更新日: 2019.06.14 その他年金

「自分は年金いくらもらえる?」将来の年金額を確認できる方法って?

執筆者 : 前田菜緒

「自分は年金いくらもらえる?」将来の年金額を確認できる方法って?
平成28年生命保険文化センターの「老後の意識調査」によると、老後の生活に「不安感あり」の割合は85%で、不安内容のトップは「公的年金だけでは不十分」でした。
 
では、老後の公的年金は一体いくらもらえるのでしょうか。その答えは、ねんきんネットに登録することで得られるでしょう。
 

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おすすめポイント

・自宅の売却後もそのまま住み続けられます
・売却金のお使いみちに制限がないので自由に使えます
・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
・ご年齢や収入に制限がないので、どなたでもお申し込みいただけます

前田菜緒

執筆者:前田菜緒(まえだ なお)

FPオフィス And Asset 代表、CFP、FP相談ねっと認定FP、夫婦問題診断士

保険代理店勤務を経て独立。高齢出産夫婦が2人目を産み、マイホームを購入しても子どもが健全な環境で育ち、人生が黒字になるようライフプラン設計を行っている。子どもが寝てからでも相談できるよう、夜も相談業務を行っている。著書に「書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方」(翔泳社)

https://www.andasset.net/

ねんきんネットに登録するメリット

メリットは、自分の年金記録をいつでも見ることができること、過去の納付状況をもとに受給額をシミュレーションできることです。年金の受給額をシミュレーションできるサイトはいくつもありますが、シミュレーションするにあたっては、過去の年金の納付記録が必要です。
 
国民年金第1号被保険者であった期間、第2号、第3号、それぞれの被保険者期間がどれだけあったか、また、免除期間はあったか、あったとすれば免除割合はどれだけか等、多くの情報が必要です。
 
それらを自分で調べることはとても大変です。しかし、ねんきんネットであれば、納付状況はひと目で分かりますし、過去の納付状況を考慮して将来の年金をシミュレーションしてくれます。
 
そのほか、もし、年金に未納期間があり納付可能であれば、納付できる金額や期間を確認することができます。さらに、未納の年金を納付した場合、どれだけ年金が増えるかもシミュレーションできます。
 

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おすすめポイント

・自宅の売却後もそのまま住み続けられます
・まとまった資金を短期間で手に入れられます
・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
・借り入れせずに資金を調達できます

ねんきんネット登録方法

ねんきんネットに登録する方法は3種類あります。いずれの方法も基礎年金番号やメールアドレスが必要です。
 

(1) ねんきん定期便のアクセスキーを使って登録する方法

ねんきん定期便には「お客様のアクセスキー」という17桁のコードが記載されています。このアクセスキーが有効であれば登録は簡単です。アクセスキーの有効期限は、ねんきん定期便到着後3ヵ月です。ねんきん定期便は誕生月に届きますから、到着後3ヵ月以内であれば、アクセスキーを使った登録ができます。
 
まず、ねんきんネットのトップページ「新規登録」より「ご利用登録(アクセスキーをお持ちの方)」をクリックします。アクセスキー、基礎年金番号、氏名、住所、パスワードなどを入力し申し込みをします。
 
すると、ユーザIDが記載された確認メールが届きます。そのIDと自分が設定したパスワードで、すぐにねんきんネットを利用することができます。
 

(2) ねんきんネットから登録する方法

手元にねんきん定期便がない方、ねんきん定期便のアクセスキーの有効期限が切れている方でもねんきんネットから利用登録ができます。
 
ねんきんネットのトップページ「新規登録」から「ご利用登録(アクセスキーをお持ちでない方)」をクリックします。基礎年金番号、氏名、住所、パスワードなどを入力し、申し込みをします。ねんきんネットにログインするにはユーザIDが必要になりますが、この申し込みにより、ユーザIDが郵送で届きます。到着するまで5営業日ほどかかります。
 

(3) マイナポータルから連携させる

マイナポータルとは、行政サービスを検索したり、オンラインで行政手続きができたりする政府が運営するオンラインサービスです。たとえば、自分の住所の郵便番号を入力し、調べたいカテゴリーをチェックすると、利用できる行政サービスや助成金などの情報が一覧で表示されます。
 
情報を見る程度であれば、登録などの手続きは不要で、誰でも利用することができます。ねんきんネットと連携させるには、マイナポータルにログインする必要があり、ログインすればねんきんネットのユーザID取得・未取得にかかわらずねんきんネットにもログインできます。
 
しかし、マイナポータルにログインするには、マイナンバーカードとICカードリーダ、あるいはマイナポータル対応のAndroid端末が必要です。現在では、誰でも気軽に利用できる環境ではないので、利用しやすいとは言い難く、現実的な登録方法は(1)か(2)でしょう。
 

ねんきんネットで年金受給額をシミュレーション

ねんきんネットにログインできれば、簡単に年金額をシミュレーションできます。
 
老後の生活設計を考える上で、年金額を知ることは必須です。年金額を知れば老後の資金対策を行えますから、まずは、ねんきんネットに登録することからはじめましょう。
 
執筆者:前田菜緒(まえだ なお)
CFP(R)認定者