軽自動車を買いたいけど、父に「4月2日以降に買ったほうがいい」と言われた!「車は3月中が安い」とも言われてるけど、実際どっちがお得なの? メリット・デメリットもあわせて解説

配信日: 2025.04.17 更新日: 2025.07.02
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軽自動車を買いたいけど、父に「4月2日以降に買ったほうがいい」と言われた!「車は3月中が安い」とも言われてるけど、実際どっちがお得なの? メリット・デメリットもあわせて解説
軽自動車の購入を考えたとき、「3月は新車が安くなる」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。一方、4月1日時点の所有者に自動車税が課されるため、「4月2日以降に買ったほうが税金を払わずに済む」とも言われます。
 
では、実際にどちらのタイミングで購入するのがお得なのでしょうか?
 
本記事では、軽自動車を購入する時期が3月の場合と4月の場合を比較し、どちらが得かを解説します。
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普通車と軽自動車の自動車税の仕組み

自動車税は、4月1日時点で車を保有している人に納付義務が発生します。しかし、普通車と軽自動車において、月割りに関する考え方は同一ではありません。
 
具体的には、普通車には月割りの考えがありますが、軽自動車にはありません。
 
例えば、普通車を7月に新車登録した場合、翌月の8月から翌年3月までの8ヶ月分の自動車税を負担します。
 
軽自動車の場合、新車を購入して初めて4月1日を迎えると課税対象となります。つまり、4月2日に購入すれば、丸々1年間は税金がかかりません。
 

3月購入のメリット・デメリット

それでは、3月と4月のどちらに購入すればお得なのかを見ていきます。
 
3月に購入するメリットは、決算期で値引きが期待できる点です。3月は多くのディーラーにとって決算の締めくくりの月です。販売台数を伸ばしたいディーラーは、大幅な値引きやキャンペーンを実施することが多く、通常よりも安く車を購入できる可能性があります。
 
ただし、3月に新車を購入した場合、4月1日時点で所有者になるため、軽自動車の場合は1万800円の自動車税を負担しなければなりません。また、3月は新生活前の準備や決算期の値下げなどの背景から、多くの人が車を求めます。場合によっては人気の車種やカラーが品薄となったり、納車まで時間がかかったりすることもあるでしょう。
 

4月購入のメリット・デメリット

4月購入のメリットは、軽自動車の場合は自動車税が約1年間かからないことです。また、進学や転勤などで4月から生活が変わり、車が必要な場合、適切なタイミングでの購入となるでしょう。
 
一方、4月は3月の決算期が終わり、3月と比べると値引きが少ない傾向にあります。人気車種が3月に多く売れてしまい、在庫がなければ納車まで時間がかかることもあるかもしれません。
 

3月と4月どちらのほうが得?

それでは、3月と4月のどちらに新車を買うほうがお得なのでしょうか?
 
こちらについてはケースバイケースなので、一概にどちらが得とは言えません。ただし、軽自動車の場合、基本的には値引き額が1万800円を超えるかどうかが1つの判断基準となります。超えれば3月、超えなければ4月がお得となります。
 
例えば、3月の値引きが15万円だった場合、自動車税1万800円を払っても3月に購入するほうが4月よりお得です。一方、値引きが5000円なら、4月に購入して税金を回避したほうがお得になります。
 
つまり、3月の値引きがどれくらい大きいかを見極めた上で、決めるのがベストです。とはいえ、どうしても乗りたい車種や時期が決まっている場合、事前にディーラーに相談しておきましょう。
 

まとめ

3月は決算セールによる値引きが期待できる一方で、自動車税がかかるデメリットがあります。4月2日以降に購入すれば税金は約1年間は発生しませんが、値引きの幅が小さくなる可能性があるため、一概にどちらが得とは言い切れません。
 
購入のタイミングを決める際は、ディーラーの値引き額と自動車税の負担額を比較し、総合的にお得なほうを選ぶことが重要です。自分の状況や希望する車種の在庫状況を考慮しながら、最適なタイミングで購入しましょう。
 

出典

総務省 自動車税・軽自動車税
総務省 平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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