年金の手続き、結婚したらどうすればいい?
配信日: 2020.11.22
今回は結婚後に忘れてしまいがちな年金の手続きについて解説します。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
結婚により氏名や住所が変わった場合の手続き
結婚により住所や氏名に変更が生じた場合、住所氏名の変更の手続きをする必要があります。ただし、マイナンバーと基礎年金番号が結び付いていれば、原則、住所氏名の変更に関する手続きは不要です。マイナンバーと基礎年金番号が結び付いているかどうかは「ねんきんネット」を閲覧するか、お近くの年金事務所へ問い合わせることで確認できます。
国民年金の第1号被保険者の場合
国民年金の第1号被保険者の場合、氏名や住所の変更手続きは住所地の市区町村役場にて変更届を提出する形で行います。その際には年金手帳が必要となります。
健康保険・厚生年金に加入している方
健康保険・厚生年金に加入している場合は事業主を通じて手続きすることになっています。詳細については勤務先となる事業主へ確認するようにしてください。
結婚によって配偶者の扶養となるとき
結婚によって配偶者の扶養となる場合は、配偶者の勤務先となる事業主を通じて年金手続きを行います。手続きに当たっては、事業主へ問い合わせるようにしてください。
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結婚後、年金の手続きを放置するとどうなる?
結婚により住所や氏名に変更があったり、配偶者の扶養となるにもかかわらず、手続きをしないまま放置していると、年金の加入履歴に空白が生じたり、将来年金を受けることができなくなる、年金に関する通知が届かなくなるなど、重大な影響を及ぼす恐れがあります。
年金の手続きについてはどこに相談するべき?
年金の手続きについて相談をしたい場合は、最寄りの年金事務所や日本年金機構へ問い合わせるとよいでしょう。
特に全国の年金事務所では、年金についての相談を広く受け付けています。住所や氏名に変更があった場合はもちろん、配偶者の扶養となる場合の手続きについても相談することができます。
その他にも、将来受け取れる年金の額や種類といった手続き面以外の相談も可能です。年金についての相談があれば、なるべく早い段階で日本年金機構や最寄りの年金事務所へ相談することをお勧めします。
結婚をしたら年金の手続きもお忘れなく
結婚によって必要となる手続きは多くありますが、その中でも特に年金の手続きについては後回しにされてしまうことが多いようです。
年金の手続きが遅れてしまうと、将来の年金受給に影響を及ぼしたり、年金に関する重要な通知を受け取れなくなるといった問題も起こり得ます。結婚で住所や氏名に変更が生じたり、配偶者の扶養となる場合は速やかに年金についても変更手続きを行いましょう。
不明な点や気になる点があれば、早めに年金事務所や日本年金機構、勤務先へ相談するようにしてください。
出典
日本年金機構 年金に加入している方が引越したときの手続き
執筆者:柘植輝
行政書士