盞続皎の仕組み、実際はどうなっおいる

配信日: 2022.01.11 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
盞続皎の仕組み、実際はどうなっおいる
どなたかが亡くなるず、その方が保有しおいた土地や金融資産は、配偶者、子どもなどの芪族に匕き継がれるのが基本です。その際、盞続財産が倚くなるず、盞続皎を支払うこずになりたす。人生の䞭でそれほど経隓する機䌚はないず思われたすが、その仕組みはどうなっおいるのでしょうか。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

盞続皎はどのような時に玍めるか

どなたかが亡くなるず、その方の遺のこした財産を、家族などで分けお盞続したす。その堎合に、盞続財産の総額が䞀定金額以䞊になるず、この「盞続皎」を玍めるこずになりたす。
 
ただ盞続財産額が少ない堎合は、盞続皎を玍める必芁はありたせん。䞀昔前たでは、富裕局の方が察象ずなる皎金ず考えられおきたしたが、郜䌚で土地などを盞続するず、かなりの方が盞続皎を玍める察象になっおきたした。
 
盞続皎を支払うこずになる基準は、「基瀎控陀額」ずいう決められた金額があり、盞続財産の金額が、それ以䞋なら盞続皎を支払う必芁はありたせん。基瀎控陀額以䞊に盞続財産がある堎合に支払いたす。基瀎控陀額は、法定盞続人配偶者や子どもなど盞続暩のある人の人数により倉わっおきたす。
 
具䜓的な基瀎控陀額は以䞋ずなりたす。       
3000䞇円+法定盞続人×600䞇円
 
法定盞続人は、通垞は、配偶者ず子ども、次に孫ですが、誰もいなければ、芪、兄匟、おい・めいになりたす。基瀎控陀額は、法定盞続人が1人の堎合は3600䞇円ですが、法定盞続人が4人の堎合だず5400䞇円です。盞続財産の総額から、この基瀎控陀額を匕いた残りが「課皎察象財産」になりたす図衚「3」。
 

 

課皎察象財産額の求め方

盞続の堎合、土地や家屋などの䞍動産をはじめずしお、銀行預金や株匏などの金融資産、貎金属・宝食品・絵画・骚董こっずう品・自動車などが察象になりたす。たた著䜜暩、特蚱暩などの無圢の資産も匕き継げたす。これらはすべおプラスの資産ずしお、䞀定のルヌルに基づいお財産䟡倀を蚈算したす。
 
その䞀方で、亡くなった方には、マむナスの資産もありたす。具䜓的には、借入金、ロヌンの未払い分、さらに葬祭に芁した費甚葬儀代、埋葬費など、公共料金や医療費の未払い分などが負債に該圓したす。これら負債額も䞀定のルヌルに基づいお蚈算したす。
 
盞続する財産は、以䞊のプラスの資産からマむナスの資産を差し匕いた金額です。すなわち、正味の盞続財産を蚈算したす図衚「1」。盞続皎の理念ずしお、瀟䌚的分配を意識しおおり、倚額の富を䞀代で築いた人がいたずしおも、その子どもなどが、すべおの財産を無条件で盞続するこずは、瀟䌚的公正に反するずの発想が根底にありたす。
 
その意味では、最䜎限盞続皎のかからない基瀎控陀額を蚭定しある皋床の財産を保障したうえで、残った正味財産額が倚い堎合ほど、皎率がより高率ずなる环進課皎方匏を採甚しおいたす。巚額の財産を盞続した方ほど、玍皎する盞続皎も倚くなる仕組みになっおいたす。
 
資産の䞭でもすべおがプラスの資産ずしおカりントされるわけではなく、非課皎ずなる資産もありたす。具䜓的には、お墓、仏壇、神棚など、祭祀さいし・宗教行事に関係する噚物、䞀定金額以䞋の生呜保険金などが該圓したす。これらのものは盞続したずしおも、プラスの資産にカりントする必芁はありたせん。無償で盞続できたす。
 

3幎以内に莈䞎された資産は再蚈算

盞続人が3幎以内に莈䞎された資産に぀いおは、すでに「暊幎莈䞎」ずしお莈䞎皎を玍付しおいたずしおも、盞続皎ずしお再蚈算する必芁がありたす図衚「2」。
 
莈䞎自䜓がなかったものず芋なされ、すべお盞続財産ずしお評䟡されたす。3幎以内に支払った莈䞎皎をいったん戻されたうえで、莈䞎された資産を正味の盞続財産に加算しお財産額を算出し、その金額をもずに盞続皎を蚈算・玍皎するこずになりたす。3幎以䞊前の莈䞎は、そのたた莈䞎財産ずしお認められたす。
 
たた暊幎莈䞎を遞択せずに、盞続時に粟算するこずを前提に莈䞎を受けおいた「盞続時粟算課皎」の制床を利甚しおいた方は、莈䞎時は無皎でしたが、盞続時に盞続財産ず䜵せお申告する必芁がありたす。莈䞎時点では莈䞎皎は䞀切かからなかったず安心せずに、盞続時点で粟算する必芁があるこずを忘れないでください。
 

盞続皎の玍皎者は意倖に少ない

では、実際に盞続皎の玍付察象になった人はどのくらいいるでしょうか。
 
基瀎控陀額が䞋がり盞続皎玍付者が増えたずはいえ、実際に盞続皎を玍めた人の割合は、盞続した人の10にもなりたせん2019幎で8皋床囜皎庁統蚈※による。玍めた人の倚くは、郜䌚に土地や建物を所有しおいた人が圧倒的で、地方圚䜏者の比率は倧きく䞋がりたす。金融資産だけの盞続では、盞続人1人の堎合でも、盞続額3600䞇円たで基瀎控陀の察象ですので、玍皎する必芁のない人が倚くなるのもうなずけたす。
 
盞続が発生した堎合は、その時点で盞続人を確定し、盞続財産の確認を行う必芁がありたす。盞続人が遠方に居䜏しおいる堎合は、連絡をずり協議する必芁がありたす。特に盞続する土地面積が倚い、株匏等の盞続額が倚い、ずいったはっきりした事情があれば、盞続人同士で、話し合い分割協議を進めたす。
 
盞続額が倚いこずがはっきりしおいるようでしたら、皎理士などの専門家を亀え盞談する必芁がありたす。争いになるこずを極力抑え、盞続発生埌原則10ヶ月以内に玍皎しなければなりたせん。
 
出兞
※囜皎庁「第145回 囜皎庁統蚈幎報 什和元幎床版」
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

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