗り換える手続きをする」「車を返却する」の4つです。しかし、近年ではカーリース契約内容も細分化しており、内容次第では最終的に車をもらうことが前提のものもあります。このように契約満了時に車をもらえる場合は、他の選択肢として車を返却してキャッシュバックが受けられるなどさまざまです。
具体的な契約期間についていろいろなオプションが設定されているため、最終的な選択肢については理解しながら対応してください。
カーリースはやめとけといわれていても、利用するメリット
カーリースはやめとけといわれていても、利用するメリットはいくつも存在しています。体験談などを確認してもカーリースを利用して後悔している方もいますが、利用してよかったと感じている方もいて、意見はさまざまです。カーリースを利用するか検討しているなら、悪い部分だけでなく良い部分についても理解しておくことが大切です。
カーリースはやめておけといわれていても、利用するメリットは次の点が挙げられます。
・初期費用などがかからないのに加えて月額が決まっている
・カーリースの申し込みなどがオンラインからできる
・契約満了時の各種手続きをカーリース会社に任せられる
・車などに詳しくなくても相談しながら決められる
これらのメリットがカーリースが選ばれている理由として代表的ですが、それぞれの内容について解説するので参考にしてみてください。
カーリースのメリット1.初期費用などがかからないのに加えて月額が決まっている
初期費用などがかからないので貯金などを崩したくないと考えている方、そもそも頭金などの用意をすることが負担と感じている方でも使いやすいです。どうしても一般的な車両購入では頭金などが求められるケースも多いため、車に乗りたいと考えていてもなかなか手が出ないケースは少なくありません。しかし、カーリースでは多くの人が利用しやすいように、初期費用が不要な会社が多いです。
月額には税金や自賠責保険料などが含まれているだけでなく、カーリース契約内容次第ではメンテナンス代なども含まれています。このように各種費用が含まれているので、納税や保険料支払いなどの突発的な支出が発生するリスクを抑えることが可能です。
カーリースのメリット2.カーリースなどの申し込みなどがオンラインからできる
カーリースの申し込みに関してはオンライン上からできるカーリース会社が多いため、自分が好きなタイミングで好きな場所から申し込めます。
直接店舗に行って担当者からの説明などを受けることが面倒だと感じている方でも、オンラインからならマイペースで各種確認を進められるのも大きなメリットです。実際に申し込みをする前に、見積もりも可能なので、自分の予算に合わせながら車種やグレードなども選べます。
オンラインからの申し込みで分からない点や、気になる点については質問できるように、それぞれでコールセンターが用意されているケースが多いです。
注意点としては、オンラインで申し込みをしても、途中からは担当者とのやりとりが必要な場合が多い点です。
カーリースのメリット3.契約満了時の各種手続きをカーリース会社に任せられる
カーリースは契約期間が定められているため、契約満了時には用意された選択肢から今後の方向性を決めなければなりません。ただし、基本的にはどの選択肢を選んだとしても、カーリース会社が各種手続きについてはサポートしてくれます。どうしても自分で対応するためには公的機関などへの書類提出なども必要になるため、手続きなどを、カーリース会社に任せられると効率的に進めることが可能です。
具体的な手続き内容についてはそれぞれの会社で違いますが、仮に車を買い取る際には所有者の書き換えなどもしなければなりません。このような手続きは仕事やプライベートで平日が忙しい方は対応が難しいので、委任状などで面倒な手続きをカーリース会社に任せることができます。
カーリースのメリット4.車などに詳しくなくても相談しながら決められる
「車に興味がない方」や「詳しくない方」は、どの車種やグレードを選べばいいか分からないのは当然といえ、詳しい内容について知らないまま選んでしまうと、ライフスタイルや家族構成に合わない可能性も考えられます。
例えば、6人家族なのに4人乗りの車を選んでしまえば、全員で出かけることが難しくなるかもしれません。他にもカーナビやドライブレコーダーなどの車載装備も重要といえ、性能や費用面などとのバランスも判断が必要です。
カーリース会社の担当者は数多くの車を見てきている専門家なので、専門的な知識やノウハウを活かしたアドバイスをしてくれます。分からない点や気になる点については相談して、自分自身が納得できるもの、そしてライフスタイルや家族構成に合っているものを選ぶことが大切です。
カーリースをおすすめできる人の特徴
カーリースをおすすめできる人の特徴について把握しておけば、自分自身が向いているかどうかの判断につながります。一般的なカーローンなどと比較した際に、異なるさまざまなメリットがあります。しかし、どのような方法が自分に合っているかは、一人ひとりが違うため、具体的な特徴については把握が大切です。
カーリースがおすすめできる人の特徴として、次の項目が挙げられます。
・新車に費用を抑えながら乗りたい
・毎月の出費などを安定させて管理を楽にしたい
・ライフスタイルや家族構成が変わる可能性が高い
・車について詳しいことが分からないのでサポートして欲しい
・個人事業主や法人で経費扱いができる
このようなポイントについて理解しておくことが大切であり、自分がカーリースに向いているか気になる方は参考にしてみてください。
カーリースをおすすめできる人の特徴1.新車に費用を抑えながら乗りたい
カーリースの大きな特徴として頭金などの各種費用がかからない点が挙げられ、短期的に考えると費用負担を抑えながら新車に乗ることができます。
具体的にどれくらいの費用になるかについては、自分が選んだ車種やグレード・各種プラン内容で違う点は把握しておきましょう。一見するとかなり費用が抑えられているように見えても、各種サポートや保障などが不十分な可能性も考えられます。
しかし、それでも一般的な方法と比較すると新車に乗るための費用を抑えながら、幅広いメーカーから自分に合っているものを選択することができます。最終的に自分に合っていないと感じた際には返却して新しい車に乗り換えたり、気に入っている場合は、買取をして乗り続けたりと選択肢も充実しているでしょう。
カーリースをおすすめできる人の特徴2.毎月の出費などを安定させて管理を楽にしたい
カーリースでは基本的には毎月の出費などが安定しているため、家計管理などが楽になります。
注意点としては、月額のなかに、どのような内容が含まれているかであり、車検やメンテナンスなどが含まれているかは確認が大切です。仮にメンテナンスが含まれていないと、事故やトラブルで車両にキズがついた際、自費での修理などが必要になるかもしれません。
細かい保障内容やプランについてはカーリース会社に相談しながら進めて、毎月の出費の中に含まれている内容についても調整できます。他のカーローンなどと比較すると突発的に費用が発生するリスクは低いため、さまざまな費用も月額の中に含まれる点を気にしないなら、安定感は魅力です。
カーリースをおすすめできる人の特徴3.ライフスタイルや家族構成が変わる可能性が高い
車は車種ごとにターゲット層や特徴が異なるので、ライフスタイルや家族構成に合わせた選択をしなければなりません。
例えば、自分が乗る趣味の車としてアウトドア向けのものを選んでいても、結婚して子どもができるとファミリーカーなどへの乗り換えを検討する方は多いです。マイカーとして持っている場合、乗り換えには、時間や手間などがかかりますが、カーリースにしておくと乗り換えの際にもカーリース会社に面倒な手続きを任せることができます。
カーリースプランは、さまざまな契約期間が設定されており、短いものなら1年や2年程度で乗り換えられることが可能です。後からいろいろと選択できる柔軟性も魅力として挙げられ、それぞれのカーリース会社で独自のオプションなどと組み合わせながら考えてください。
カーリースをおすすめできる人の特徴4.車について詳しいことがわからな分かでサポートして欲しい
カーリースでは幅広いメーカーや車種から自由に選択できますが、実際にそれぞれがどのような特徴を持っているかについて分からない場合は少なくありません。
各カーリース会社には専門的な知識やノウハウを持っているスタッフが在籍しているケースが多いため、自分のライフスタイルや家族構成に合わせたおすすめの車種などについても相談できます。他にも各種プラン内容などについても正確に把握しておけば、自分が納得できるものを選ぶ際に効果的です。
分からない内容などをそのままにして契約すると、後から思わぬ問題やトラブルにつながるので注意してください。車に詳しくない場合、どれに乗っても同じように見えるかもしれませんが、オプションなども含めると選択肢はかなり多いといえます。
カーリースをおすすめできる人の特徴5.個人事業主や法人で経費扱いができる
カーリースを利用している際の月額などについては個人事業主や法人では経費扱いできるため、事業をおこなっている方もカーリースはおすすめです。また、事業の場合はどのような成長をするかが分からないので、状態に合わせながら車種を変更できるカーリースは適しています。
注意点としては、すべてのケースにおいて経費扱いできるわけではないため、税理士などに確認しながら進めるとよいでしょう。あまりにも事業実態に合っていない車種などを選択すると、場合によっては経費として認められない可能性があります。
カーリースに向いていない人の特徴
カーリースに向いている人がいる一方で、カーリースに向いていない人も一定数います。具体的な内容について確認して、自分が向いていないと思った方はカーローンなど、別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
カーリースに向いていない人の特徴として、次の点が挙げられます。
・車をカスタマイズや改造をして楽しみたい
・ドライブが趣味で走行距離がかなり多い
・カーリース期間中に解約する可能性が高い
・手元資金に余裕があって新車購入なども問題ない
このような特徴に当てはまる方はカーリースに向いておらず、場合によってはディーラーなどで直接購入したほうがメリットは大きいかもしれません。カーリースが向いていない人の特徴についても解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
カーリースに向いていない人の特徴1.車をカスタマイズや改造をして楽しみたい
車を「カスタマイズ」や「改造」をして楽しみたいと考えている場合、カーリースは向いていません。
リース契約期間中はあくまでもリース会社が保有している車を借りている形なので、カスタマイズや改造は認められないことが多いです。契約内容次第では最終的に車を買い取るケースもありますが、自分の判断で行動を起こすことはリスクが高いといえます。
カスタマイズや改造をして楽しみたいと考えている場合、カーローンや一括購入などの方が合っている可能性が高いかもしれません。そもそもカーリースを利用する方は各種費用を抑えたいと考えている方が多いので、カスタマイズや改造をする費用はかけたい人は、カーリースの基本的な方向性と少しずれているかもしれません。
カーリースに向いていない人の特徴2.ドライブが趣味で走行距離がかなり多い
カーリースはそれぞれで走行上限距離が定められているため、ドライブが趣味で「走行距離がかなり多い方」は上限を越えてしまう可能性があります。
具体的な距離についてはカーリースプランで違うので、走行上限距離と自分が毎月走る距離のバランスを考えなければなりません。走行上限距離が越えてしまうと、最終的に返却するタイミングなどで追加料金が発生します。
設定されている走行上限距離は日常使いをしている分には越えないといえる距離ですが、ドライブなどで日常的に長距離に乗る習慣がある方は越える可能性も十分にあるでしょう。ただし、そもそも最終的に買い取るつもりであれば、大きな影響がないとも考えられます。
カーリースに向いていない人の特徴3.カーリース期間中に解約する可能性が高い
カーリースはそれぞれで契約期間が決められているため、中途解約をすると違約金支払いなどのデメリットが発生する点は把握しておきましょう。また、何度も中途解約を繰り返していると次回以降の契約が難しくなるなども考えられるので、基本的にはカーリース期間中に中途解約することは避けるべきです。
これから子どもが生まれる可能性がある方や、転勤の可能性がある方はカーリースはやめておいた方がいいかもしれません。
具体的な契約期間については一人ひとりが利用しているカーリース会社やカーリースプランで違いますが、長期契約にすると月額が抑えられるなどの効果も期待できます。ただし、中途解約による違約金なども頭に入れて、契約期間について決めることが大切です。
カーリースに向いていない人の特徴4.手元資金に余裕があって新車購入なども問題ない
カーリースは基本的に初期費用などを抑えながら新車購入をしたいと考えている方に向けたサービスなので、手元資金に余裕があって新車購入なども問題ない方には合っていない可能性があります。カーリースを利用するためにはどうしてもいくつかの制限があるため、自分の思い通りにいろいろな使い方をしたい場合、カーローンなどで購入したほうがいいかもしれません。カーリースは初期費用だけを見ると負担は大きく抑えられますが、カーリース契約期間中にかかる金額を総合的に計算すると総額が高くなるケースは少なくありません。
ただし、手元資金に余裕があってもメンテナンスプランなども含めて考えると、ライフスタイルなどによってはカーリースの方が合っているケースもあるでしょう。
カーリースを利用する際の注意点
カーリースを利用する際の注意点としては、それぞれのカーリースプランについて、理解をすることです。カーリース会社では公式サイトなどでカーリースプラン内容などを公開しているため、どのような内容になっているかは自分で調べる必要があります。例えば、カーリース期間中に事故を起こした際の保障、契約途中での中途解約した際の違約金なども重要です。
利用する際は、複数のカーリース会社が提供しているプランを比較することも大切といえます。カーリース会社では差別化を図るためにそれぞれ異なった特徴やサービスが用意されているため、確認と比較を繰り返しながら自分に合っているものを選択してください。カーリースは短期的に利用するケースもありますが、基本的には中長期での利用になる点も頭に入れておきましょう。
カーリースがやめとけといわれる理由まとめ
カーリースはさまざまな要因から利用はおすすめしないといわれている場合もありますが、利用するメリットも多く持っています。そのため、実際に利用するかどうかを判断する際には、自分にとって利用するメリットとデメリットのどちらが大きいか比較することが大切です。利用する際にはそれぞれのカーリース会社の特徴などを調べて、自分に合っているものを選択してください。
後からカーリースを選択したことを後悔しないためにも、カーローンなど他の方法も視野に入れながら考えることがおすすめです。