更新日: 2019.01.08 ふるさと納税
ふるさと納税の返礼品。故郷の両親のために使うこともできます
ふるさと納税が普及しました。自分の「ふるさと」にこだわらず、返礼品が目当てという人も多いのが実際です。自治体のお礼の品は、それぞれ工夫が凝らされています。モノからコトへの消費の変化と同様に、自治体の返礼品も変わってきています。これまでとは違った「ふるさと納税」の使い方をしているケースを紹介したいと思います。
Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
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個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
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お礼の品は多彩に
ふるさと納税は、各自治体がその返礼品を前面に押し出すことで盛況になりました。「さとふる」や「ふるさとチョイス」といった便利なサイトが出来て、手続きも簡単になったことも人気の一因です。これらのサイトでは、ふるさと納税の使い道から選ぶことも出来ます。寄付が身近になった貢献度は高いと思います。
知人のKさんは、早くからふるさと納税をしている一人です。これまでは、美味しいお肉やお酒といった食料品を目当てに寄付をしているようでした。○○市のお肉が美味しいから試してみて、と情報提供をしてくれていましたが、○○市に行ったことも特別な繋がりも無いようでした。
先日久しぶりに会ったら、ふるさと納税の話題になりました。Kさんの実家は山口県宇部市で、現在は東京都内に在住です。今回は宇部市にふるさと納税をします。理由は、返礼品に「空き地草刈りサービス」や「空き家お手入れサービス」があるからです。
空き家問題も視野に
Kさんのお父様は、昨年他界されました。一人になったお母様は、介護施設に入居されました。実家は空き家状態になってしまっています。暫くは頻繁に帰省されていましたが、交通費もかかります。
宇部市では、食料品や体験型の返礼品に加えて、空き家に関する諸々のサービスを受けられる「お礼の品」も用意されています。
5,000円以上の寄付で<空き家見回りサービス>
30,000円以上の寄付で<空き家草刈りサービス>
80,000円以上の寄付で<空き家お手入れサービス>
サービスはシルバー人材センターが受託しており、詳細については個別に相談が必要です。
実際にKさんが相談したところ、寄付金の半額程度のサービスが受けられるということでした。空き家の草刈りなどは、業者に依頼することも出来ますが、離れていると信頼できる業者を探すことも大変です。自治体やシルバー人材センターがこういう形で先導してくれれば、とても安心です。自治体としても、空き家が手入れされることによって防犯にもなります。
他にも、お墓の清掃は複数の自治体で「お礼の品」のリストに入っています。宮崎市では10,000円以上の寄付で「家事代行2回分」(1回2時間以内の軽作業)というのもあります。これは、故郷のご両親への家事代行サービスということです。気にしつつ、なかなか帰省できない子どもにとっては、ありがたい返礼品であり、ニーズも少なくないのではと想像します。
4月に、総務大臣から返礼品が行き過ぎているという指摘がありました。返礼品の見直しをする際に、こういったサービスの組み入れも検討して欲しいと思いました。望む人は多い筈です。
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