定年後は「趣味を楽しみながらゆっくり暮らしたい」と思っていましたが、現実には毎月の生活費に追われています。老後の生活レベルを落とさずに暮らすためには、何を見直し、どこまで支出を削るべきでしょうか…?

配信日: 2026.04.02
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定年後は「趣味を楽しみながらゆっくり暮らしたい」と思っていましたが、現実には毎月の生活費に追われています。老後の生活レベルを落とさずに暮らすためには、何を見直し、どこまで支出を削るべきでしょうか…?
定年後は趣味や旅行を楽しみながら、ゆったり暮らしたい。そう思って老後の生活に入ったものの、実際に年金生活が始まると「毎月の生活費で精いっぱい」という声は少なくありません。
 
そこで、この記事では、生活レベルを大きく下げずに家計を立て直し、趣味を楽しみながら老後の生活を送るために必要な見直しポイントを解説します。
柘植輝

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

まずは毎月の収支の具体的な把握から!

老後の家計改善で最初に行うべきなのは、以下3点の把握です。
 

1. 年金を含む毎月の実収入
2. 生活費含む毎月の実支出
3. 上記から算出される毎月の不足額または余剰額

 
例えば、年金収入が月20万円だとします。生活費は月24万円と仮定しましょう。この場合、毎月4万円の赤字が発生していることになるという具合です。
 
収支を計算すると考えると、難しく感じるかもしれませんが、まずは単純に、入ってきている額と出ていっている額を把握して、いくら不足しているのかを計算するところから始めてみましょう。
 
毎月の不足額が分からないまま節約を始めても、具体的な金額で考えることができないため、必要以上に生活レベルを落とそうとしてしまい、節約がうまくいかない原因となります。
 

削るのは固定費から!

節約するのであれば、基本は固定費から削っていくべきです。なぜなら、固定費は一度削ってしまえばその後も効果が続きますし、それが当たり前になると、徐々に慣れてストレスも感じにくくなってくるからです。
 
また、固定費は家賃やスマホ代、保険料と一つひとつの金額が比較的大きく、かつ、安価な代替手段が近年増えているものが多くあり、節約にあたり削りやすい一面もあります。
 
特に長年加入し続けている保険がある場合、現状必要な保障に見合わない高額な保険料が生じている場合もあります。
 
そして、一通り固定費を削って、それでもなお削る必要があれば、食費など変動費を削っていきます。
 
そうすることで、変動費を削る労力を減らし、日々の努力や工夫を少ない負担に抑えつつ、節約を実現することができるのです。
 

収入を増やすことも要検討

節約によって支出を減らすことも重要ですが、それと同じくらい、生活を安定させるという意味では、収入を増やすことも大切です。
 
例えば、節約によって1万円を減らすことは簡単ではありません。特に食費やレジャーなど減らしやすい部分を減らそうとすれば、目に見えて生活レベルを落とすことになります。
 
しかし、収入を増やす方向に考えれば、あえて節約をしないことで、生活のレベルを落とさずに、かつ、現在の生活を維持することができる可能性があります。
 
老後に収入を増やす方法としておすすめなのが、就労する方法です。シルバー人材や再就職など、現在では60代や70代でも収入を得やすい社会環境となっています。
 
仮に、時給1000円で1日3時間、それを週4日という形で就労すれば、月に4万8000円もの収入を得ることができるようになります。
 
就労には、収入を得るだけでなく、気分転換や社会とのつながり、さらにはやりがいの実感といった側面もあり、生活の安定にもつながると考えられます。考え方次第で就労による収入は節約と同じくらい、老後において大切なものとなります。
 

まとめ

定年後に家計が厳しくなった場合でも、慌ててやみくもに節約する必要はありません。
 
下記の順番で考え、対応していくことで、生活レベルを維持しながら豊かな老後を過ごすことができるでしょう。
 

1. 毎月の不足額を把握
2. 固定費を中心に節約
3. 必要なら無理のない就労で補完

 
老後の生活で毎月の生活費のやりくりに追われるようになると、目の前のことが見えず慌ててしまいがちです。まずは落ち着いて収支の把握から始めてみてください。
 
執筆者 : 柘植輝
行政書士

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