娘の仕事が忙しく、孫を頻繁に預かっています。無償で続けるのが当たり前でしょうか?お礼やお金の話をするのはおかしいですか?
本記事では、孫の預かりをめぐる祖父母と子世帯の関係性や、気持ちよく協力を続けるための考え方について解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
祖父母による孫の預かりは珍しいことではない
共働き世帯が増えた現代では、祖父母が孫の面倒を見ることは決して珍しいことではありません。保育園の送迎や急な体調不良時の対応など、家族のサポートとして祖父母の存在が大きな役割を果たしている家庭も多くあります。
特に保育園の待機児童問題や長時間労働などの事情がある場合、祖父母の協力が欠かせないケースもあるでしょう。
ただし、祖父母によるサポートはあくまで「家族間の助け合い」であり、必ずしも義務ではありません。祖父母にも生活や体力の問題があり、負担が大きいと感じる場合もあります。
頻繁に預かる状況が続くと、時間的・体力的な負担だけでなく、食費や交通費などの実費が増えることも考えられます。そのため、「祖父母だから当然」と決めつけるのではなく、双方が無理のない範囲で協力することが大切です。
無償で預かるのが当たり前というわけではない
孫を預かることは愛情から生まれる行動である一方、必ずしも無償で行うのが当たり前とは限りません。
株式会社小学館が、子育て中の女性125人、孫がいる男女154人に実施したアンケートによると、約3割の祖父母が「孫育てを頼られすぎている」と感じているという結果もあります。
頻繁に預かる場合は、食事代やおやつ代、外出時の費用など、思っている以上に出費が増えることがあります。特に長時間の預かりや宿泊を伴う場合には、祖父母側の負担が大きくなることもあるでしょう。
そのため、子世帯が感謝の気持ちとしてお礼を渡したり、実費を負担したりすることは決して珍しいことではありません。例えば、食費を渡す、プレゼントを贈る、外食をごちそうするなど、家庭によってさまざまな形があります。大切なのは金額の多さではなく、互いに「助けてもらっている」「支えてもらっている」という気持ちを持つことです。
お礼やお金の話をすることは失礼ではない
家族間でお金の話をすることに抵抗を感じる人は多いですが、負担が大きくなっている場合には率直に相談することも大切です。無理をして預かり続けると、体力的な疲れだけでなく、気持ちの面でもストレスがたまり、親子関係に影響する可能性があります。
話をする際は、「お金を払ってほしい」と直接的に伝えるよりも、「最近は預かる日が多くて食費が増えてきた」「体力的に少し大変になってきた」といった形で状況を共有するのがおすすめです。
そうすることで、娘側も祖父母の負担を理解しやすくなります。結果として、食費を渡す、預かる頻度を調整するなど、双方が納得できる形を見つけやすくなるでしょう。
気持ちよく孫を預かるために大切なポイント
孫の預かりを長く続けるためには、祖父母と子世帯の間でルールや認識を共有することが重要です。例えば、預かる頻度や時間帯をあらかじめ決めておくと、祖父母側の負担を調整しやすくなります。また、食費やおやつ代などの実費についても、事前に話し合っておくと後々のトラブルを防ぐことにつながります。
さらに、祖父母が無理をしないことも大切です。体調や予定によっては断ることも決して悪いことではありません。子世帯にとっても、祖父母が元気でいてくれることが何よりの支えになります。お互いの状況を理解しながら協力することで、家族全体にとってより良い関係を築けるでしょう。
家族だからこそ負担や感謝を言葉にすることが大切
孫を預かることは家族の助け合いの一つですが、祖父母が無償で続けるのが当然というわけではありません。頻繁な預かりは時間や体力、費用の負担も伴うため、無理を感じる場合は素直に状況を伝えることも大切です。
お礼や実費の負担について話し合うことは決しておかしいことではなく、むしろ長く良い関係を保つための大切なコミュニケーションといえるでしょう。家族だからこそ感謝や負担を共有し、互いに気持ちよく支え合える関係を築くことが大切です。
出典
株式会社小学館 「孫育てを頼られすぎている」と感じる祖父母が約3割…「子育てを実家に頼りすぎ」の線引きは?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
