最終更新日:2019.04.16 公開日:2018.12.02
老後

お金のない老後生活は地獄!? そうならないように、今からつけるべき習慣とは

筆者がふだん、相談業務のときによく聞かれるのが、「老後資金っていくら必要ですか? 」ということです。一般的には3000万円ぐらい必要と言われていますが、個人差がかなりあります。
 
お金のない老後にならないために、今からつけておきたい習慣があります。老後の生活なんて想像つかないという方も、一緒に考えてみましょう。
 

今からつけるべき3つの習慣

(1)明確な目標を持つ習慣

「やらなくてはいけないのに先送りしてしまう」という経験は皆さんありますよね?

原因は皆さんの心や脳の働きにあります。やらないといけない、とただ思っているだけでは、なかなか行動に移すのは難しいです。
まずは、明確な目標を持つことが大切です。そして、目標を持つだけではなく、意識せずとも目標達成に向けて動けるようになれば、あなたが考えていることが現実化しているはずです

朝起きて家を出るまでのことは、無意識に行われています。顔を洗う、歯を磨く…いちいち意識して行動せずとも当たり前に行っています。この無意識の状態で、老後の自分のためになることができるようになるといいのです。

具体的には、iDeCoやつみたてNISAのような制度を使って、簡単に引き出せないようにし、毎月確実に貯蓄を行っていきます。

毎月この金額で必ずやりくりしなければならなくなると、明確な目標として意識しはじめます。それを続けることでやがて無意識でできる習慣に変わるはずです。

(2)感覚を磨く習慣

皆さんもふだん大事にしている価値観があると思います。

例えば、衝動買いは無駄遣いのもとだという価値観がある方は、計画的にお金を使う習慣が自然と身についています。

価値観を確立するために重要な役割を果たしているのが、五感です。そのうち、主にどの感覚を使って情報を認知しているかを知り、磨いていく習慣を持つことが非常に大切なのです。情報認知のタイプは主に次の3通りに分類されています。

1番目は、視覚という主に目から入ってくる映像や文字を中心として情報を認知するタイプ、2番目は主に聴覚から入ってくる情報を認知するタイプ、そして最後に触覚などの身体感覚という、主に手などから感じる感覚で情報を認知するタイプです。

まずは、以上の3つのタイプの中でご自身がどのタイプなのかを認識してください。そしてさまざまな情報に触れ、その情報が本当に正しいのかどうかを常に考えることで、情報の嘘を見抜けるような感覚を磨く習慣をつけてください。

人生においてこれからも多くの決断を迫られますが、磨かれた感覚さえあれば、正しい判断ができるようになると思います。

(3)自分の頭で考え抜いてから判断・行動する習慣

人間は「勘定」ではなく「感情」で判断してしまうことが多いものです。我々が投資行動の中で、どのような選択や行動をするのか研究したものを、「行動ファイナンス」と言います。

具体例でご説明しましょう。Aさんは株式投資経験も豊富な、ベテランの投資家です。

株式などのリスク商品へ投資するときは、タイミングが非常に大事です。しかし、Aさんは株式を買ったあとに株価が下がり、さらには株式を売ったあとに株価が上がることがよくあります。つまり、高値で買い、安値で売ることが多く、いつも後悔ばかりしています。

これはAさんだけの問題ではなく、多くの方に共通することです。なぜなら、人は損することを異常に嫌う生き物だからです。

投資を行っているときに利益が出ている場面では、早く利益を確保したいという「感情」が強く出てしまいます。逆に、損失が出ている場面では、この損失を一刻も早く取り返したいという「感情」が出てきてしまい、一発勝負のような賭けに出てしまいます。

「感情」に左右されずに合理的な行動を取ることは想像以上に難しいことです。判断に困ったときに、自分の頭で考え抜いてから判断・行動する「習慣」を身につけられるように、意識して毎日をお過ごしください。その努力の先には明るい未来が待っているでしょう。

Text:船津 正明(ふなつまさあき)
CFP  1級ファイナンシャル・プランニング技能士
証券外務員1種   日商簿記2級  生命保険・損害保険募集人資格
所属団体
日本FP協会 兵庫支部 幹事
こうべ企業の窓口 会員
認定NPO法人 はんしん高齢者くらしの相談室 正会員
 
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船津正明

執筆者:船津正明(ふなつまさあき)

CFP1級ファイナンシャル・プランニング技能士
証券外務員1種 日商簿記2級 生命保険・損害保険募集人資格
所属団体 日本FP協会 兵庫支部 幹事
こうべ企業の窓口 会員
認定NPO法人 はんしん高齢者くらしの相談室 正会員

2014年11月に中立の立場でお客様の思いを大事にする船津正明FP事務所を開設しました。 2015年より中小企業経営者をサポートする相談窓口「こうべ企業の窓口」の会員として、また認定NPO法人「はんしん高齢者くらしの相談室」の正会員として地元の高齢者をサポートする地域貢献活動も行っております。その結果、専門外のご相談にも対応出来る態勢が整いました。

https://funatsufp.com/



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