最終更新日: 2020.02.26 公開日: 2020.02.27
年金

国民年金保険料をお得に納める方法は存在するの?

執筆者 : 竹内誠一

2020年(令和2年)を迎えて、早くも立春が過ぎました。節分・バレンタインが終わると、街はホワイトデー等のイベントごとで彩り豊かに盛り上がりますが、それが落ち着くとその後は一気に年度末、そして新年度ムードへと移ります。
 
新年度になると、心機一転新たな目標を胸に意気揚々な気持ちと同時に、気持ちが重たくなるようなときもあります。そう、保険やさまざまな会費・利用料などの納付書・請求書が、郵送やメールでたくさん送られてきます。
 
国民年金保険料も本来この時期に納付書が届くものの一つですが、事前に手続きを行うことで、口座振替やクレジットカード払いに変更することができます。国民年金保険料の一番お得な納付方法が「口座振替」で、その「口座振替」と「クレジットカード納付」の1年前納、2年前納の手続き期限が2月末です。
 
一方、納付書で納付する場合の1年前納、2年前納の手続き期限は4月末です。
 
本稿では、まだ間に合う、2020年(令和2年)の口座振替の手続きをはじめ、現金・クレジットカードによるお得な納め方についてお伝えします。
 
 
竹内誠一

執筆者:

執筆者:竹内誠一(たけうち せいいち)

竹内FP社労士事務所 代表

社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(AFP)
国家資格キャリアコンサルタント、DCプランナー2級、企業年金管理士、スカラシップアドバイザー、生管理士
社会保険庁・日本年金機構において23年間、公務員・年金行政職に従事。退職後社労士・FP・キャリアコンサルタントとして、助成金を活用した中小企業の経営サポートや個人のキャリア形成支援・ライフプランをサポート。
http://www.stakeuchi.com/

詳細はこちら
竹内誠一

執筆者:

執筆者:竹内誠一(たけうち せいいち)

竹内FP社労士事務所 代表

社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(AFP)
国家資格キャリアコンサルタント、DCプランナー2級、企業年金管理士、スカラシップアドバイザー、生管理士
社会保険庁・日本年金機構において23年間、公務員・年金行政職に従事。退職後社労士・FP・キャリアコンサルタントとして、助成金を活用した中小企業の経営サポートや個人のキャリア形成支援・ライフプランをサポート。
http://www.stakeuchi.com/

詳細はこちら

現金支払いの場合は、4月に納付書が届きます

まず、国民年金保険料の納付の仕方について確認していきましょう。
 
一般的に国民年金保険料は納付書で納付します。毎年4月、第1号被保険者の元に、国民年金保険料の1年分の納付書(領収(納付受託)済通知書)が届きます。納付書はつづりとなっており、「1年前納」「6ヶ月前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)」「各月1ヶ月分ごと」の3種類です。
 
支払いができる場所は、金融機関の窓口やコンビニエンスストアです。ここで気をつけていただきたいのは、納付書には納付期限(または使用期限)があるということです。これは法令により「納付対象月の翌月末日(その日が休日の場合はその翌日)」と定められており、その期限から2年が経過した保険料は、納付することができなくなりますので注意してください。
 
納付書に、「納付期限」ではなく「使用期限」と記されている場合は、使用期限を過ぎるとその納付書を使用できなくなりますので、併せて確認するようにしましょう。
 


 

国民年金保険料の前納制度

令和2年度の保険料額は『1万6540円』です。この保険料額を一定の割引額で納める方法として「前納割引制度」というものがあります。詳しく見てみましょう。
 
※口座振替とクレジットカード納付は、2020年2月29日が申出手続期限です。2年前納を口座振替かクレジットカードで納付されたい方は、期限までに手続きをお取りください。
 
前納割引制度は3種類の支払い方法があります。「2年前納(4月~翌々年3月分)」「 1年前納(4月~翌年3月分)」「6ヶ月前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)」です。それぞれ割引額が異なりますので、以下で詳しく見てみましょう。

おすすめは「2年前納」

前述した3種類の支払い方法を、割引額で比較してみました。
 


 
ここからは、最も割引額の多い「2年前納」について解説します。「2年前納」とは、2年度分の保険料をまとめて納付する方法です。口座振替で「2年前納」で納付すると、毎月納付する場合と比べて、2年間で1万5840円割引になります。
 
(令和2年度保険料1万6540円×12ヶ月)+(令和3年度保険料1万6610円×12ヶ月)= 39万7800円
39万7800円 - 1万5840円 = 38万1960円
 
※実際に口座から引き落とされる金額は「国民年金保険料口座振替額通知書」にてご確認ください。
 
平成26年4月から始まった「2年前納」は、平成29年4月よりこれまでの口座振替に加え、現金・クレジットカードの納付が可能になりました。現金およびクレジットカードで「2年前納」で納付すると、毎月納付で納付する場合と比べて、2年間で1万4590円の割引です。
 
(令和2年度保険料1万6590円×12ヶ月)+(令和3年度保険料1万6610円×12ヶ月)= 39万7800円
39万7800円 - 1万4590円 = 38万3210円
 
※クレジットカードで立替納付される金額は、「国民年金保険料クレジット納付額通知書」にてご確認ください。
 

 

「2年前納」の手続き、どのようにするの?

前述で、4月の初めに納付書のつづりが送付されるとご説明しましたが、「2年前納」の納付書はこれに含まれていません。希望する場合は、年金事務所に送付の依頼をする必要があります。手続きの際に基礎年金番号が求められますので、番号を確認してから送付依頼をしてください。

前納をしたいが、口座振替ができなかった場合

「2年前納」や「1年前納」の口座振替の引落日は2020年4月30日です。4月30日時点で残高不足等により振替不能となった場合、その年度の「2年前納」や「1年前納」はできなくなります。このようなときは、納付する月から最大翌年度末(翌々年3月)までの前納をすることができます。
 
例えば、4月30日に口座振替ができなかった場合、5月から翌年3月までの11ヶ月分を前納できます。この11ヶ月分の納付書は、年金事務所に連絡すると送付してもらえます。送られてくる納付書の納付額は、前納することで適用となる割引額と同じになります。
 
国民年金保険料を納めるなら「2年前納」がお得であると説明してきましたが、2年分の保険料ともなればかなりまとまった金額です。大きなお金を使う予定があったり、ここ1年・2年の間に再就職をして厚生年金に加入する見込みがあったりする場合は、よくご検討ください。
 
執筆者:竹内誠一
竹内FP社労士事務所 代表

関連記事

「国民年金保険料を少しでも抑えたい」そんな人は前納と早割制度を活用しよう
国民年金をクレジットで支払う、メリット&デメリットとは?
国民年金保険料を早く収めると割引されるって本当!?



▲PAGETOP