53歳で貯蓄「2000万円」を達成! まだ住宅ローンが残ってるけど「繰り上げ返済」したほうが得? 老後資金として、あまり減らさないほうがいいの?“繰り上げ返済をしてもいい人”についても解説
配信日: 2024.06.29
本記事では繰り上げ返済の金額的メリット、繰り上げ返済した方が良い人、繰り上げ返済する時の注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
繰り上げ返済すると、どのくらいお得になるか?
金利1%の住宅ローン残債500万円を返済計画通り4年で返済する場合(毎月の返済額は約10万6000円)と、貯蓄2000万円から一括繰り上げ返済する場合を比較すると、繰り上げ返済した方が約10万円お得になります。
同じケースで金利1.5%の場合は約15万円、金利2%の場合は約20万円お得になります。繰り上げ返済した方が金額的にはお得ですが、せっかく貯めた2000万円から500万円も使ってしまって大丈夫なのか? などの不安を覚える人もいるかもしれません。
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どのような人が繰り上げ返済してもよいか
今回のケースで、60歳や65歳まで働こうと考えている人や、退職金が500万円以上あり子どもの教育費や自動車の購入などの大きな出費がない人は繰り上げ返済しても問題ないと考えます。
今後も安定した収入が見込める人や退職金が支給される場合は、繰り上げ返済が老後の貯蓄に与える影響はほとんどありません。また繰り上げ返済しても貯蓄は1500万円あるので、急な出費などにも十分対応できると考えます。
ただし、子どもの大学進学や自動車の購入などが控えている場合は急激に貯蓄が減る可能性があるので注意が必要です。
投資のほうが期待リターンは高いが、返済期間が短すぎるのでやめたほうが良い
2024年から新NISA制度が開始され、「住宅ローンの金利よりも投資リターンの方が大きいから、繰り上げ返済は止めた方が良い」という主張をネット上で見かけることがありますが、今回のように住宅ローン期間があと数年などの場合は、一括返済よりも投資を優先することは止めた方が良いと考えます。
繰り上げ返済だと金利分は確実に利益となりますが、投資は逆に損失となる可能性があるからです。
繰り上げ返済よりも投資を優先して良い場合は、住宅ローンの残存期間が20年以上で長期投資が可能な場合だけだと考えます。
まとめと繰り上げ返済の注意点
定年まで働く予定または定年後も働く予定の人は、繰り上げ返済した方が良いと考えます。金利分は確実にお得になりますし、2000万円から500万円を繰り上げ返済に充てても、1500万円は手元に残るので急な出費などにも対応できます。
住宅ローン完済は金額的メリットだけでなく、長期の返済が終わるという精神的メリットもありますし、返済に充てていたお金を自由に使えるようになり、生活の質も向上しやすいです。
ただ、繰り上げ返済時に数万円の事務手数料を取る金融機関もあるので、そのような場合は繰り上げ返済の金額的メリットが減りますので、繰り上げ返済してどのくらいお得になるかと同時に繰り上げ返済にかかる事務手数料も確認し、総合的な金額メリットを考慮して繰り上げ返済を判断することをお勧めします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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