更新日: 2024.07.18 住宅ローン
夏のボーナスが「80万円」と多めにでました。住宅ローンが残り「400万円」ですが、繰上げ返済すべきでしょうか? 52歳なので、早めに繰り上げて「老後資金」を貯めるべきか悩んでいます…
もしも住宅ローンが残り4年で400万円あり、老後資金はあまり貯められていない状況で、夏のボーナスが80万円と多めに出た場合、住宅ローンの繰上げ返済に充てるか、老後資金として貯蓄するか悩んでしまうかもしれません。
本記事では、住宅ローンを繰上げ返済して老後資金を貯めやすくするか、それとも計画通りにローンを返済したほうが良いのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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80万円の繰上げ返済で総返済額は1.6万円しか減らない
住宅ローン残債400万円(金利1%)を従来の計画通り4年で返済する場合、毎月の返済額は8万5000円です。
80万円を繰上げ返済すると毎月の返済額は6万8000円となり、毎月のローン負担額は1万7000円減少しますが、実際の総返済額は繰上げ返済しても約1万6000円しか減らず、繰上げ返済の金銭的メリットは小さいと考えられます。
繰上げ返済すれば毎月のローン負担が減り、毎月の家計が楽になり、老後資金も貯めやすくなるメリットがあります。一方で計画通りの返済であれば、老後資金を一気に80万円増やすことができます。
繰上げ返済の金銭的メリットが小さい場合はどのように考えれば良いのでしょうか?
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住宅ローンの繰上げ返済を優先すべき人はどんな人?
ボーナスなどの大きなお金が入ると無駄遣いしがちな人は繰上げ返済したほうが良いでしょう。いつもより多めのボーナスが出たなら、なおさらです。
また毎月の給料から一定金額を貯めることができている場合は繰上げ返済し、毎月のローン負担減額分を貯蓄に回すことができると思いますので、繰上げ返済しても良いと考えます。
しかし、これまで老後資金を貯められていなかったことを考えると、ローン減額分で新たな支出(浪費)が増え、繰上げ返済しても老後資金が貯まらない状況になる可能性もありますので、注意が必要です。
このようにこれまでの消費や貯蓄における行動も考慮した上で、繰上げ返済が有効な手段となりそうなら繰上げ返済を検討しましょう。
老後資金は貯蓄だけで考えない
50代でも教育費や住宅ローンが重荷となり、老後資金を貯蓄できない世帯は多いものです。そのような場合は老後資金を貯蓄だけでは考えずに、長く働くことも選択肢に加えておくほうが良いかもしれません。
長く働くことができれば、老後の資金不足への不安は緩和されるでしょう。50代の今からでも長く働くために新しい資格を取得したり、健康管理のために自己投資したりするのもボーナスの使い道として有効になると考えます。
まとめと繰り上げ返済の注意点
今回のケースでは繰上げ返済に金銭的メリットはほとんどありません。繰上げ返済時に数万円の事務手数料がかかる金融機関もあり、繰上げ返済したほうが金銭的負担が大きくなる場合もありますので注意が必要です。
繰上げ返済時の事務手数料などを確認すると同時に、自分の消費・貯蓄行動を考え、生涯現役に備えた自己投資も選択肢に加えながら住宅ローンの返済を優先するか、老後資金を優先するかを判断してみてはいかがでしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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