シニア夫婦2人暮らしの食費は月いくらが目安? 年金生活でのやりくりポイントは?

配信日: 2025.10.09 更新日: 2025.10.21
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シニア夫婦2人暮らしの食費は月いくらが目安? 年金生活でのやりくりポイントは?
年金暮らしに入ると、現役時代のようにお金を使うわけにはいきません。特に、毎日の生活に欠かせない「食費」は、家計全体の中でも大きな割合を占める項目です。
 
では、シニア夫婦2人で暮らす場合、食費の目安はいくらくらいが妥当なのでしょうか? 本記事では、平均額や節約のコツを紹介しながら、無理のない食費管理のポイントを解説します。
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シニア夫婦2人暮らしの食費の平均額

総務省の家計調査報告(家計収支編)によると、60歳以上の無職世帯(夫婦2人)の食費は月平均7万6352円。ただし、この数値は家庭によって食費は大きく差があり、次のように傾向が分かれます。


・自炊中心で外食を控える家庭… 5万円前後
・時々外食やお惣菜を利用する家庭… 6万〜7万円程度
・外食・中食が多い家庭… 8万円以上

健康面を考えて栄養バランスの取れた食事を心がけつつ、無理なく楽しむ範囲での支出を意識することが大切です。
 

年金生活では「食費の固定化」がカギ

年金収入は毎月ほぼ一定なので、支出の中でコントロールしやすいのが食費です。とはいえ、「気づけば食費がかさんでいた」という声も少なくありません。ポイントは、「食費の上限を決めて使う」ことです。たとえば、


・月6万円を目安に設定し、1週間ごとに1万5000円を使う
・食材費と外食費を別に管理する
・現金封筒やプリペイドカードなどで管理する

といった方法をとると、支出の見える化がしやすくなります。
 

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節約しながらも健康的に暮らすコツ

高齢になるほど食事の質が健康に直結します。節約だけに目を向けず、「健康的で満足感のある食生活」を意識しましょう。以下のような工夫が効果的です。
 

1.まとめ買いと冷凍保存を上手に活用

近隣スーパーの特売日をチェックし、肉や魚は小分け冷凍で無駄を減らします。野菜もカットして冷凍すれば、調理時間の短縮にも。
 

2.外食よりも「おうちごはん+惣菜」で満足度アップ

外食を減らす代わりに、総菜やテイクアウトを上手に組み合わせましょう。完全自炊にこだわらず「7割自炊・3割外食」のバランスでも十分です。
 

3.栄養バランスを意識した簡単メニュー

たんぱく質(魚・卵・豆腐)を毎食に取り入れ、野菜と汁物をセットにするのが理想。1食500円前後を目安にすれば、月6万円以内でも十分健康的な食生活が送れます。
 

年金生活の家計全体から見た食費バランス

年金受給額の平均は、夫婦2人世帯で月20〜22万円程度。ここから住居費・光熱費・医療費などを引くと、食費に割けるのは6〜7万円が現実的な範囲です。家計のバランス目安としては以下のようになります。
 

項目 目安割合 月額目安(年金20万円の場合)
住居費 15% 3万円
食費 30% 6万円
光熱費 10% 2万円
医療・保険 10% 2万円
交際・娯楽 10% 2万円
雑費・その他 25% 5万円

※筆者作成
 
食費は生活の満足度を左右する項目です。削りすぎてストレスをためるよりも、「バランスの良い支出で健康を維持する」視点を持つことが大切です。
 

無理のない「食費6万円生活」が理想

シニア夫婦2人暮らしの食費は、月6万円をひとつの目安に設定すると現実的です。節約のポイントは「計画的に買う」「冷凍や下ごしらえを活用」「外食を絞って楽しむ」こと。
 
年金生活でも、工夫次第で「健康的で豊かな食生活」を続けられます。お金の不安を減らし、心と体の両方を満たす暮らしを目指しましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告(家計収支編)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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