住宅ローンの仮審査(事前審査)は本審査とどう違うの?

配信日: 2020.04.06 更新日: 2020.08.24

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住宅ローンの仮審査(事前審査)は本審査とどう違うの?
住宅ローンを組む際の審査には仮審査と本審査があります。住宅ローンは、まず事前に仮審査を受ける必要がありますが、仮審査で「これなら本審査に通るだろう」と判断された人のみが本審査を受けることができるというのが一般的です。
 
では、仮審査と本審査、2度も審査があることにどんな意味があるのでしょうか?
 
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

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仮審査と本審査の違い

住宅ローンを組む際の仮審査と本審査の一番の違いはチェックされる範囲です。仮審査では主にローンを組む人、つまり金融機関から住宅を購入するための資金の融資を受ける人が「返済できるかどうか」が審査されます。
 
それに対して、本審査では融資を受ける人の健康状態や連帯保証、購入する物件の担保的価値などを含めて総合的に審査されます。

住宅ローンの申し込みから融資実行までの流れ

住宅ローンの申し込みから融資の実行までの一般的な流れは次の通りです。
 
(1)申し込み
(2)仮審査(事前審査)
(3)本審査
(4)契約締結
(5)融資実行

 
このように、申し込みから融資の実行まで5つのステップがあり、このプロセスにかかる時間は金融機関によって異なりますが、2週間から1ヶ月程度とされます。

仮審査(事前審査)でチェックされるポイント

住宅ローンの仮審査で重要なのは、先に述べた通り返済能力です。年収に対するローンの負担率や、過去の信用情報に問題はないかなど簡単にチェックされます。住宅ローンだけの負担率は問題なくとも、ほかにローンを組んでいると仮審査に通らないこともあります。

仮審査(事前審査)に通らない人はこんな人

以下のような人は住宅ローンの仮審査に通らない可能性が高いといえます。
 
・過去にクレジットカードなどで滞納歴のある人
・頭金が十分に用意できていない
・ほかにもローンや借り入れがある
・年収に対して借入金額が高い

 
これらに該当する場合は要注意です。ただし、仮審査の基準や内容は金融機関によって異なるうえ一般的に公開されていないため、上記に該当するからといって必ずしも仮審査に通らないというわけではありません。

申し込む前に確認しておきたいポイント

住宅ローンの仮審査に申し込む前に確認しておきたいポイントは次の通りです。
 
・ほかのローンや借り入れを含め無理のない借入額になっているか
・頭金は十分用意できているか
・提出書類は不備なく用意できているか
・担当者の方と十分に打ち合わせができていたか

仮審査(事前審査)に必要な書類

住宅ローンの仮審査に必要な書類は主に次の通りです。
 
・審査の申込書
・収入を確認できる書類(源泉徴収票など)
・勤続年数を証明できる書類(健康保険証など)
・本人確認書類(運転免許証など)

 
上記のほか、金融機関や雇用形態などによって必要な書類が増えることもあります。住宅ローンの仮審査にあたっては、必要な書類について不備がないよう念入りに確認しておくようにしてください。また、本審査に必要な書類についても、金融機関に確認しましょう。

Q&A

ここでは住宅ローンの仮審査についてよくある質問にお答えします。

新規と借り換えでは審査基準は同じですか?

A まったく同じだとは言い切れません。新規と借り換えでは担保となる住宅の価格が変化していたり、借り換え前のローンの状況など異なる事情が存在していたりするためです。また、金融機関が変われば審査基準も変わることがほとんどです。
 

審査に通りやすい金融機関を教えてください

A 住宅ローンの審査の通りやすい金融機関は基本的にありません。頭金を用意しておいたり、提出する書類を不備なくしっかりと整えたりすることが審査通過への近道です。

まとめ

住宅ローンには仮審査と本審査があり、その両方に通らないかぎり住宅ローンの融資を受けることはできません。詳しくはFPや金融機関に相談するとよいでしょう。
 
執筆者:柘植輝
行政書士


 

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