更新日: 2024.07.31 住宅ローン
住宅ローンを組む時に「がん団信」や「疾病団信」をすすめられました。生命保険からこちらに変更したほうがよいのでしょうか?
本記事では、がん団信や疾病団信とがん保険などの生命保険では、どちらがお得であるか解説します。がん団信・疾病団信への加入を検討している人は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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住宅ローンを組む際の団信とは
団信は「団体信用生命保険」のことで、住宅ローン返済に特化した保険です。住宅ローンの返済額に金利を上乗せすることで、保険料を支払います。
団信に加入していれば、住宅ローン契約者が死亡または高度障害となったときに、保険会社からローンを借りている金融機関へ保険金が支払われ、住宅ローンを完済できる仕組みです。団信に加入することで、契約者にもしものことがあったときに家族の生活を守る手助けとなります。
契約者の死亡または高度障害に対応した一般団信のみならず、がんや特定の疾病に罹患した際に保険金が支払われる「がん団信」「疾病団信」もあります。具体的な保障について、以下の項目で見ていきましょう。
がん団信
がん団信とは、がんと診断された場合に住宅ローン残高分の保険金が支払われる保険です。一般団信では、死亡または高度障害と診断されないかぎり団信は適用されません。しかしがん団信であれば、がんと診断された時点で保険金が支払われます。
なお、一般的に上皮内がん(大腸粘膜内がん、食道上皮内がん、非浸潤がん、子宮頸がん0期など)は保障の対象外となることが多いので、契約前に確認しておきましょう。
疾病団信
疾病団信では、特定の疾病に罹患した場合に住宅ローン残高分の保険金が支払われます。取り扱われる疾病は「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の3大疾病のほか、金融機関によっては以下の10種類の生活習慣病をカバーした、がんを含む11大疾病団信もあります。
●糖尿病
●高血圧性疾患
●腎疾患
●肝疾患
●慢性膵炎
●脳血管疾患
●心疾患
●大動脈瘤および解離
●上皮内新生物
●皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん
上記の病気が原因で、さらに所定の条件を満たした場合に保険金が支払われます。所定の条件には入院日数や手術の有無等などが設定されています。条件は住宅ローンを組む金融機関によって違うため、契約前に確認しましょう。
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団信と生命保険どちらがお得なのか
住宅ローンを組む場合、一般団信のみならずがん団信や疾病団信への加入をすすめられることもあるでしょう。しかし、生命保険とどちらがお得かは個人によって異なります。団信と生命保険は加入する目的が違うため、目的に沿った保険に加入することが大切です。
そこで本項では、団信と生命保険のそれぞれの特徴から、お得に感じる選び方を解説します。
保険料・保障内容
団信は住宅ローンに特化した保険であるため、がん保険などの生命保険に比べて保険料が安い傾向にあります。保険料が安いにもかかわらず、がんや特定の疾病に罹患した場合は、住宅ローン残高分の数千万円の保険金が支払われることもあるため、お得に感じられるでしょう。
しかし、団信の保険期間は「住宅ローン完済日まで」です。住宅ローン完済後にがんや特定の疾病になっても、保障は受けられません。
目的
団信と生命保険は、加入する目的が違います。団信の目的は住宅ローンを完済することであるため、病気になって入院・手術・通院をしても保険金給付はありません。
ただし、住宅ローン返済中に万一のときを考えると不安、教育費がかかるので家計負担を減らしたいなどといった、住宅ローン返済中に不安がある人に対してがん団信や疾病団信は向いているといってよいでしょう。
一方で生命保険は、幅広い保障を期待できます。がん保険の場合、がんと診断された時点で一時金を受け取れたり、入院・通院費が保障されたりします。また、自由診療である先進医療やウイッグなどの購入費なども保障されることもあります。
自分が求める保障がどちらかであるか、特徴を把握して加入することで結果的にお得に感じられるでしょう。
団信と生命保険は目的に応じて加入しよう
住宅ローンの契約時に、契約者の死亡または高度障害に対応した団信に加入しますが、一般団信のみならずがん団信や疾病団信に加入するほうがお得といえます。ただし、保険期間は「住宅ローン完済日まで」です。
一方、がん保険などの一般的な生命保険には、生命保険でしか受けられない保障があります。住宅ローン返済中は、目的に応じてがん団信・疾病団信、そして生命保険に加入することで安心を得られるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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