え?「ふるさと納税」が改悪!? 知っておきたい「10月以降」に変わるお金のこと
配信日: 2023.10.13
本記事では、私たちの生活に直結する変更内容を選んで解説します。
執筆者:佐々木咲(ささき さき)
2級FP技能士
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ふるさと納税の値上げ
ふるさと納税のお得感が薄くなり、実質的に「値上げ」となります。制度運用が厳格化されるためです。
ふるさと納税で選択できる返礼品の金額は、寄付を募るのに使う経費を含めて、寄付金額の5割以下と定められています。例えば、寄付金1万円であれば、5割の5000円から経費を差し引いた金額以下が返戻金となるのです。ただ、これまではこの「経費」の取り扱いがあいまいであり、仲介サイトへの手数料などは含まれていませんでした。
2023年10月からは経費の基準が厳格化されることとなり、各種手数料も含むことになりました。つまり自治体が返礼品に使える金額が圧縮されます。多くの自治体で返礼品に対する寄付額の値上げ、あるいは返礼品のグレードダウン・取消しをせざるを得なくなるのではないでしょうか。
また、返礼品の「熟成肉」「精米」に関する基準も厳格化され、地場産のものを原材料とするもののみが返礼品となります。これまでは他の都道府県や海外の原材料を使った人気の返礼品もあったため、基準の厳格化による影響も少なくないと考えられます。
第3のビールの値上げ
酒税法改正により、第3のビールの税額が約10円上がります。ビール系飲料は一般的に、ビール、発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の3つに分類されており、第3のビールは財布に優しいお酒として人気なのですが、税率がビールに近付けられる形です。
ちなみに、2026年10月からはビール系飲料の税率は一本化される予定となっています。
【図表1】
財務省 酒税に関する資料
ゆうパックの値上げ
日本郵便株式会社は10月1日よりゆうパックの基本運賃を値上げしました。平均改定率は約10%となっており、関東と近畿の間における新運賃は図表2のとおりです。小さなサイズではそれほど大きな負担増となっていませんが、サイズが大きくなるほど値上げ幅が大きいようです。
【図表2】
日本郵便株式会社 ゆうパックの新運賃のお知らせ
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まとめ
2023年10月から値上げされた「第3のビール」と「ゆうパック」、実質的な値上げとなる自治体もある「ふるさと納税」を解説しました。年収は増えないのに、何から何まで値上げされているようで嫌気がさしますね。
ただ、国の制度は前もって公表されます。例えば、第3のビールについては次の値上がり時期が決まっているので、直前にまとめて買うなど、できる工夫をしていきましょう。
出典
自由民主党 [10月施行]ふるさと納税制度改正実施
財務省 酒税に関する資料
日本郵便株式会社 ゆうパックの新運賃のお知らせ
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士