定年後は“マンションの管理人”になりたい夫。「月収20万円程度になる」と言うのですが、本当ですか?
マンションの管理人は、名前の通りマンションの設備管理や住民のトラブル対応など、マンションに関するさまざまな業務を行う仕事です。
今回は、マンションの管理人の収入や仕事内容、住民からトラブルの相談を受けたときのポイントなどについてご紹介します。
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マンションの管理人の収入はいくらくらい?
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、マンションの管理人も該当する「居住施設・ビル等管理人」の決まって支給する現金給与額は平均27万300円、年間賞与その他特別給与額は平均45万7100円でした。
また、70歳以上だと決まって支給する現金給与額は平均19万6600円、賞与その他特別給与額は9万600円となっています。
厚生労働省によると、決まって支給する現金給与額とは「労働契約、労働協約あるいは事業所の就業規則などによってあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって6月分として支給された現金給与額」です。つまり、月の収入の目安になります。
決まって支給する現金給与額を毎月受け取っていると仮定した場合、年収の目安は「決まって支給する現金給与額×12ヶ月+賞与その他特別給与額」となります。厚生労働省のデータを基にすると、マンションの管理人の年収は全体で370万700円、70歳以降に限ると244万9800円が目安となるでしょう。
実際の収入はほかの条件などによって変動するため、平均より高くなることも低くなることもあります。
マンションの管理人の仕事内容
厚生労働省が提供する職業情報提供サイト「job tag」によると、マンションの管理人の基本的な仕事内容の例は、次の通りです。
・受付業務
・点検業務
・立ち会い業務
・報告連絡業務
まず受付業務では、訪問者・居住者の対応、電話応対といった基本的な受付業務全般を行います。点検業務では、エレベーターや廊下・階段の照明など共用部分に問題がないかをチェックし、状況によっては交換作業も必要です。
立ち会い業務では、マンションの修繕やゴミ収集など、外部の業者が作業を行う際に立ち会います。また、災害や事故が発生した際の対応にも立ち会うことがあり、これらも業務のひとつです。
報告連絡業務は、先述した業務で発生した届出、点検結果、立会結果、災害や事故、住民間のトラブルなどについて、必要に応じて報告・連絡する業務です。
なお、マンションによっては清掃業務も加わる場合があります。
マンションの管理人の70歳以上の平均収入は月に約20万円
厚生労働省の資料によると、居住施設やビルなどの管理人の平均収入は、全体で月27万300円、70歳以上だと平均で月19万6600円でした。そのため、定年後でも月20万円ほどの収入を得られる可能性があります。
ただし、実際の収入は条件や勤務状況などに応じて変動する可能性があるため、管理人として働く際は勤務先によく確認しておきましょう。
マンションの管理人の仕事は、マンションの設備管理だけでなく住民のトラブル対応や災害、事故時の報告などさまざまです。定年後にマンションの管理人として働く際は、自分の体力や健康面と相談をし、無理のないセカンドキャリアを検討することが重要といえるでしょう。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号5 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
厚生労働省 賃金構造基本統計調査で使用されている主な用語の説明
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag (日本版O-NET) マンション管理員
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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