賢く節税!フリーランスが経費にできるものとは?

配信日: 2023.02.27

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賢く節税!フリーランスが経費にできるものとは?
「フリーランスの経費は、どのようなものが該当する?」「賢く節税するために注意すべきポイントはある?」
 
フリーランスの方や独立を検討中の方のなかには、このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
 
特にフリーランスとして働き始めたばかりの方にとっては、どのようなものを経費として計上できるのかの選別が難しいかもしれません。
 
そこで本記事では、フリーランスが経費にできる主なものを5つ紹介します。さらに事業に関する出費を経費計上する際の注意点なども解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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フリーランスが経費を学んでおくべき理由

フリーランスであれば、どんな費用を「経費」として処理できるのか、理解しておく必要があります。
 
経費とは「事業に必要な備品」や「賃料」など、事業で使用したお金を指します。ただし、事業に使ったお金であれば何でも経費として計上できるわけではありません。用途や金額によっては、経費として計上できない出費もあるので注意しましょう。
 
フリーランスであれば、売り上げから経費を引いた金額が課税対象となる「所得」になります。経費を正しく計上し、適切な金額を納税するためにも、「経費」について学びましょう。
 

フリーランスが計上できる経費とは

ここからは、フリーランスが計上できる経費について見ていきましょう。
 
1.地代家賃
 
地代家賃とは、事業に関わる土地や建物の賃料のことです。フリーランスであれば、仕事をしている自宅やコワーキングスペースに支払う金額を地代家賃として計上できます。
 
ただし、自宅の場合は「家事按分」といって、事業にかかった比率分を、時間や面積をもとに計算して経費に計上します。そのため毎月の家賃全額を経費にすることはできません。
 
2.通信費
 
通信費も経費として計上できる費用の一つです。例えば仕事に必要なWi-Fiやスマホの利用料金などがこれに該当します。
 
また、取引先に請求書を郵送するときにかかる送料も「通信費」として計上できます。
 
3.旅費交通費
 
出張などが多い方は、旅費交通費が経費の大部分を占めるかもしれません。旅費と名前がついていますが、例えばセミナーの講師として呼ばれたり、クライアントと打ち合わせしたりする際にかかった交通費も旅費の一つです。
 
タクシー、飛行機、高速道路の利用料金なども、旅費交通費に該当します。
 
4.接待交際費
 
営業など人と関わることの多い仕事であれば、接待交際費も大きな費用の一つとなります。これは、仕事の話をするために飲食店などで使ったお金を指します。
 
ただし、経費となるのはあくまで仕事で支払ったお金だけです。税務調査などで指摘されやすい項目なので、仕事以外の飲み会などは絶対に経費計上しないように注意してください。
 
5.広告宣伝費
 
こちらも、営業などで人と関わる機会が多い方が把握しておくべき経費です。例えば「名刺の作成費用」や「事業の認知度を向上させるために参加したイベントの参加費」が該当します。
 
またWeb上で完結する仕事でも、ポートフォリオ作成時に契約したサーバー代などが広告宣伝費として計上できます。
 

経費計上の注意点

フリーランスが正しく経費を計上して節税するための注意点は2つあります。
 

領収書は7年間保存する

まず1つ目は「領収書は7年間保存する」ことです。これは後に税務調査の対象になったとき、何を経費として計上したかの証明になります。確定申告後も破棄せずに、いつでも取り出せるように整理して保管しておきましょう。
 

飲食時の経費は適切に処理する

2つ目は「飲食時の経費は適切に処理する」ことです。例えばライターがカフェで仕事をした場合は、コーヒー代を「場所代」という認識のもと経費として計上できます。しかし、カフェでの食事代は「場所代」というには無理があります。
 
経費として事業にかかったお金を計上する際は、なぜその出費が「経費」といえるのか説明できなければなりません。「なぜ事業に必要だといえるのか」という判断軸を持って、飲食時の経費計上を行いましょう。
 

フリーランスには経費の知識が必須!正しく経費を計上しよう

本記事では、フリーランスが経費として計上できるものや、正しく経費を計上して節税するための注意点について解説しました。
 
フリーランスになりたてのころは、どうしても事務処理を後回しにしてしまいがちです。確定申告前に慌てないためにも、経費について学ぶところから少しずつ準備を始めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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