50代で住宅ローン残高「1200万円」…定年までに完済できる“現実的な方法”とは?

配信日: 2025.09.29
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50代で住宅ローン残高「1200万円」…定年までに完済できる“現実的な方法”とは?
住宅の購入に住宅ローンを利用する人は少なくないでしょう。定年退職を目前に控えた状況でも、それなりの返済額が残っている人もいるかもしれません。
 
本記事では、住宅ローンの返済について解説します。
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住宅ローンの返済方法

住宅ローンとは、居住用の住宅の購入や改築をするために金融機関などからお金を借りることを指します。住宅の購入には多くのお金がかかることが一般的です。そのため、住宅ローンを組んで月々返済していくケースは少なくないでしょう。
 
住宅ローンは返済時に一定の利息が発生します。また、借入期間に応じて利息の総支払額が大きくなります。返済期間を短く設定することで利息の総支払額は少なくなりますが、月々の支払額は大きくなるでしょう。
 
ここからは、住宅ローンの返済方法について解説します。
 

繰上げ返済をする

住宅ローンは繰上げて返済することが可能です。元金の全部、もしくは一部を元々の計画から前倒しして返済するものです。繰上げ返済によって元金が減れば、元々の返済計画よりも利息の支払額を抑えられます。
 
住宅ローンの繰上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。期間短縮型は、毎月の返済額を変えずに返済期間を短縮するものです。定年退職前の完済のように、なるべく早くローンを完済したいと考える人に向いています。
 
一方、返済額軽減型は返済期間に変わりはありませんが、毎月の返済額が減る方法です。繰上げ返済で一時的な支出は発生するものの、毎月の支出を抑えることで家計負担を軽減する効果があります。
 

条件変更をする

住宅ローンの条件を変更することで、月々の返済額を変えられます。返済額を下げれば返済期間は長くなるものの、毎月の支出を抑えられるでしょう。一方、返済額を上げれば毎月の支出は増えますが、返済期間を短くすることが可能です。
 

低金利のローンに借り換える

住宅ローンは、元々借り入れていたものから別の住宅ローンへの借り換えが可能です。新たに住宅ローンを組み、以前の住宅ローンを一括返済する方法です。以前の住宅ローンよりも金利が低いローンへ借り換えることで、毎月の返済額や利息の総支払額を軽減できます。ただし、新たな住宅ローンを借り入れるときには、審査や諸費用がかかることが一般的です。
 
住宅ローンの借り換えには費用がかかるため、必ず利用するべき方法とはいえません。基本的にはローン残高が1000万円以上で残りの返済期間が10年以上、借換時に金利が1%以上変わる場合に借り換えるメリットがあるといわれています。
 

退職金での返済はよく考えるべき

定年退職によって退職金を得られる場合、その退職金を住宅ローンの返済に充てようと考える人は少なくないでしょう。退職金は人によって異なりますが、まとまった額を受け取れることもあります。退職金を使って繰上げ返済をすれば利息の総支払額が軽減されたり、毎月の返済額を抑えられたりなどのメリットがあります。
 
ただし、繰上げ返済で一括返済すると、退職金がほとんど残らないこともあるでしょう。手元に残るお金が減れば、老後生活に影響が出る可能性があります。定年退職後の生活にそれほど余裕がなく、退職金に頼らざるを得ない状況であるなら、退職金を使った繰上げ返済は控えるほうがいいかもしれません。
 
住宅ローンの返済だけでなく、老後の生活も視野に入れて検討しましょう。
 

返済期間を早めるなら繰上げ返済

住宅の購入や改築などを目的に利用される住宅ローンは、借入金額と利息を月々支払うことで返済します。
 
住宅ローンを返済する場合、繰上げ返済をすることが可能です。元金の全部もしくは一部を繰上げて返済することで、利息を含めた総支払額の軽減や返済期間の短縮などのメリットがあります。繰上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。
 
期間短縮型は毎月の返済額はそのままに、返済期間を短縮するものです。定年前の完済など、なるべく早くローンを返済したい人に向いているといえます。一方、返済額軽減型は返済期間はそのままに、毎月の返済額が軽減されるものです。繰上げ返済による一時的な支出はありますが、毎月の出費は抑えられます。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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