更新日: 2023.12.27 その他税金
車を持っていますが、長いこと乗っていません。手放したくはないけど「税金」をどうにかする方法はありますか…?
自動車税は車の一時抹消登録手続きを行うことで支払い義務を取り消すことが可能です。例えば、海外出張や長期入院などで長い間車に乗らないことが確定している場合は、一時抹消登録を行うことで自動車税の節約ができます。登録を抹消しているため、手続き後は公道を走行できません。
ただし、中古車新規登録を行えば再び公道を走行できるため、もう一度乗る可能性がある方にはおすすめの手続きです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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長い間乗らない車は一時抹消登録がおすすめ
車を所有している方の中には、公共交通機関を利用しているためほとんど運転しない方もいらっしゃるでしょう。しかし、車は所有しているだけで維持費が発生します。その一つに自動車税があります。
自動車税は車の一時抹消登録手続きを行うことで支払い義務を取り消すことが可能です。例えば、海外出張や長期入院などで長い間車に乗らないことが確定している場合は、一時抹消登録を行うことで自動車税の節約ができます。登録を抹消しているため、手続き後は公道を走行できません。
ただし、中古車新規登録を行えば再び公道を走行できるため、もう一度乗る可能性がある方にはおすすめの手続きです。
一時抹消登録手続きの流れ
まずは運輸局に提出する必要書類を準備します。主な書類は以下のとおりです。
●一時抹消登録申請書(運輸局で入手可能)
●手数料納付書(運輸局で入手可能)
●所有者の印鑑証明書
●自動車検査証
●自動車登録番号票(ナンバープレート)
必要書類は地域によって異なるため、事前に確認しておくといいでしょう。
必要書類を準備したら管轄の運輸支局に持って行き、提出します。また、同時にナンバープレートの返却が必要です。地域によっては税金の還付を受けるために、税申告窓口に自動車税・自動車取得税申告書を提出する必要があります。
一時抹消登録手続きにかかる費用
一時抹消登録手続きに必要な手数料は350円です。運輸局に書類を提出する際に手数料納付書に350円分の印紙を貼り、その他の書類と一緒に提出します。車の解体を行わないため、解体費用はかかりません。
再び走行させる場合は中古車新規登録が必要
一時抹消登録手続きをした車を再び公道で走行させるためには、中古車新規登録が必要です。ここでは、中古車新規登録の手続きの流れや必要書類を紹介します。管轄の地域によって必要書類や手続きの流れが異なる場合がありますので、手続きを行う際は事前に管轄の運輸局への確認がおすすめです。
中古車新規登録手続きの流れ
中古車新規登録は、ナンバープレートのない中古車を登録して公道で走行できるようにする手続きです。主な必要書類は以下のとおりです。
●申請書(運輸局で入手可能)
●自動車検査票(運輸局で入手可能)
●手数料納付書(運輸局で入手可能)
●登録識別情報等通知書
●車庫証明書
●所有者の印鑑証明書
●点検整備記録簿
●自動車重量税納付書
●自賠責保険証明書
●実印
必要書類は地域によって異なるため、事前に確認しておくといいでしょう。
以前まで登録があって、一時抹消登録した車でも車検が必要な点に注意しましょう。一時抹消登録をした際に有効期限があったとしても車検は無効になります。そのため、再登録時には再度車検を受けなければいけません。
中古車新規登録手続きにかかる費用
中古車新規登録手続きに必要な手数料は700円です。地域によって窓口申請やOSS申請、検査手数料などにかかる手数料が変動する場合もあります。手続きを行う前に金額を確認しておくといいでしょう。
長期間乗らない車は一時抹消登録で税金を節約
車は所有しているだけで維持費が発生するので、長い間乗る機会がなければ一時抹消登録がおすすめです。登録を抹消することで自動車税の支払い義務がなくなります。そのため、海外出張や長期入院などで車に乗る機会がなくなる場合に利用しましょう。
一時抹消登録であれば車の解体をする必要がなく、もう一度乗る機会ができたときには中古車新規登録を行うことで再び公道で走行ができます。自動車税の支払いを取り消して節約するためには、乗らない車の抹消登録がおすすめです。
しかし、一時抹消登録をしてしまうと車検が切れてしまいます。再度中古車新規登録をした際に再度車検をする必要があるのでその金額についても考慮することが大事です。
出典
国土交通省 廃車の手続き|自動車検査登録総合ポータルサイト
国土交通省 新規登録(新車・中古車でナンバーのついていない車を登録する場合)|自動車検査登録総合ポータルサイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー