60代の父のスマホ代が「月9800円」…格安スマホにすれば安いのにと思います。高齢者はどれくらい払っているのでしょうか?
本記事では、統計データを基に、高齢者の通信費の実態を整理します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
高齢者のスマホ・携帯料金の平均
まず、高齢者の通信費の平均を確認します。総務省統計局「家計消費状況調査(2025年)」によると、60歳以上の単身世帯におけるスマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料は月平均4674円となっています。
さらに、端末の購入費用にあたるスマートフォン・携帯電話の本体価格は月平均647円です。両方を合わせると、通信費と端末代を含めたスマートフォン関連支出は月5321円程度となります。
もちろん、これは平均値であり、利用している通信会社や契約プラン、通話量などによって実際の支出は大きく変わります。しかし、統計上は高齢単身世帯のスマートフォン関連支出は月5000円前後がひとつの目安と考えられます。
「月9800円」は平均より高い水準
今回のケースのように、スマートフォン料金が月9800円の場合、統計上の平均と比較するとどうなるのでしょうか。
前述の平均支出は5321円であるため、9800円との差は約4500円となります。単純比較では、平均のおよそ1.8倍の水準といえます。
もっとも、スマートフォン料金は契約内容によって大きく変わります。例えば、大容量データプランを契約している場合や、通話定額オプション、各種サービスを追加している場合は料金が高くなることがあります。また、家族割引や長期契約などの条件によっても支払額は変動します。
そのため、統計上の平均より高いからといって、必ずしも不適切な契約とは限りません。どのようなサービス内容を利用しているのかを確認することが重要になります。
格安スマホに乗り換えると安くなるのか
スマートフォン料金を見直す方法のひとつとして、格安スマホ(格安SIM)への乗り換えが挙げられます。一般的に格安スマホは通信料金が比較的低く設定されており、データ利用量が少ない場合は月2000~3000円程度のプランもあります。
ただし、高齢者の場合は料金だけでなく、使い勝手やサポート体制も重要な要素になります。店頭でのサポートを重視する人や、長年使い慣れた通信会社を継続したいと考える人も少なくありません。
また、通話を多く利用する場合は通話定額オプションが必要になることもあり、結果として料金差が小さくなるケースもあります。このため、単純に格安スマホにすれば必ず安くなるとは限らず、利用状況に応じたプラン選びが重要といえます。
まとめ
総務省統計局の「家計消費状況調査(2025年)」によると、60歳以上の単身世帯におけるスマートフォン・携帯電話関連の支出は、通信料と端末代を合わせて月平均5300円程度とされています。これと比較すると、月9800円のスマートフォン料金は平均より高い水準といえます。
ただし、通信費は契約プランや利用状況によって大きく変わります。通話量が多い場合やオプションサービスを利用している場合は、平均より高くなることもあります。料金を見直す場合には、現在の契約内容や利用状況を確認したうえで、必要なサービスと費用のバランスを検討することが大切です。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 家計消費状況調査/支出関連項目 詳細結果表 2025年 表番号3-2 特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出 世帯主の年齢階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー